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朝 月曜日 京太郎「……何故だろうか、身体が軽いぞ」 カピー「パカパカ(早速、赤い糸を使ったのか」 京太郎「ああ。残してても仕方ないしな」 カピー「パカパカ(放置すればする程、反動がヤバイんだがまあいいか。それで今日はどうしたんだ?」 カピー「パカパカ(願い事か…何を願うんだ?」 京太郎「願い事な…それなら臨海女子のレギュラー達と知り合いになりないな」 カピー「パカパカ(……任侠女単体ではダメなのか?」 京太郎「任侠女が誰かは知らないけど俺は臨海女子のレギュラーと全力で麻雀が打ちたいな」 カピー「パカパカ(主がそう願っても主以外はそれを目的とはしていない…かわいそうにな。まあいい、その縁を結ぶとしよう。効果小と誤魔化したが運命を曲げれる私が関わった時点で効果は婚姻届を凌駕する」 京太郎「えっ、何言ってるの」 カピー「パカパカ(刺されるなよ、主。責任を取らされそうになるだろうがその時は頑張れ。何、拳銃くらい発射口と指の動きでよけれるだろ?」 京太郎「なんか嫌な予感が…」 カピー「パカパカ(さあ盛大に結ぼうか!」 昼 京太郎「何故だろうか……理不尽に事が動いてる気がする。そんな事より飯だな」 屋上 胡桃「また京太郎がいる」 京太郎「え?鹿倉さんもここでお昼ですか?」 胡桃「そうだよ。シロが教室に居なかったからそれを探すついでに」 京太郎「シロが昼休みに動いた…珍しい事もあるんですね」 胡桃「失礼だねって言いたいけど事実だからね…どこに行ったのかなシロ」 放課後 部室 強制イベント? トシ「突然だけど、今週の日曜日に他県の高校と練習試合をすることになったよ」 京太郎「それってどこなんですか?」 トシ「それは秘密さ…ただ、全国区の魔物レベルだとは言っておく」 豊音「有名人に会えるよー!」 シロ「ダルい…」 エイスリン【麻雀の絵】 塞「全国区の魔物…それって京太郎より強いんですか?」 シーン トシ「安心していい、京太郎に勝てるのはプロぐらいさ」 塞「それなら良かった」ホッ 京太郎「いや、きっと全国には俺より強いのがたくさん…」 胡桃「たくさん居たら困る!」 京太郎「うぅ…」 トシ「まあ、そう言う事だから覚えておいて」 一同「はい」 エイスリン「キョータロー!」 京太郎「どうした?」 エイスリン【握手してる絵】 京太郎「握手するのか」 エイスリン「Yes」 ギュ… 京太郎(これってあれだよな…シロと同じなんだよな……でもいいのか?) エイスリン「英(私の為に祈ってくれないの?」 京太郎「…知らないからな」 エイスリン「英(私は京太郎を信じてるから」 京太郎(エイスリンに力を…) ビクン… エイスリン「ーーー!」声に出せない快感が襲いかかり バタ… 京太郎「だ、大丈夫か?」 エイスリン「英(だ、大丈夫…ちょっとお花を積んでくる」 フラフラ… 京太郎「…一体何が起きてるんだ」 ーーーーーー エイスリン「英(お腹が温かい…大切にするね京太郎」お腹を大切に撫でる 白望「京太郎、おんぶ」 京太郎「はぁ…家に遅ればいいんですか?」 白望「どっちでもいい」 京太郎「家に送るぞ」 ギュ… 白望「…ダルくない」 ーーーーーーー 道中 白望「ねえ…京太郎」 京太郎「なんだ?」 白望「京太郎は今の私のままの方がいい?」 京太郎「えっ?」 白望「…ダルいから二回は言わない」 京太郎「…気がついたのか?」 白望「…泊まった日に気がついた」 京太郎「そうか…」 白望「……」 京太郎「俺は…」 京太郎「シロが選べばいい」 白望「このままで言いって言ってくれないんだね…」 京太郎「それ逃げだからな」 ギュウウウ… 白望「なら…あともう少しだけ」 京太郎「甘えん坊だな」 白望「京太郎だから…」 京太郎「そうか」 京太郎「透華さんを誘おうか」 ーーーーーー 透華「あら、もうすぐ会えますのに…せっかちですわね」 京太郎「ハオさんからだ…。中国語で書いてあるけど…喋れないけど読み書きはできるぞ」 ハオ「中(なぜ私に対して手を抜き、最下位の相手を常に抑えた?私を馬鹿にしてるのか?」 京「中(馬鹿にはしてませんよ。ただ結果が全てです。俺にとって貴方よりもトーカさんの方が脅威に感じました」 ハオ「中(そこまで私を馬鹿にするのか!ならもう一局勝負だ。次は私が勝つ!」 京太郎「えっ…俺はもう寝たいんだが…」 京「中(ならトーカさんを呼んでくるんでそちらも一人呼んでください」 ハオ「中(なぜだ?人を集えばいいじゃないか」 京「中(雑魚を食うだけの麻雀しても納得しないでしょ?」 ハオ「中(わかった…」 京太郎「…透華さん大丈夫かな?」 透華「喜んで参戦いたしますわ!」 京太郎「すいません、迷惑をかけます」 透華「気にしなくても大丈夫でしてよ。私も久しぶりにやる気に満ち溢れてますから」 ハオ「中(私が勝つ!」 京「中(お互いベストを尽くしましょう」 透華(中国語もできたんですのね) 京太郎「よっと…これで終わりだな。ツモ…8000オールっと」 京「ありがとうございました」 トーカ「ありがとうございました」 カナリヤ「ありがとうございました」 ハオ「ありがとうございました…」 ーーーーーー ハオ【スカイのIDが貼られている】 京太郎「かけてこいってやつか…どうしたものかな」 京太郎「とりあえずかけるか」 ♪~ ハオ「中(お前は、お前達は一体何者なんだ!明華も本気で打った、私も全力だった…なんで私はお前に勝てない!」 京太郎「……そんなの、ハオさんが弱かったの一言で終わりますよ」 ハオ「なっ!」 京太郎「勝ち負けに拘った貴方と勝てる手しか考えてない俺とでは集中力も場の読み合いも俺の方が上ですよ」 ハオ「……っ!」 京太郎「頭を冷やすべきです。最初の時よりも二回目の方が弱かった」 ハオ「お前に…お前に何が分かる!私は勝つために日本にきたんだ負けれないんだ!」 京太郎「だから!負けを意識して麻雀を打つお前と勝ちしか意識しない俺とじゃ最初から全部違うんだ。巫山戯るな、負けれないだ?負ける事を意識して麻雀を打つなよ!負ける事を意識してる時点でお前は敗者と一緒なんだ」 ハオ「わ、私は…」 京太郎「俺は貴方がもう少し違う人間だと思って打ちました…ですがそれは勘違いでした。それじゃあ、もう眠いので切りますね」 ブチン… 京太郎「…寝よう」 ーーーーーーーー ハオ「私は敗者と同じだったのか?」 朝 京太郎「……なんであんなに強く言ったんだろ」 カピー「パカパカ(知り合いを馬鹿にされたと思ったからだろ」 京太郎「…そうなのかな」 カピー「パカパカ(自分の友人が知らない他人になんか扱いをされたからあれ程までに冷たかったんだろ。でなければあそこまで主が人を虐める理由はない」 京太郎「……なんか最悪な人間だな」 カピー「パカパカ(元来人はそういうもの。私からしたらこれは進歩に見える」 京太郎「よくわからないな」 カピー「パカパカ(主もまだ15歳のガキって事だ」 京太郎「気分を変えて少し早く出るか」 塞「おはよう、京太郎!」 京太郎「おはよう、塞」 塞「…何かあったの?」 京太郎「顔に出てたか?」 塞「うん…悔やんでる顔をしてた」 京太郎「…実はな」 説明中 塞「それは両方が悪い。言い方も聞き方も両方が威圧的だったからそうなったんでしょ?」 京太郎「だよな…今度謝罪しとくか」 塞「うん、そうするといいよ」 昼 京太郎「どこで食べようかな」 ギュ… 京太郎「えっ?」 白望「ダルい…」 京太郎「シロか、焦ったぞ」 エイスリン「ワ、ワタシモイル」 京太郎「エイスリンも…お弁当を食べるのか?」 白望「うん…」 エイスリン【一緒に食べる絵】 京太郎「なら俺もご同伴に預かろうかな」 白望「京太郎…アーン」おかずを箸で摘み、京太郎の方に向ける 京太郎「えっ、あーん」 パク…もぐもぐ エイスリン【雨が降る絵】 白望「…たまにはいいかなって」 京太郎「おかえしだ、自信作の卵焼きだぞ。あーん」 白望「あーん…」 パク…もぐもぐ 白望「美味しい…」 エイスリン「…キョータロー」 京太郎「うん…っ!」サンドイッチを口に入れられて もぐもぐ…ゴクン… エイスリン「ド、ドウカナ?」 京太郎「美味しいぞ…BQソースを使ってるのか?」 エイスリン「ウ、ウン!…あ、アーン」 京太郎「…エイスリンもか。卵焼きでいいか?」 エイスリン「…」首を縦にふる パク…もぐもぐ エイスリン「オイシイヨ!」 白望「……京太郎、アーン」 京太郎「次は唐揚げだな…」 エイスリン「ワ、ワタシモ!」 京太郎「二人とも…仕方ないか。面倒ぐらい俺が見てやる!」 放課後 部活 京太郎「何をしようか」 白望「ちょいたんま…」 京太郎「……」 白望「こっちかな…いや、こっち」 京太郎(部長の打ち方と似ている…部長のはロジックができてるけどシロのは直感に従ってるのか?) 白望「どうだった?」 京太郎「似た打ち方をする人を知ってるけどあの人はロジックがらあった。シロの場合は直感に似てるから自分の勘に従えばいいとしか言えない…ごめん」 白望「ううん…それだけで充分」 帰り道 塞「京太郎、一緒に帰らない?」 京太郎「別にいいぞ」 ーーーーーーーーー 塞「今度の練習試合勝てるかな?」 京太郎「…どうだろうな、相手が何処かがわからないし…でも俺は塞達を応援してるよ」 塞「なら勝たないとね」 京太郎「期待してます」 塞「ねぇ、京太郎…勝ったら…」 京太郎「うん?」 塞「うんうん、なんでもない」 京太郎「…勝ったらまたどこかに出かけるか」 塞「えっ?」 京太郎「祝勝会もしないとな」 塞「そ、そうだね」 京太郎「俺も塞の料理が食べたいしな」 塞「うん、頑張って勝つ!」 夜 京太郎「何をしようか」 京太郎「ひろえさんを誘うか」 洋榎「なんや、京が呼んどる…今日は勝つで!」 ??「京がいる……私は…」 京太郎「…これで勝ち!ふぅ…疲れた。ウィスがきてるな」 京太郎「ハオさんからか…」 ハオ「話しがしたい」 京「スカイですか?」 ハオ「そうだ」 京「かまいませんよ」 京太郎「…謝らないとな」 ハオ「……」 ハオ「すまなかった」 京太郎「えっ?」 ハオ「今日、先輩に話したら諭された…確かにあの時は私が悪かった」 京太郎「いや、俺も大人気なくいいすぎました。すいません」 ハオ「いや私が…」 京太郎「いや俺が…」 京太郎「…それならお互いが悪かったという事で」 ハオ「そ、そうだな…。それでだ…また良かったら私と麻雀をうってくれないか?まだ私は京に言われた意味が全て理解できたわけじゃない。ただ私はお前と打てば何かが解る気がするんだ」 京太郎「俺で良かったらいつでも相手しますよ」 ハオ「ああ、頼むよ」 From鹿倉胡桃 夜遅くにメールごめんね。明日の部活で良かったらまた麻雀を教えて欲しいんだけどいいかな? 京太郎「…」 京太郎「お断りしますっと」 From鹿倉胡桃 そ、そうだよね…ごめんねこんな事頼んで。それじゃあね。 ーーーーー 胡桃「あれ…なんで私、断られただけなのに悲しいのかな?」ポロ… ♪ 胡桃「…電話がなってる。でも出たく無いな」 ♪~ 胡桃「うぅ…」 ♪~ ポチ 胡桃「誰よ、こんな夜遅くに!常識が無いと思うよ!」 京太郎「す、すいません」 胡桃「え、京太郎?」 京太郎「いや、あの…なんか電話をしないといけない気がして」 胡桃「……電話切っていいかな?」 京太郎「ま、待ってください!多分、誤解してると思うんでそれだけとかして下さい!」 胡桃「誤解?」 京太郎「はい。俺は胡桃さんを教えるのが嫌とかじゃ無いですよ」 胡桃「ならなんで断ったのかな?」イラッ 京太郎「メールで頼まなくてもいつでも教えるますって書いたんですが…その文が消えて発信されてたんですよ」 胡桃「どういう事?」 京太郎「鹿倉さんは大切な仲間なのに頼まなくても言ってくれたら教えるって事です」 胡桃「な、何を君は…」カァァ 京太郎「それじゃあもう夜も遅いので…おやすみなさい」 胡桃「おやすみ…」カァァ バタン……ゴロゴロ 胡桃(な、なんで私こんなに喜んでるんだろ!) 5月23日水曜日 朝 京太郎「………寒気がした」 京太郎「張り切ってお弁当を作るか」 京太郎「よし、今日は和食でせめたぞ!」 ーーーーーー 昼 京太郎「どこで食べようか」 白望「京太郎ー」 京太郎「えっ、なんでシロがいるの」 白望「移動教室だった…お弁当はない」 京太郎「つまり、食堂に行くのが面倒だから俺の所に来たと」 白望「うん…」 京太郎「…仕方ない。今日はお弁当は豪華だからな、何処かに行くか」 白望「ここでいい…」 京太郎「はぁ…後でクラスのやつに質問攻めだな」 ギュ、シロをおんぶする 京太郎「撤退!」 シロ「ダルい」 白望「お腹空いた…」 京太郎「はいはい…まずはひじきの煮物からな」 パク…もぐもぐ 白望「アーン…」 京太郎「次は…メインの鮭の塩焼きだな。骨はとってあるぞ」 パク…もぐもぐ 白望「ごはん…」 京太郎「はいはい」 パク…もぐもぐ… キングクリムゾン! 白望「ご馳走でした…交代」 京太郎「え?」 スッ…箸をとられて 白望「アーン…」ひじきの煮物 京太郎「あ、アーン」 パク…もぐもぐ 白望「次は鮭…」 京太郎「もしかして俺の真似か?」 白望「違う…京太郎にも私と同じ様に食べて欲しいだけ」 京太郎「なっ!」カァァ 白望「真っ赤…でもアーン」 パク…もぐもぐ 白望「ごはんも…」 パク…もぐもぐ 白望「美味しい?」 京太郎「ああ、美味しい」カァァ 白望「なら良かった」 京太郎(あれ、なんかへんじゃないか?) 白望「次は卵焼き…」 京太郎「まあ、いいか…アーン」 放課後 部活 京太郎「何をしようか」 胡桃「あれ、なんで京太郎一人でお茶飲んでるの?」 京太郎「鹿倉さんを待ってたんですよ」 胡桃「えっ?」 京太郎「昨日言ったじゃないですか、教えるって」 胡桃「あっ…本当にいいの?」 京太郎「当たり前じゃないですか」 胡桃「ありがとう」カァァ ーーーーー 京太郎「それで俺はどうすればいいんですか?」 胡桃「…て、手を握って欲しい」 京太郎「えっ?」 胡桃「この前、京太郎に手を握られた後から麻雀の牌が好調なんだよ…だから手をもう一回だけ握って欲しいな」 京太郎「…そんな事でよければ」 ギュ… 胡桃「あっ…」カァァ 京太郎(これって何かを願った方がいいのかな…そうだなオカルトの成長でも願うか) リーン…… 胡桃(あれ…とっても温かい) 京太郎「これで良かったですか?」 胡桃「うん…ありがとう」 帰り道 胡桃「京太郎、一緒に帰ろう」 京太郎「いいですよ」 ーーーーーーー 胡桃「ねえ、京太郎」 京太郎「どうかしました?」 胡桃「…おかしかったら笑ってね。ただ言わないといけない気がしたから」 京太郎「何をですか?」 胡桃「最近ね…本当に最近になって感じたんだけど…京太郎が笑ってない気がしたんだ」 京太郎「えっ?」 胡桃「解らない…わからないんだけど…京太郎が笑ってるのに笑ってない気がしたの。ごめんね、こんな話をして」 京太郎「ど、どうしてそう思ったんですか?」 胡桃「…私の中にある何かが京太郎が苦しんでるって告げてるって言ったらおかしいかな?」 京太郎「……」 胡桃「冗談だよ…。それと京太郎」 京太郎「はい」 胡桃「私の事は胡桃でいいから。その代わり私も少しだけ京太郎に甘えるから」 京太郎「えっ?」 ギュ…手を握り 胡桃「…さあ、はやく帰ろうよ、京太郎。そしていつか京太郎が隠している事を教えてくれると嬉しいな」 京太郎「すいません…まだ」 胡桃「出会って一ヶ月経ってないから仕方ないよ…ただ私は待ってるから」 京太郎「…ありがとうございます」 京太郎「……皆に話すべきなのかもしれない」 京太郎「トキさんにメールしてみるか。こんばんわ、今メール大丈夫ですか?…と」 From トキ 大丈夫やで。ネト麻の誘い? 京太郎「今日は普通にメールしてみようかなっと…」 Fromトキ つまりこれはあれか京さんが出会い厨って奴やったんか…ウチ、京さんに失望しました。京さんと麻雀打つのやめます。 京太郎「えっ!すいません、なんでもしますんで許してください…と」 From トキ なら京さんの事を聞きしてもらおか。何処に住んでるとか。じゃないとフェアじゃないやろ? 京太郎「それもそうかな…つい最近まで長野に居て、家の事情で岩手に引っ越したんですよ…と」 From トキ 引っ越しか大変やな…あれ、京さんてプロか何かと違ったん? 京太郎「俺がプロ?ないない…プロはもっと強くないとダメだろ。違いますよ、岩手で高校生やってます…と」 ーーーーーーー ??「高校生?あんなに強いのに?ウチらと同じなん?船Qは京はのどっちを凌ぐ中身、運営かトッププロって言ってたんやけど…他にも色々聞いてみよか」 京太郎「何時の間にか質問攻めにされたぞ。でもまあ、トキさんの事もある程度聞けたしいいかな…あっ、今度行く大阪旅行の時のオススメポイントとかあるか聞いてみるか」 From トキ 大阪は正直、観光スポットが通天閣と大阪城しかないねん。梅田や難波に行ってもただのデパートがあるだけやから…オススメは道頓堀での食い倒れとちゃうかな。あそこなら殆どの店が美味しいし。 京太郎「食い倒れか…胃薬でも持って行くか」 From トキ あと大阪に来るなら直で打ちたいんやけどいいかな?お互い疚しい気持ちなしで。 京太郎「……」 京太郎「是非打ちましょうと…槍を使っても大丈夫な人だといいな」 From トキ メンツはこっちで揃えるからお互い全力で打とな。楽しみにしてるから。 京太郎「全力で打とうか……確かトキさんは未来も視えたよな …なら大丈夫か?」 カピー「パカパカ(もう片付けが終わったのか」 京太郎「ああ。もともと物があまりなかったからな」 カピー「パカパカ(そうだったな。今回は果実の回収と零天の果実についての説明だな」 京太郎「果実って事は食べれるのか?」 カピー「パカパカ(鋭いな。あの果実は実体化できないが人に譲渡する事ができる」 京太郎「譲渡?」 カピー「パカパカ(そうだ、譲渡された果実はその人の中で成長する」 京太郎「成長…?」 カピー「パカパカ(譲渡する相手を間違えるな。あれはお前を想う心で成長する。絆ではない…一種の子供に近いものだ。成長すれば必ず力になる」 京太郎「どうやって譲渡するんだ?」 カピー「パカパカ(時がくればわかる。今回はサービスで全て回収しておいてやる」 From 妹尾佳織 お久しぶりです。最近調子はどうですか?私は急に麻雀が勝てるようになって、京太郎君にお礼が言いたくてメールしました。 京太郎「妹尾さん勝てるようになったのか良かった。俺は何もしてないですよ…妹尾さんが勝手に強くなったんだよ…と。長野の県大会はあれるかもしれないな」 ーーーーー 佳織「京太郎君らしいメールだな。よし、明日も頑張ろう…打倒モモちゃん!」 朝 京太郎「なぜだ…寒気が酷いぞ。風邪か?」 カピー「パカパカ(…どうした、大丈夫か?」 京太郎「いや、寒気がな…風邪かもしれないな」 カピー「パカパカ(……体には気をつけるんだぞ」 京太郎「ああ、流石に今倒れたら洒落にならないからな」 カピー「パカパカ(…そういう話じゃないんだがな」 カピー「パカパカ(神託か、何が聞きたい?」 京太郎「エイスリンと仲良くなりたいな」 カピー「パカパカ(あの外人か…仲良くなりたいと言われてももうすでに一定値に達してるし未来も歪めてある…EXにでもしたいのか?そうかなら…これが良い。強制力を利用して…そうしたら主も助かるし…あの娘も吐露できる。主、簡単だ。今日学校に行って帰ってこい。それでいいぞ」 京太郎「助かるってなんだ? 」 カピー「パカパカ(行けばわかる」 昼 京太郎「…身体が怠い。これは不味い」 保健室 京太郎「…保健室で休もう。これ以上は不味い」 ーーーーーー ノソノソ 京太郎「…やっと着いた」 ガラガラ… ??「きょーたろー?」 ーーーーーー 保健室 京太郎「寝よう…そしたら大分マシに…zzz」 スッ… ??「……」 放課後 京太郎「…っ…あれ…ああ寝てたのか」身体を起こし バタ…デコに乗っていたタオルが落ちる。 京太郎「これ誰のタオルだ?…とりあえず教室に戻るか」ベッドから出て フラ… 京太郎「これは本格的に不味いな…帰らないと…」 ガラガラ 京太郎「先生か?」仕切りのカーテンから顔を出して エイスリン「英(大丈夫京太郎?」京太郎の鞄を持っている 京太郎「あれなんで…エイスリンが?」フラフラ… ギュ…身体を支えられて エイスリン「英(昼休みに京太郎がここに入って行くのを見て覗いたら京太郎が熱を出して寝てたから看病してたんだよ?休み時間の間だけだけど。先生に事情を話したら鞄を持って来てくれたしトシさんが車で京太郎を送ってくれるらしいから今日はもう寝るんだよ?」 京太郎「ごめん、迷惑かけて…」 エイスリン「英(問題ないよ。私はいつも京太郎にお世話になってるから…トシさんが待ってるからはやく行こうよ」 京太郎「そうだな…」 トシの車内 トシ「それにしてもまさか体調を崩すとは…大丈夫なのかい?」 京太郎「…ええ…一晩眠れば多分」 トシ「家に人はいないんだろう?私の家に来るかい?」 エイスリン「キョータロー、カゾクハ?」 トシ「そうかエイスリンは知らなかったね…京太郎は今、一人暮らしなんだよ」 エイスリン「ナンデ?」 トシ「それは…」 京太郎「俺の両親は…俺が四歳の時に死んだんですよ」 エイスリン「エッ…ゴメンナサイ」 京太郎「気にしなくてもいいですよ…昔の事ですから」 トシ「そろそろ着くよ。本当に一人で大丈夫なのかい?」 京太郎「ええ…慣れてますから」 トシ「何かあったら電話しなさい。あんたに何かがあったら私は姉二人に殺されかねないからね」 京太郎「ええ…直ぐに連絡しますよ」 ガチャ… 京太郎「本当にありがとうございました」 バタン… トシ「エイスリンはどうする?このまま高校に帰るかい?」 エイスリン「イエニカエリマス」 トシ「…そうかい、京太郎の事を頼んだよ」 京太郎「ただいま…」 カピー「パカパカ(ベッドの準備はしてある…さっさと寝ろ」 京太郎「助かるよ、カピー」 カピー「パカパカ(ふん。今回は素直に神託が果たされそうだからな」 京太郎「ああ…ダルい」 一時間後 ピンポーン… カピー「パカパカ(来たか…」 エイスリン「オ、オジャマシマス」モノがパンパンに詰められたキャリーバックをひいている カピー「パカパカ(主を頼むぞ」 エイスリン「英(カピバラがいる……今は京太郎が優先!」 夜 京太郎「……っ」目を覚ます 京太郎(夜か…飯食べないとな) もぞもぞ…バタ… 京太郎「えっ…またタオル?カピーか?」 ガチャ…ノソノソ 京太郎「一階の電気がついてる義姉さん帰ってきたのか?なら…助かった。義姉さんごめん、少し体調を……えっ…なんで」 エイスリン「英(おはよう京太郎。今、トシから聞いたお粥ができるからね」 京太郎「なんでいるんですか、エイスリン」 エイスリン「英(京太郎の看病をしにきたんだよ」 京太郎「それは見たらわかるけど…」 エイスリン「英(京太郎を一人ぼっちにしたらダメだと思ったんだ」 京太郎「一人ぼっちにしたらダメ?」フラフラ エイスリン「英(うん。私には京太郎がずっと一人ぼっちに見える。私と居る時も、シロと居る時も、胡桃と話してる時も…京太郎は独り。でも最近、豊音と塞が居ると京太郎は楽しそうだった。それは決まって二人と何かがあった日だよね?その時に多分二人は京太郎の秘密を知った…だから京太郎は二人を受け入れた。私はそう思ってる」 京太郎「なら…エイスリンはその秘密を聞きにきたのか?」 エイスリン「英(うんうん…聞きたいけどそれは京太郎がいつか話してくれる時まで待つ。今日は単純に大切な人が倒れそうだから看病にきただけ。」 京太郎「大切な人ね…もし俺がエイスリンをここで襲うクズならどうする?危険だぞ…だから…」 エイスリン「カエラナイヨ」 京太郎「……」 エイスリン「英(日本人は私達を舐めてるよ。親戚でもない異性の家でご飯を作って、泊まる準備をしてる時点で襲われる覚悟ぐらいある。私は京太郎に襲われても悲しいと思わない。寧ろ嬉しい。京太郎が私を求めてくれたんだって思えるから」 京太郎「……えっ、準備?」 エイスリン「英(そう準備」 京太郎「誰が?」 エイスリン「ワタシガ」 京太郎「なんの?」 エイスリン「トマル」 京太郎「何処に」 エイスリン「ココニ」 京太郎「……まじか」 エイスリン「英(何か問題でもあったかな?」 京太郎「いや、問題しか…あっ…やばい」 フラ…バタン…ふらついて尻餅をつく エイスリン「英(ほら、素直に京太郎は寝とかないと…」 京太郎「…最後にひとつだけ、どうやって入った?」 エイスリン「英(えっ、普通にあいてたよ…そういえば玄関にいたカピバラがいないような」 京太郎「カピーに嵌められた…」 エイスリン「英(京太郎、これで最後だからあーん」 パク…もぐもぐ 京太郎「ふぅ…ごちそうさまでした」 エイスリン「英(じゃあ、わたしは下で洗い物をしてくるね」 京太郎「ちょっと待ったエイスリン。俺にはわからない事がある」 エイスリン「英(何かな?」 京太郎「出会って三週間も経たない俺になんでそこまで優しくしてくれるんだ?」 エイスリン「英(なんだそんな事」 京太郎「そんな事じゃない。とても大切なことだ」 エイスリン「英(日本にきて本当の意味で素顔でいれるからだよ」 京太郎「はっ?」 エイスリン「英(京太郎は英語をペラペラに喋れるよね」 京太郎「まあな。義姉さん二人に叩き込まれたからな」 エイスリン「英(私が外人でも平等に扱ってくれる」 京太郎「当たり前だろ。エイスリンを大切な友人だからな」 エイスリン「英(そこなんだよ。私は留学生だから、日本人じゃないから、日本語が不自由だから、色々な理由で私は特別扱いされてた。もちろん、留学を選択した時点で私はそうなる事は解ってた。でもねやっぱり寂しいんだよ)」 京太郎「……」 エイスリン「英(シロ達も私を平等に扱ってくれる。でも、意思疎通がたまにできないんだ。絵で表現するか不自由な日本語でしかシロ達とコミュニケーションを私はとれないから。でもね、それも仕方ないかなって思った時に京太郎と出会った」 京太郎「旅行の時だな」 エイスリン「英(うん。あの時、本当はとても嬉しかったんだよ。歳が近い人で母国語を喋る人は初めてだったから。しかもその人はシロに気に入られて、麻雀が強くて何より優しかった」 京太郎「……」 エイスリン「英(半日もなかったけど私は楽しかった。シロに帰り道に少しは肩の力抜けたって聞かれた時は少し驚いたけど…でもあの時、京太郎に出会って私は大切な事を知った。私が悩んでたように皆も心配してくれてたんだって。まずこれが一つ目」 京太郎「一つ目?」 エイスリン「英(そう一つ目。二つ目はあのランチの時。京太郎がランチが祖国のランチを作ってくれて素直に嬉しかった。食べて祖国の事を思い出せて、本当によかった。京太郎の料理派とても暖かいものだった。だから私はあの日に自覚したんだよ。ああ…身も心も京太郎に惹かれてるだなって」 京太郎(胃袋を制するモノは恋愛を制するってなんかで書いてたな) エイスリン「英(だから私は京太郎を助ける。京太郎を一人にしないよ。)」 京太郎「…勝手ですね」 エイスリン「英(恋は盲目って言うでしょ。それじゃあ、洗い物をしてくるね」 スタスタ…、 京太郎「…恋は盲目か」 ーーーーーーー ペラ…紙が落ちる。 エイスリン「英(あっ…ママから貰った秘策メモが)」 題名【男を落とす七つの方法】 7.最後に添い寝をする Byエイスリン母 深夜 京太郎(モモ、久、豊音、エイスリン…四人だぞ、四人。刺されるこれは間違いなくこのままだと刺される。誠みたいにぐさっと…信じてたのにとか言われて。義姉さん達も怪しいし、はやりさんは最早アラサーって事もあってやばい。いつの間にこんなに死亡フラグが乱立した。おかしいだろ、一ヶ月前まで義姉さん達と咲、照くらいしか連絡のとれる知り合いが居なかったのに…携帯をみたら20人を超えてる) 京太郎「とりあえず…寝よう。寝て起きたら考えればいい……zzzz」 数分後 ガチャ… エイスリン「キョウタロウ…ネテルヨネ?」 エイスリン「…」 スッ… 京太郎「…zzz」 エイスリン「英(寝てる。じ、じゃあ…お邪魔します」カァァ もぞもぞ エイスリン「英(このまま寝ればいいんだよね…おやすみなさい、京太郎」 エイスリン「あれ…ここどこ」 暴漢「娘の為に死んでくれ!」 グサ… 女性「…京太郎…貴女だけは…」 バタ… 暴漢「…これでお前は助かるぞ…**」 グサ…男が腹を切り倒れこむ エイスリン「なにこれ…」 ギィィィ… 女性の倒れこんでいた床が開き子供が出てくる。 エイスリン「京太郎?」 京太郎?「…お母さん…起きてよお母さん」 ブチん… エイスリン「えっ?」 少女「私が護ってあげるからね、京君」 子供「…お姉ちゃん?」 ブチん エイスリン「…なにが」 少女2「わかんねぇ!なんであんたは苦しいのに笑える!」 子供「笑わないと…笑わないと皆どこかに行くから」 ブチん エイスリン「どうなって…」 少女3「わたしのぎていになるんだからね!」 子供「ぎていってなに?」 ブツん 少女4「ごめんね…京君…守れなくてごめんね」 子供「…霞お姉ちゃん…」 ブツん 少女5「なら私が愛してあげる。君がいつか笑えるように…」 子供「……約束だよ?」 ブツん 少女「あげる…泣かないで」 子供「のよりお姉ちゃんが僕の明太子とるから…」 ブツん 子供「…お姉ちゃんも僕を見放すの?」 エイスリン「えっ?」 子供「健夜お姉ちゃんと良子お姉ちゃんだけいればいい。他の皆はいつか僕を見捨てるんだ。だから僕は…もう」ポロポロ ギュ… エイスリン「大丈夫だよ…私は見捨てないから」 子供「…信じない…皆、そういって居なくなった。だから…未来の僕をお願いします…僕はまだここから動けないから」 エイスリン「動けない?」 子供「…うん…いつか来る未来の僕とお話をするまでここなんだ。だから僕を頼んだよ、お姉ちゃん」 ブチん… エイスリン「英(待って!」京太郎の部屋 京太郎「……うぉ…刺さないでくれ……zzz」 ギュ…京太郎を抱き寄せる エイスリン「…」 チュ… エイスリン「英(……起きないと」 もぞもぞ エイスリン「英(お粥を作ってくるからね、京太郎」 朝 金曜日 京太郎「……今何時だ?」 カピー「パカパカ(九時だぞ」 京太郎「はっ?遅刻じゅないか!」 バッ…ボト… 京太郎「タオル?…そうだ、エイスリンはどうした」 カピー「パカパカ(あの娘なら粥をこさえて学校に行ったぞ。主よ、大事な話がある」 京太郎「なんだ?」 カピー「パカパカ(あの娘が主の過去を全て視た」 京太郎「はっ?どうやって…」 カピー「パカパカ(八咫鏡を通して主の過去を視た」 京太郎「エイスリンはどんな反応をしてた?やっぱり怖がってたか…?」 カピー「パカパカ(あの娘は主から聞くまで誰にも喋らんよ。あれは異国の女だが在り方はまさしく賢母だ」 京太郎「……そうか」 カピー「パカパカ(あと今日は学校を休め…いやもう連絡をし終わっている」 京太郎「どうやったんだよ…」 カピー「パカパカ(私に不可能はない」 京太郎「……おれはお前が羨ましいよ」 ーーーーーーー リビング 京太郎「粥…」 メモ 英(お粥を作ってたので温めて食べてください。放課後にまたきますbyエイスリン) 京太郎「……賢母か」 京太郎「寝よう」 カピー「パカパカ(懸命な判断だな」 ーーーーーーー 昼1. 京太郎「……zzz」 ピンポーン カピー「パカパカ(…人だと?」 白望「…お邪魔します」 カピー「パカパカ(まさかのマヨイガだと…」 白望「とりあえずお粥…ダルい」 カピー「パカパカ(……迷っているのか。いや、ここにきた時点で決定されている。主め…神託を昨日のウチに解決せずに今日まで残したから、行動をした為に最善の未来の因果が残っている。マヨイガ…いや、幻想、創造者、蜃気楼、百鬼夜行、武甕槌…のEX覚醒?おいおい主、いくら私でもこれだけを導いたら神託なんて砕ける…もしや打ち破るつもりか!…また私は月読や大和神に笑われるのか?理不尽だろ!」 白望「カピバラが暴れてる…ダルい」 ピタ… 京太郎「…っ?」 白望「起きた?」 京太郎「…シロ?…まだ夢の中か?」 ペチ… 白望「現実…ダルい」 京太郎「なんでいるんだ?学校は」 白望「早退した」 京太郎「…今すぐ学校に戻るんだ」 白望「いや…、だるい」 京太郎「いやいや、まずいだろ」 白望「居て欲しくないの?」 京太郎「それは…」 白望「エイスリンは良くて私はダメ?」 京太郎「……言い方がずるいぞ」 白望「京太郎が素直じゃないだけ」 白望「お粥とお味噌汁…」 京太郎「作ったのか?」 白望「うん…」 京太郎「料理できたんだな」 ポカ… 白望「だるいからしないだけ…」 京太郎「そうなのか…ならもらおうかな」 スッ…サッ 京太郎「えっ?」 白望「ダルいけど…食べさせる」 京太郎「……」 スッ…サッ、スッ…サッ… 白望「諦めて…」 京太郎「わ、わかった…」 白望「あーん…」 パク…もぐもぐ 京太郎「…うん、普通だ」 ベジ… 白望「あーん」 パク…もぐもぐ 京太郎「うん…普通だな」 バシ… 白望「あーん…」 パク…もぐもぐ 京太郎「うん…ふつ」 白望「………」 京太郎「普通に美味しいな」 白望「…」少し頬が緩む 白望「あーん」 京太郎「ごちそうさま」 白望「お粗末さま」 京太郎「……」 白望「……」 京太郎「…あの、俺そろそろ寝たいんだけど」 白望「…添い寝する?」 京太郎「風邪がうつったらどうする!」 白望「エイスリンとは添い寝したのに?」 京太郎「えっ?どう言う事…」 白望「…知らないならいい」 京太郎「起きた時に良い香りがしたけど…あれはまさかエイスリンの残り香?ま、まさか…俺は大事なイベントを…」 ベジ… 白望「…ダメなの?」 京太郎「いや、流石に…」 バシ… 京太郎「ダメなモノは…」 白望「……」 京太郎「だ、駄目なモノはダメだ!カピーとでも遊んでてくれ。それが嫌なら学校にいけ」 バサ…ふとんに包まる 白望「…ダルいな」 ガチャ…ばたん… 京太郎「行ったか…寝たら…負けなんだが…ねむい……zzz」 ーーーーーー 白望「どうしよう」 白望「…おて」 カピー「パカパカ(お、お前…私にお手をしろと言うのか?」 白望「……お手」 カピー「パカパカ(生意気だぞ!主の主じゃなければ今ごろ宇宙の藻屑に」 白望「………ご飯?」 カピー「パカパカ(な、なんだと…」 白望「……」 ノソノソ…キッチンに行き林檎を持ってくる 白望「お手」 カピー「パカパカ(わ、私は知恵の果実の魅力なんかに…」 白望「いらないの?」 カピー「パカパカ(し、しかたない…こ、今回だけだからな」 ポン… 白望「…はい」 カピー「パカパカ(ふ、ふん、話がわかるな娘」 パク…ズルズル… 白望(カピバラが林檎を引きずってる……) 昼2 白望「…暇」 ガチャ… 白望「……」 京太郎「……zzz」 白望(なにかあるかな?) 白望「なにもなかった…眠い」 もぞもぞ…ギュ… 白望「おやすみ…zzz」 夕方 ピンポーン 胡桃「寝てるのかな?」 エイスリン【GOとかかれて突撃する絵】 胡桃「それは流石に…」 ガチャ… エイスリン「ダイジョウ、ダイジョウ」 胡桃「それは大丈夫じゃないよ!」 胡桃「あれ、これシロの靴じゃないの?」 エイスリン「シロモキテルノカナ?」 胡桃「どうなんだろう…今日学校で見なかったけど」 エイスリン「アサカライナカッタヨ」 胡桃「えっ…まさか?」 エイスリン「……」 スッ… 胡桃「え、エイスリン!」 エイスリン「ダイジョウブ、ダイジョウ…タブん」 スタスタ… ガチャ… 胡桃(なんでエイスリンは慣れてるんだろ?) エイスリン「イタ」 胡桃「えっ?」 胡桃「……これはどういうことなのかな?」ピキピキ エイスリン【鬼の絵】 白望「…暑い」 胡桃「シロ!今日学校どうしたの?」 白望「行ったよ…」めそらし エイスリン「ソウタイシタ?」 白望「……」 胡桃「早退したんだね」 エイスリン「…カンビョウシタノ?」 白望「うん…」 胡桃「……ずるいよ。塞も豊音も用事が無かったら飛んで来る勢いだったよ」 白望「ごめん…」 エイスリン「ダメ、ユルサナイ」 もぞもぞ… 胡桃「え、エイスリン?」 エイスリン「ワタシモネル」 白望「左…」 エイスリン「ウン」 胡桃「ふ、不謹慎だよ!」 白望「寝ないの?」 エイスリン「ヤラナイノ?」 胡桃「う、うぅ…どうにでもなれ!」 もぞもぞ…京太郎と白望の間に入り込み 胡桃「…おやすみ」 エイスリン「オヤスミ」 白望「おやすみ」 三人「……zzz」 ーーーーーーーー 京太郎「暑い……っ…あれ」首だけを動かし 京太郎「後ろにはエイスリン、へその辺りには胡桃さん、そしてなぜか抱き枕のシロ…どうなってんだこれ」 京太郎「……」 京太郎「男なら一度は夢見た状況が初めて…初めて?まあいい、こんな機会は一生に一度しかないから…ちょっとだけ堪能してもいいよな」 ギュ…左で胡桃、右で白望を抱き寄せ 京太郎「柔らかいし、良い香りが…沈まれ俺の息子!今暴れたら刑務所に直行だぞ!」 ギュ… エイスリン「英(二人に発情したの?昨日わたしと寝たのに?」 京太郎「え、エイスリン…起きてたのか?」冷や汗 エイスリン「コタエテ」 京太郎「…両方です。シロにも胡桃さんにもエイスリンにも欲情しました」 エイスリン「ソウダッテ、ミンナ」 白望「……」若干頬があかい 胡桃「……」カァァ エイスリン「スコシシタデハナソウカ、キョウタロウ」 京太郎(あっ…これは詰んだな) エイスリン「英(身体はもう大丈夫なのかな?」 京太郎「あっ、はい。大丈夫です」正座 胡桃「し、シロ…エイスリンの後ろに鬼が見えるよ」小声 白望「……気のせい」小声 エイスリン「英(それでシロと寝てたけどどう言う事なのかな?」 京太郎「……俺が風邪で弱気だったのてシロに」 エイスリン「英(嘘だよね?京太郎は嘘をつく時、頬をかく癖を治したほうがいいよ」 京太郎「えっ、まじ?」 エイスリン「ウソ」 京太郎「なっ…!」 胡桃「エイスリンがお母さんで京太郎がお父さんみたいだね」小声 白望「なら私は娘でいい…」小声 京太郎「…昼に寝て、さっき起きたら三人が寝てました」 エイスリン「英(…今回は嘘じゃないみたいね。京太郎、覚悟もないのに女の子にあんな事をしたら駄目なんだよ?」 京太郎「すいませんでした」 エイスリン「英(謝るのは私じゃないよね?」 スッ…シロ達の方に向き直り 京太郎「あんな事をしてしまって本当にすいませんでした!」 胡桃「そこまで真摯に謝られると対応に困るよ…今回だけだからね」 白望「許す」 エイスリン「英(ところで京太郎、シロがこの家に止まって京太郎の布団で一緒に寝た回数は?」 京太郎「今回で二回…あっ」 エイスリン「……」 胡桃「泊まったの?」 白望「記憶にない……」 エイスリン「英(手を出したの?」 京太郎「いえ、絶対に誓ってだしてません」 白望「…ただ寝ただけ」 胡桃「不潔だよ、不潔!」 白望「でもエイスリンも昨日、泊まってるよね?」 エイスリン「…トマッテルヨ」 白望「京太郎と添い寝したから私とおあいこのはず…」 エイスリン「うぅ…コンカイダケダヨ」 胡桃「ち、ちょっと待った!二人とも京太郎の家に泊まったの?おかしいよ!襲われたらどうするの」 京太郎(胡桃さんが俺と同じ事を言ってる) エイスリン「ベツニイイカナ」 白望「私も…」 胡桃「そ、それって京太郎が好きって事?」カァァ エイスリン「クルミトオナジダヨ」 白望(おなか空いた…」 胡桃「わ、私はそんな事は…」カァァ エイスリン「クルミハキョウタロウガキライ?」 胡桃「そんな事ない!あっ…」 エイスリン「ジャア、ソウイウコトナンダヨ」 胡桃「うぅ…京太郎はどう思ってるの?」 エイスリン(すり替えた…) 白望(逃げた…) 京太郎「俺は正直まだ応えられません」 京太郎「長野でも好きだと言ってくれる人がいたけど…俺は彼女と出会って短かった事と岩手に行くのが決まってたので断りました。それに俺は怖いんですよ。…丁度良い機会ですから俺がどんな人間でどんな過去を持ってたか聞いてもらいます。豊音はもう知ってるし、塞には後日話すつもりですし…聞いてくれますか?」 エイスリン「…」頷く 白望「大丈夫…」 胡桃「…この前言った隠し事がそれなら私は聞くよ」 京太郎「ありがとうございます。事の始まりは俺の誕生日でした…」 京太郎「以上です」 白望「…それで京太郎はどうしたい?」 京太郎「えっ?」 白望「京太郎が辛いのは分かった…それで今の京太郎はどうしたい?」 エイスリン「…ワタシモキキタイナ」 胡桃「…私も」 京太郎「お、俺は…」黙り込む 白望「私は…京太郎と居たい」 京太郎「っ!」 白望「約束はできないけど…」 京太郎「……プッ…、シロ、そこは絶対にとか言う所だぞ」 白望「…そうだね」 エイスリン「英(私も京太郎と居たいな。タコスを食べさして貰ってないし、京太郎にも私の料理を食べて欲しい」 胡桃「私も京太郎と居たいよ」 京太郎「俺は…」 京太郎「俺は皆と居たいです。でも信じろと言われたら…信じられません」 エイスリン「…ワタシニイイカンガエガアルヨ」 京太郎「えっ?」 ゴソゴソ…鞄を漁り エイスリン「アッタ…キョウタロウクチヲアケテ」 京太郎「は、はぁ…アーン」 ポン…小瓶を開ける音 グイ…京太郎の口に液体を流し込む 京太郎「なっ!」ゴクン… 京太郎「何を飲ましたんですか!」 エイスリン「コレダヨ」 【エイスリン母特製子供ができる薬男用{成分、媚薬、興奮剤、増強剤等。なお、抗体持ちにも効きます】 エイスリン「ワタシタチハコッチ」 パカ…錠剤の入ったビンを明けて 白望「うん…」ゴクン… 胡桃「わ、私はいいよ…」 ガシ… エイスリン「ダイジョウブ、ダイジョウブ…」 グッ…ゴクン 胡桃「え、エイスリン!」 エイスリン「キョウタロウトイタクナイノ?」 胡桃「それとこれとは…」 エイスリン「イッショダヨ。イッタコトバニハセキニンガアルヨネ?」 胡桃「うぅー、もうどうにでもなれ!」 エイスリン「アトハ二人にレンラクしてと…コレでダイジョウブだよ」 コン…瓶をおく 【エイスリン母特製子供ができる薬ver女の子用{成分、媚薬、興奮剤、特別製排卵誘発剤等】 京太郎「な、何をするんだ?エイスリン」 エイスリン「英(えっとママに最後に言えって言われたのが……京太郎は天井の染みを数えてたら終わるから大丈夫だよ」ニコ 後日談 宮守高校麻雀の伝説 1.インターハイの準決勝まで先鋒だけで勝ち続けた。 2.史上最高と呼ばれるインターハイ決勝戦で優勝すると五人全てがプロ入りを宣言 3.五人全員が卒業と同時に子供を出産。世間でバッシンクされるもその圧倒的麻雀力によりタイトルを総なめにして世間を黙らせる。 4.五人の夫は後の二代目グランドチャンピオンにしてインターハイ個人戦で3連覇及び最多特定を果たした男。 5.妻の一人が妖怪を操る 6.妻の一人が悩むだけで物事が解決する。 7.妻の一人が描いたは絵は国宝の価値があるらしい。 8.妻の一人は自称常識人らしいがうつ麻雀はダマで役満を三連続だあがる化け物 9.妻の一人は視ただけで幽霊や神様を封印できる。 10.夫は神器を持っている為に歩く人間国宝。むしろうごく度に国際機関が動く 11.夫は…etc バタン 京太郎「俺のくだり以外事実だな」 胡桃「わ、私は自称常識人じゃなくて常識人!」 豊音「妖怪なんて怖いよー」 エイスリン「国宝級…ソンナニスゴクナイヨ!」 塞「私は睨んだだけでそんな事ができるわけないだろ!」 白望「ダルい…」 息子1「またやってる…」 娘3「よ、妖怪なんて怖い」 娘6「自覚なしとかたちが悪い」 息子9「ダルい…」 カピー「パカパカ(どれも真実だろ、馬鹿者」 END
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須賀 京太郎 麻雀ガチ勢(ランキング13位)★麻雀スキル でもドラマに出たり(松実宥とゲスト同士共演)、料理番組を持ってたり 異名は「オカルトスレイヤー」。堅実な技術を持つオールラウンダー。闘牌時は非常に獰猛 ベーススタイルは『技術昇華』。無形の型 でも上位のオカルト持ちと打つと、ミンチより酷い状態になる 高校生の頃に恋人が居たらしい そのお相手は高鴨穏乃。少なくとも玄は知らない 進学などの関係により、破局している 大学時代、晴絵に息抜きとして連れていかれた先で鷺森灼と出会い、そして恋仲になる。 なお、関係は切れている。灼が京太郎をフッた(身を退いた) 大学時代限度ギリギリまで古式ムエタイに打ち込んだことも。ティンやん 弘世菫、小走やえと同じチーム 同じ大学(T大)なのは、江崎仁美・辻垣内智葉・弘世菫・小瀬川白望(2年上級生) 鹿倉胡桃(浪人)・臼沢塞(浪人)・荒川憩(1年上級生) 原村和・新子憧(同級生) カリス……ではなく、国広一とは高校時代に一緒にゲーセン行ったり、夏祭り行ったり、バッセン行く程度の仲 脚力がヤバイ。女子サッカー日本代表にPK対決で勝利 オカルトスレイヤーの愛称は出演した超能力ヒーロー学園もののドラマから。超能力者に対抗する唯一の魔法使い(物理) ……こいつなんのプロやっけ? 戦闘スタイルは完全にシャコさん 大学2年時に、オカルトを暴走させた夢乃マホと対局し、敗北 カピバラとは死別 男友達はちゃんといるよ。 他大生だったり、フットサル通じて知り合ったり、合コンとかで仲良くなったり 花村陽介(P4)、古市貴之(べるぜバブ)、シン・アスカ(機動戦士ガンダムSEED DESTINY)等…全員苦労人且つツッコミ タカ! トラ! バッタ! タットッバッ♪ タトバ♪ タットッバッ♪ パルクール(フリーラン)を習得している バイク大好き。愛車には話しかけたりする ちょい熱い高校生→陰りのある大学生→三枚目の社会人、へと進化 カピバラとは死別。死因はウィルス性の消化器潰瘍。ピロリ菌 高校時代の最終成績は男子インターハイ個人戦2位 須賀 京太郎 日本 2X歳 ♂ 高い 標準 『M.A.R.S.ランキング』13位 M.O.手術 〝昆虫型″ ━サバクトビバッタ━ プロローグ 人為変態後(アスキーアート) } } .、 ,,<(/ ハ/ ト、 / "´ 〉、ノ }、___ ./ " ` .i . i. , , , i . i . く }i-―― ≧s、_/ " _____ / , i . i. ./ / / ヘ、.. | | . .i . i゙ . "´ / く〉、_ 。 。 ーヘく .| | / ` \._ / , i (O). .(O) i | | i|./ ゙| .." .. ., ' /( ̄ヽ. V ・ ./ /ノハ ... | | イ ' i>´ `ハ /| 丶 ,r ― 、. . . ,i | | ]ゝく .| . |. / i `ヽ.∧ V ./ // i | 日 | // / | `卜-イ. ,' i λ. { (O). } ..イ .} | l; ( | { . { { V}ik≦ ≧ト.{ } | | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ' 〃 i;;; i | | | 、乂__,イ丿 ,/| /| / ,i ' ∧| { ∨ } ′ V ノ | 本 | | __l__ | / / .' , , Ⅵ .|_'. | | | | l | ' }/ }/ ;; イ / .イ `\ .∧ \ ノ V/ } | | | .∧ | {/ / / / / { |;;;;;;.Ⅵ≧!、,| | 、 | _/ム斗七 ;;;; i / /} ' ∧  ̄)/ 〉 ′| 原 | | ./ ‘, | ' ,イ / | { 从 | イ { しメ∧ l Ⅵ イ { し刈 `ヽ,;;' ' }/ } ∧ ((__ /∨ | | | | ' / /イ Ⅵ . Ⅵ;;; ,, Vzり \ 、 } / Vzり ´;;;;;;; }/ / .. \ \ /´ ヽ __/ i__,/| 産 | | ノ 」 ヽ. | / | 从 | γ ̄ ̄ \ ∨/ ヘ ̄ ̄`, / . ∧ `ト、 > ./ . /| | | ァ‐彡 | _∨∧ i.,/ ` \ `\ _ノ> 、_ ∧、 ノ'/\ > ./ / | | | {三l三 | , <//////{/{{`ハ、 、 ハ }}//////> 、ー―‐ ミr‐y^`ト _> / ∠ .-‐  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | ´//////////// l| イ ヘ _ .i´ / ||///////////////// ヽ ) ( ̄ ̄ ̄ _ -/ /} } | rl┐夂 | /////////////从 ヘ `、 _ ィ -vノ ,' _イ } ///////////////////////\ >'''”´ / / 〉ハ | l_!」 =|= | /////////////{/∧ `ヘイ、 ー=≦__ , ´ ヘ-ヘ iイ∧////////////////////////≦―― / / }ヘ \ | ,_L. Τ | /////////////|//∧. ヽ`ハ iヘ// /'/////}////// 、//////////////////__/ / V ∧ | | /////////////|///∧. {. リゞ_. ._/ ̄ヽ_ .; イ ;イ /'/////}/////// \/// { ̄ ̄ ̄ ̄ ̄⌒)^vイ ∨ ∧ |_______| /////////////|////∧. ヘ ハ`=ハ_ . __ . _i-ハ.ノ /'/////}///////// \} 〉 / / } } ∧ , i . i/ , / / / / ヘ、 | | . .i . i゙ . / / / ' | .(O) i | | i|./ ゙| . イ ' /| /| l . r ― 、. . . ,` | | ]ゝく ..| |// / | | { ' . { (O). } ..イ } | l; ( | { ' 〃 | | | | 乂__,イ丿 /| /| / | ' ∧|/ / .' , ' Ⅵ |_'. | | | | l | ' }/ }/ ;; イ / .イ `\{/ / / / / { | Ⅵ≧!、,| | 、 | _/ム斗七 ;;;; i / /} ' ' ,イ / | { 从 | イ { しメ∧ l Ⅵ イ { し刈 `ヽ' ' }/' / /イ Ⅵ . Ⅵ Vzり \ 、 } / Vzり ´;;;;;;; }/ // | 从 | γ ̄ ̄ \ ∨/ ヘ ̄ ̄`, / _∨∧ i.,/ ` \ `\ _ノ> 、_ , <//////{/{{`∧ .{} 、 ハ´ }}//////> 、´//////////// l| ,∧[}_,ii _ i ./ ||///////////>/////////////从 { 、 ゙}_ _ ィ -vノ ,' ,イ /'//////////////////////////{/∧ l\i| ー=≦__ , ´ /,´ / イ∧//////////////////////////|//∧ . \ハ i] iヘ/ / /'////}//////////////////////////|///∧ 丶 イゞ_. ._/ ̄ヽ_ .;イ ;イ /'/////}//////////////////////////|////∧ =ハ_ . __ . _i-ハ_ノ ./'/////}/////////////
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京太郎「特に用はないけど、売店まで来てみたぞ」 京太郎「お菓子でも買っていこうかな」 買えるもの 1.女性を落とす40の方法 1000円 2.プロ麻雀せんべい 100円 3.ポッキー 200円 4.たけのこの里 200円 5.きのこの山 200円 6.近藤さん 500円 7.プリン 200円 8.(自由) 京太郎「せんべい、ポッキー、たけのこ、きのこっと」ポイポイ 京太郎「こんくらいでいいか」 「お次のお客様ー」 京太郎「あ、はーい」 「えっと、おせんべいが一点、たけのこが一点、ポッキーが一点、きのこが一点……」 京太郎(可愛い店員さんだな、ちょっと日に焼けてるけど目が蒼くて綺麗で……外人さん?) 「……えっとぉ……」カァァ 京太郎「どうかしまし……えっ」 近藤「いつ使ってくれるん?」 京太郎「」 京太郎「ちょっと外に出てきてみたけど……」 ピュゥー 京太郎「秋ともあって寒いなー」ブルブル 良子「あー疲れたー」グデー 京太郎(良子さん?ベンチに寝転がってるけど) 京太郎(あのままじゃ……) 京太郎(スカートがめくれて……ぐふふ) 京太郎(よし、ダンボールを持って来よう) ダンボール「」ゴソゴソ ダンボール(ターゲット捕捉!風来を待たれたし!) ピュウー ダンボール(来たっ!) 良子「…………」 良子「京太郎?」ジトッ ダンボール「違う!俺は京太郎ではない!」 良子「その声は京太郎のボイス」 良子「そんなところで何してるの?」ジトッ ダンボール「え、えっと、これにはマリアナ海溝よりも深ーいわけが……」 良子「ふんっ」ゲシッ 良子「京太郎のエッチ!変態!ド変態!」ゲシッゲシッゲシッ ダンボール「痛い!痛いです!あ、でも見えそう!てかなんか気持ちいい!」 良子「ふんっ!」ゲシッ 京太郎「痛たたた、良子さんの蹴りはなんであんなに重いんだ?」 京太郎「傭兵だったとか聞いたことはあるけどさぁ……」 京太郎「ちょっと寝よ、15分くらい」 夕 京太郎「ちょっと小遣い稼ぎに行ってこよっかな」 おっさま「ほな今日も頑張ってな」 京太郎「あんまりいられないんですけどね」 おっさま「客寄せパンダとしては十分やで」 カランコロン おっさま「お客さんが来たみたいやから、接客よろしくなー」 京太郎「いらっしゃいませー」 洋榎「近場にこないなところあったんやなー」 絹恵「せやねー、って須賀くん!?」 洋榎「京太郎、何しとるん?」 京太郎「何ってバイトですよバイト」 洋榎「へー京太郎みたいなんも働けるんやなー」 京太郎「ナチュラルに酷くないですか?」 絹恵「せや!須賀くん、一緒に打たへん?」 京太郎「はい、別にいいですけど」 おっさま「せやったらワイも入らせてくれるか?」 洋榎「別にええでー」 絹恵「ちょっ、お姉ちゃん失礼やって」 おっさま「ええってええって、ほな始めよか」 結果 京太郎 43800 洋榎 20700 おっさま 17900 絹恵 17600 おっさま「ロン、3900や」 洋榎「三確て、何がしたいん?」 おっさま「須賀ちゃんが高いの和了りそうやったさかい、堪忍な、妹ちゃん」 絹恵「せっかく勝てると思うとったのにな、あはは」 京太郎「俺も……なんかすみません」 洋榎「なんかって何やねん、負けたウチらが悪いんや」 絹恵「せやね……あっ」 絹恵「せや、私ら須賀くん呼びに来たんやった」 京太郎「俺をですか?」 洋榎「あーせやせや、最終戦に向けた練習やって、まあ来るかどうかは自由やけど」 京太郎「ならメールとかで良かったんじゃ?」 洋榎「……せ、せやな」 夜 京太郎「懐も温まったしどっかいきたいけど……」 京太郎「やっぱり練習に行くべきだよな」 京太郎「最後の練習つってもすることないしな……」 京太郎「適当に空いてる人と話してみるか」テクテク 絹恵「はぁ……」ズーン 京太郎「なんでため息なんて吐いてるんですか?」 絹恵「ん、須賀くんか、何でもないで」 京太郎「そうなんっすか?」 京太郎(なんでもないようには見えないんだよなぁ) 京太郎(やっぱりさっきの雀荘のことなのか?) 京太郎(そうだとしても、俺が蒸し返してもな……) 絹恵(最近上重さんにも勝てるようにもなってきて、お姉ちゃんにも須賀くんにも勝てるかな、って思うとったけど) 絹恵(私……まだまだやな) 絹恵「……はぁ」 京太郎「そういえば、絹恵さんの胸って大きいよな……」ゴクリ 絹恵「へっ?」 京太郎「えっ?」 京太郎「……あっ」 絹恵「…………///」カァァ 京太郎「……その、すみません……」 絹恵「ほんまやで、須賀くんの……えっち」 京太郎「いや、つい口が滑ったというか、えっと……」モジモジ 絹恵(須賀くんも、前は私と同じやったんやんな……) 絹恵(せやから私を励まそうと……)※違います 絹恵(なんや、私がアホみたいやん) 絹恵「……ぷっ、あはははは!」 京太郎「ええっ!?どうしたんすか急に!」 絹恵「ううん、なんでもないなんでもない」 絹恵「須賀くんのおかげで元気出たわ、おおきに!」 京太郎「?」 絹恵「ほなまた頑張って来るわー!」 京太郎「??」 京太郎「何だったんだ一体」 「ロン」 「ツモ」 「ロン」 絹恵「あぅぅ」 絹恵「全っ然勝てへん……」 京太郎「でしたら俺が力になりましょうか?」 絹恵「また須賀くんかぁ」 京太郎「また、って何ですかまたって」 絹恵「その提案は嬉しいんやけど……悪ぅない?」 京太郎「俺が一番暇ですからね、なんでもござれですよ」 絹恵「ほんまにええの?」 京太郎「もちろんです!」 絹恵「んー……せやったら、お願いしよっかな」 京太郎「じゃああそこの卓で打ってみましょうか」 絹恵「うん、よろしくな!」 絹恵「流局やね」 絹恵「ツモ……えっと、2000オールやったっけ?」 絹恵「あ、親流れてしもた」 京太郎「絹恵さんって普通に上手くないですか?」 絹恵「お姉ちゃんとかお母さんに比べたらまだまだやって」 京太郎「絹恵さん、洋榎さんとか監督とかと相対比較してたって疲れるだけですよ?」 絹恵「あはは、浩ちゃんと同じこと言っとるわ」 京太郎「でも絹恵さんって中学までサッカー一筋だったんでしょう?それでインターハイまで出たんだから十分凄いですって」 絹恵「そういう京太郎くんやって今までそういう大会出とらんかったらしいやん、そっちこそ凄いと思うで」 京太郎「いやいや絹恵さんこそ」 絹恵「いやいや京太郎くんこそ」 京絹「「ぷっ」」 京絹「「あはははははは!」」 京太郎(……ん?京太郎くん?) 【二日目】終 【三日目】 チュンチュン 京太郎「もう朝か……なんか胸のあたりがきついな」 洋榎「むへへ……ウチも大きくなったで……」ギュゥ 京太郎「なんで洋榎さんが俺の布団の中にいるんだ?」 京太郎「それに背中になんかポチポチ当たってるのがあるし」 洋榎「むにゃむにゃ……」ギューッ 京太郎「……まあいっか」 京太郎「どんな夢見てんだろ」 京太郎「することもないし洋榎さんと何かするか」 洋榎「どやーおっぱいミサイルー……むへへ……」 京太郎「つってもこの調子だからな……」 京太郎「いや、どうせだからイタズラでもしてみよっかな?」 京太郎「うむむ、どうしよう」 洋榎「きぬぅ~……」ギュゥ 京太郎「この状況はあれだ、昔照たちと寝たときみたいな感じだ」 京太郎「そう思うと何かしたくなるな……」 京太郎「洋榎さんって背はあんまり高くないし、胸も足りないけど、可愛いよな」 京太郎「…………」 京太郎「そうだ、ひたすらからかってみよう」 洋榎「ん……」 洋榎(朝?) 洋榎(でもまだ寝てたいな……布団も気持ちええし、抱き枕やって……ん?) 洋榎(ウチ、抱き枕なんか持っとったっけ) 京太郎「洋榎、可愛いよ」 洋榎「へっ?」 京太郎「ポニーテールもジト目も元気なところも可愛い」 京太郎「愛してるよ」イケメンヴォイス 洋榎「な!なんやいきなり!///」ガバッ 京太郎「もう起きちゃったんですか、これからたっぷり話そうと思ってたのに」 洋榎「う、うっさいわアホ!」カァァ 京太郎「ああ、そうやって顔赤くするのも可愛いです、実にいいです」 洋榎「何なんやもう……」 京太郎「洋榎」 洋榎「さっきからなんで呼び捨てなんや!」 京太郎「洋榎、好きだ」キリッ 洋榎「あぅ……ぁぅ……」プシュー 京太郎(勝った!任務成功だ!) 京太郎(あとはネタばらしをして……) 洋榎「……う、ウチも、京太郎が、そこまで言うんやったら……その……///」ゴニョゴニョ 洋榎「って何言わすんやアホ!」 京太郎(あ、マジで可愛いかも) 京太郎「暇なのでジェンガしましょうジェンガ!」 洋榎「別にええけど」プイッ 京太郎「もうそろそろ機嫌直してくださいよー」 洋榎「誰のせいや、ったく」 京太郎「だからずっと謝ってるじゃないっすかー」 洋榎「京太郎のアホ」ボソッ 京太郎「あーはいはい、じゃあこうしましょう」 京太郎「ジェンガで勝った方が負けた方を自由にできる、これで洋榎さんが俺に勝てば煮るなり焼くなり好きにすればいいですよ」 洋榎「う……それは……」 京太郎「あれ?怖気づいたんですか?天下の洋榎さんともあろうお方が?」 洋榎「ふん!ええわ!やったるわ!後で半べそかいても知らんからな!」 京太郎「それじゃあ準備しましょうか」 京太郎「この俺が……負け、た……?」 洋榎「ほな言いだしっぺの京太郎にはウチの足をマッサージしてもらおかなー」 京太郎「脚ですか?」 洋榎「ウチよく走っとるやろ?せやから疲れるんや」 京太郎「ああ、控室に帰ってくるときとかいつもそうですもんね」 洋榎「へーよう見とるやん」 京太郎「ケガしないかどうか心配なので」 洋榎「なんやそれ、ウチが子供みたいやん」ブー 京太郎「実際そうじゃないですか」 洋榎「何やとー!」 京太郎(足って言われても、どこをやればいいんだ?) 京太郎「じゃあさっさとやっちゃいますね」 京太郎(短めの寝巻でよかった)モミッ 洋榎「んぁっ!ど、どこ揉んどるんや!」 京太郎「どこ、って脚ですよ脚」 洋榎「足言うたら普通足の裏とかや、んっ、ろ!」 京太郎「足も脚も耳で聞いてわかるわけないじゃないですか、洋榎さんの自爆ですよ」モミモミ 洋榎「くすぐったいから、やめぇ……」 京太郎「嫌ですよこんなにスベスベで気持ちいいのに」 洋榎「すべすべ……ウチが?」 京太郎「また洋榎さんの良いとこ見つけちゃいましたね」 洋榎「あ、あれは冗談やろ?」 京太郎「洋榎さんが可愛いのは事実ですよ?」 洋榎「ほぇ?」 京太郎「じゃあマッサージやってる間に順々に挙げていきましょうか」 洋榎「は、恥ずかしいからやめてぇ!」 ――――――――――――――――――― 京太郎「はい、終わりです」 洋榎「おおきに……」プシュー えり「やって参りました、国民麻雀大会地区選抜団体戦三日目」 えり「実況は私、針生が、解説は大沼プロがお送りいたします」 秋一郎「…………」 えり「大沼プロ、何か一言、どうぞ」 秋一郎「…………」 えり「えーっと……」 えり「それでは各地区の紹介です」 秋一郎(何なんだこれは) 秋一郎(今年に入って鹿児島選抜の解説では女子アナウンサーと組み) 秋一郎(この大会では生娘たちの世話を見て) 秋一郎(挙句の果てにまたアナウンサーと組んで決勝戦の解説とは……) 秋一郎(まあ憧れの福与アナじゃないだけよかったか) 171 名前: ◆r05KxLrr0E[] 投稿日:2013/04/14(日) 18 22 05.46 ID bNhMmQbko [11/29] トシ「みんな、準備はいいかい?」 豊音「もちろんです!」 塞「トヨネ、いつになく張り切ってるね」 豊音「だって、みんなとまた戦えるんだもん!」 胡桃「いやーそれにしても東北選抜をあたしらがほぼ独占しちゃうなんてね」 トシ「私らと有珠山くらいしかいい成績を残せてなかったからねぇ」 白望「そろそろ試合……だる」 塞「まあまあそう言わないの、私だって結構疲れるんだから」 トシ「そろそろ時間だね、行ってきな」 塞「はい!」 穏乃「いつも通り頑張ってください!」 灼「ファイト」 玄「頑張るのです!」 宥「うん、お任せあれ!なんちゃって」 晴絵(大星淡に荒川憩、か) 晴絵(頑張れよ、宥!) 淡「今日もぽんぽん取って来るよ!」 菫「油断はするなよ」 淡「わかってるわかってるー」 智葉「本当にわかってるのか?」 淡「まあいざとなればテルもいるわけだしね!」 照「お菓子、いる?」 淡「あー!ありがと!」 照「霜崎さんも」 絃「ありがとうございます」ペリッ 絃「…………砕け散ってる」 憩「今日は勝ってくるさかい、待っとってな!」 洋榎「またウチが取り返すんやから別にええでー」 咏「うっはー、すんげえ自信だねぃ」 怜「私らも頑張らへんとな」 郁乃「せやで~憩ちゃんファイト~」 憩「ほな行ってきますーぅ!」 172 名前: ◆r05KxLrr0E[] 投稿日:2013/04/14(日) 18 31 09.45 ID bNhMmQbko [12/29] 憩(ウチが一番乗りか……) 宥「あったかくない……」ガクガク 塞「あっ、もう席決め始めてます?」 憩「まだですよ、先どうぞ」 塞「どうもすみません、それじゃあこれかな!」 宥「じゃ、じゃ「あーっはっはっは!」」 淡「んっふー、チミたち早いねえ感心感心」 淡「今日も大星淡ちゃんが大勝しちゃうんだから!」 塞「あっ、はい」 宥「北……あったかくない」 憩(いいように流されとるなー) 東一局 淡 100000 憩 100000 塞 100000 宥 100000 憩(淡ちゃんにリードさせたらまた好き勝手にやられる!) 憩(そうはさせへん!)ピキィィン! 憩「リーチ!」 【孔穿つ閃光】発動! 塞「!」ゾクッ 塞(東一局で出しちゃうかーそれをー) 塞(まあ私も負けられないから) 塞(塞ぐよ!)カッ 【幻想塞ぎ】発動! 【孔穿つ閃光】の効果が書き換えられます 憩(全然来る気配がしいひん……どういうことや) 憩(何かに道を遮られてるみたいな) 憩(ウチを誰かが邪魔してる……みたい) 憩(何なんや一体!)トン 淡「ロン、3900」 憩「う……」 塞(何これ、きっつい……) 【孔穿つ閃光】を発動したため、憩の聴牌判定と和了判定が下がった! 【幻想塞ぎ】を発動したため、塞の雀力が下がった! 東一局一本場 淡 104900 憩 95100 塞 100000 宥 100000 (3900+供託棒一本) 淡「ツモ、1100オール」 塞(他の人が聴牌に向かってる間に和了ってるってさ……) 塞(ちょっとずるいよそれ) 宥(あったかくない……) 憩(くっ……) 淡「連荘連荘~♪」 東一局二本場 淡 108200 憩 94000 塞 98900 宥 98900 憩(このまま三連荘なんてさせへん!) 憩(もう一回や!) 憩「リーチ!」ピキィィン! 塞(荒川さん、また使うんだ……) 塞(でもこのまま行くよりさっさと流すべきだよね) 塞(んじゃ、いっか) 【孔穿つ閃光】発動! 憩「嶺上ツモ、リーチ一発の責任払いの8000は8600」 えり「荒川選手はリーチをかけると特殊な役が付くことが多いですね」 秋一郎「…………」 秋一郎(確かに、リーチの後は一発ないしは裏、海底などおかしな役ばかりだ) 秋一郎(天江衣や神代小蒔と比べると火力は劣る、だが彼女らとは何か本質が違う) 秋一郎(彼女から和了った者はその力を出せなくなり、彼女に和了られた者はツキを失う) 秋一郎(天江衣たちが牌を支配しているというのなら、彼女はまるで対戦相手を支配しているよう……) 秋一郎(って何を考えているんだ儂は) えり(何を考えているんだろう) 東二局 淡 108200 親 憩 102600 塞 98900 宥 90300 全員ノーテンのため、流局 淡(まだまだ大丈夫だよね、減らされてないし) 憩(このまんまやと親流れてまう……) 塞(後何回行けるかな……) 宥(あったかい牌、来ない……) 東三局一本場 淡 108200 憩 102600 親 塞 98900 宥 90300 塞(大星さんにも荒川さんにも動きは見られないね) 塞(勝負は南場かな) 塞(よっし、これでテンパイ)トン 憩「ロン、3900は4200」 塞「うっわーい……」ガクッ 東四局 淡 108200 憩 106800 塞 94700 親 宥 90300 全員ノーテンのため、流局 宥(玄ちゃん……私、全然だめだよぉ……) 憩(六向聴はやっぱりきついって……) 塞(また流局かー) 塞(ま、誰かが大きいの和了るよりは十分マシなんだけどさ) 淡(出そっかなー、どうしよっかなー)ウムム 南一局一本場 淡 108200 憩 106800 塞 94700 親 宥 90300 宥(あったかい牌はそれなりに来てる……) 宥(でもぉ、全然聴牌できないよぉ……)トン 憩「ロン、2600は2900」 宥(あうぅぅ……) 憩(このまま安定でいったる!) 淡(ケイがまた頑張ってるね♪) 淡(でもまだまだ!) 南二局 淡 108200 親 憩 109700 塞 94700 宥 87400 宥(また手が進まないよ……) 淡「ポン」 塞(なーんかやばそうな感じ) 淡「来た来た!カン!」スチャ 淡「む~嶺上ならずか~」トン 憩(親やからテンパイしたいんやけどな……) 淡「あっ、ツモ!2000・4000」 塞(……もうやるか) 【幻想塞ぎ】発動! 南三局 淡 116200 憩 105700 親 塞 92700 宥 85400 塞(荒川さんが高そうな感じ) 塞(私はテンパイできてないからそっちは任せて、こっちは……っ!)カッ! 淡「!?」 淡(何……?) 淡(手が、全然進んでない!) 淡(だったら鳴けばいいもんね!) 淡「ポン!」 淡(このまんま勝ち越しだよ!)トン 憩「ロン、12000」 淡「なっ……」 塞(よし、あと一回!)カッ! 【幻想塞ぎ】発動! オーラス 淡 104200 憩 117700 塞 92700 親 宥 85400 憩(ほな、行かせてもらおか!)キィィィン! 憩「リーチ!」 塞(んーやっぱりテンパイしてくるかァ) 塞(まぁ、抑えてあげるよ) 【孔穿つ閃光】発動! 【幻想塞ぎ】により効果が書き換えられます 憩(ムダヅモばっか……他の人たちがテンパイしとらんからええけど) 憩(ようやく、ウチがみんなの役に立てるんや) 憩(ここは、もっと粘る!) 塞(ダメだ、このままじゃ塞げない) 塞(誰も和了れなかったのに) 塞(一体、何が……?) 憩(海底、か) 憩(上出来や!) 憩「ツモ、700・1300」 宥「あ……終わっちゃった……」 塞「もー疲れたー」 淡「次こそは負けないんだからねっ!」 憩「お疲れ様でしたー」 塞(役目は果たせたからいっか) 宥「玄ちゃん、ごめんね……」 終局 大阪 120400 (+20400) 関東 103500 (+3500) 東北 92000 (-8000) 関西 84100 (-15900) 京太郎「憩さん、大活躍でしたね」 雅枝「このままいけばええんやけどな、次も頼んだで」 咏「うぃーっす」 京太郎「緊張感ねえな」 咏「まー気負ったところで意味ねーかんな」 京太郎「そんなもんなのか?」 咏「んじゃ、行ってくるわ」 京太郎「俺もついでに売店でも行ってくるか」 宥(控室に帰ったら……) 晴絵『あっはっは!宥がここまで役立たずだったとはなぁ!』 はやり『流石にないわ……』 玄『お姉ちゃん、見損ないました』 穏乃『何やってるんですか、ふざけないでくださいよ』 灼『……誰?』 宥「はわわわわわ」 宥「もう帰れないよぉ……」グスッ 京太郎「松実……さん?」 宥「!」ビクッ 宥「は、はいぃ」ウルウル 京太郎「そんなところで何うずくまってるんですか?」 宥「みんながこわくてぇ……」ナミダメ 京太郎(守ってあげたい、なにこの可愛い人) 宥「私、点棒いっぱい取られちゃったから……」 京太郎「ああ、なんだそういうことですか」 宥「ふぇぇぇん」 京太郎「大丈夫っすよ、皆さん優しいじゃないですか」 宥「でも、でもぉ……ひくっ」 京太郎「じゃあ落ち着くまで俺が傍にいます、控室まで送りますよ」 宥「ひぐっ、ひぐっ」 京太郎「顔がぐじゅぐじゅですよ、これで拭いてください」 宥「うん、うん……」 京太郎「そろそろ試合始まりますから、行きましょうか」 宥「……うん」 京太郎(世話の焼ける姉ってこんな感じなのかな) 京太郎(……照もそうか) 玄(お姉ちゃんが取られた分は私が!)フンスッ 咏「ドラローが相手かよぉ……」 胡桃「早く座るそこ!」 菫「今日も勝たせてもらおうか」 咏「はっ、同じ相手に負けるかよばーかばーか」 玄「一日目に大失点したのに何言ってるんですか?」 菫「うぐっ」 胡桃「まあ私も負けないからそこんとこヨロシク!」 咏=68+128+45=241 菫=7+124+30=161 玄=13+112+15=140 胡桃=70+124+15=209 次鋒戦終了 大阪 148400 (+28000) 関東 89600 (-13900) 東北 103000 (+11000) 関西 59000 (-25100) 玄(なるべく大きい手で和了らないと!)トン 胡桃「ロン、12000!」 菫「んなっ……!」 咏(いつの間に張ってたんだこのチビ……) 玄(今度こそ!) 咏(ドラ無しでも、清一色は作れんだよ!) 咏(読まれててもツモればいいだけ!) 咏「ツモ、3000・6000」 菫(松実玄……狙わせてもらう!)トン 胡桃「ロン、6400!」 胡桃「まだまだ行くよ!」 菫「」チーン 玄「」チーン 咏(こんぐらい稼げば充分だろ) 胡桃(次が勝負だね!) 絹恵「お姉ちゃん、頑張ってな!」 雅枝「お前なら大丈夫やろ」 浩子「はいはいガンバ~」 洋榎「うっし、ほな行ってくるわ!」ダダダダダダダ 洋榎「ばばーん!愛宕洋榎登場!」キキィィィィイイ 智葉「相変わらず五月蝿いやつだな」 洋榎「なんやとこのツンツンメガネ!」 まこ「まあまあ、二人とも落ち着きんさい」 洋榎「うっさいわワカメガネ!」 まこ「ワ、ワカ……」 藍子「ささっ、席へどーぞどーぞ」 洋榎「なんや次はグルグルメガネかいな」 藍子「グルグル……ねぇ」 洋榎「なんでメガネばっかなんや?」 藍子(さてさて、見せてもらいましょうかね) 藍子(どれだけ頑張れるかな!)グルグルグル 洋榎(なんやこれ) 洋榎(手が進まへん) 智葉「リーチ」 洋榎(しゃあない、オリよ)トン 洋榎「……」スチャ 洋榎(手が進んだ?) 洋榎(なんでオリようとしたんに……)トン 智葉「それだ、ロン」 結果 洋榎=10+132+15=157 智葉=73+132+15=220 まこ=48+124-15=157 藍子=27+124+30=181 中堅戦終了 大阪 135700 (-12700) 関東 113200 (+23600) 東北 104700 (+1700) 関西 46400 (-12600) 怜「愛宕さん、凹んでもうたな」 雅枝「今までが順調すぎたんや、無理はせんようにな」 竜華「頑張ってな、怜!」 怜「うん、竜華の分まで頑張って来るわ」 セーラ「あっはっは、それやと竜華が死んでもうたみたいやん」 灼(このままだと、いくら穏乃でも無理) 灼(もう、負けられない)ギュッ 怜(このまま稼いで渡す、それだけやな) 絃(あら、この二人少しそっくりさん?) 白望(胡桃もいたら面白そうだなぁ……) 絃「…………」ヒョォォォオ 怜(この人と打ってると、テンパイできひん未来しか見えへん) 怜(せやけど、私やっていつも同じってわけやない!) 怜「ポン」 怜(未来は無理やり切り開く!) 灼(まだだ、まだ勝てる) 灼(諦めたら終わりなんだ!) 灼「リーチ」 白望(このままいくと、豊音がだるい) 白望(でもこの手じゃなぁ……) 白望(穏便に行こう) 結果 怜=81+121+15=217 絃=34+128+30=192 灼=51+124+15=190 白望=7+128+30=165 副将戦終了 大阪 149300 (+13600) 関東 113700 (+500) 東北 91100 (-13600) 関西 45900 (-500) えり「副将戦決着」 えり「現在トップは依然大阪選抜」 えり「後ろを負うのは三万点差の関東選抜」 えり「そして五万点差と大きく離された東北選抜」 えり「十万点差をつけられた関西選抜はもう、ダメなのでしょうか」 秋一郎「…………」 秋一郎「……いや」 秋一郎「勝負は最後まで楽しむのが勝負、諦めるには早すぎる」ボソボソ 秋一郎「まだ望みはある」ボソッ えり「は、はぁ」 えり(声が小さくて聞き取れなかった……) えり「それでは各チーム大将選手の紹介です」 善野「これで、良かったんか」 郁乃「うん、私はこれでええ」 郁乃「みんなが期待してくれてるんや、私が姫松の元監督とも知らへんで」 郁乃「せやから私はそれに応える」 善野「ふふっ、昔から変わらへんなぁ」 郁乃「その昔の私が今の私なんやけどな~」 善野「せやったね、っとここまでか」 郁乃「送ってれてありがとな」 善野「いつものことやろ、ほな頑張ってき」 郁乃「また後でな~」フリフリ 照「……郁乃」 郁乃「試合のときは郁代やで~」 照「今日も負けないから」 郁乃「私やって負けてられへんよ~」 穏乃「あ、宮永さんお久しぶりです!」 照「高鴨さん、今日もよろしくね」 穏乃「はい!よろしくお願いします!」 豊音「うんうん、やっぱり壮観だよー」 豊音「個人戦一位と三位の宮永さんに高鴨さん!それに団体戦でちょー頑張ってた赤阪さん!」 豊音「よろしくお願いしますっ!」 東一局 郁乃 149300 照 113700 豊音 91100 穏乃 45900 豊音(宮永さんは東一局は和了らないんだよねー) 豊音(それならまずは温存するよー) 郁乃「ポン」 穏乃(一巡目ポン?) 豊音(んんっ?) 豊音(なんだか調子がいいよーな?) 豊音(まあそれはそれでいいことだよねー) 豊音「ツモ、4000・8000」 穏乃「うっわ……」 穏乃(早速持って行かれたぁ……) 照「…………」 東二局 郁乃 141300 親 照 109700 豊音 107100 穏乃 41900 豊音(……よし) 【友引】発動! 豊音「ポン」 豊音「ポン」 豊音「チー」 照(…………) 照(また裸単騎) 豊音「ポン!」 照(……でも) 豊音(これで私の和了りだね!)トン 照「ロン、2000」 照「……連荘」 東二局一本場 郁乃 141300 親 照 111700 豊音 105100 穏乃 41900 豊音(前は確か……これでいいはず) 【先勝】発動! 穏乃(配牌一向聴!白發の刻子もあるし) 穏乃(……ここは突き進む!) 照「…………」 穏乃(よしよし、テンパイまで来た!) 穏乃(カン……できるかな) 照(テンパイ……これで)トン 穏乃(来た!) 穏乃「カン!」 穏乃「うおおっ!嶺上ツモ!責任払いで8000は8300!」 照(何……) 豊音(宮永さんがたった一回で止まったよー!) 郁乃(う~ん、これはちょーっと予想外やったな) 東三局 郁乃 141300 照 103400 豊音 105100 穏乃 50200 豊音(親だし攻めていくよー!) 【友引】【赤口】発動! 郁乃(このままやとまた照ちゃんが和了り続けてまうから……) 郁乃「チー」 郁乃(安手で流してみよか~) 穏乃(ここで逆転してみせる!)トン 郁乃「……ロン、2600」 東四局 郁乃 143900 照 103400 豊音 105100 親 穏乃 47600 えり「三位に転落してしまった関東選抜宮永照、果たしてどのように巻き返すのでしょうか」 秋一郎(この点差……今回は見れるようだな) 秋一郎(個人戦決勝卓にだけ見せたあの業) 秋一郎(実に楽しみだ) 照「ツモ、400・800」 照(これで300点差) 照(……高鴨さんが危険だけど、いつも通り) 南一局 親 郁乃 143500 照 105000 豊音 104700 穏乃 46800 照「ロン、2000」 照(……ようやく連続) 照(流石に時間をかけすぎたか) 穏乃「…………」 照(厄介になってきた) 穏乃(今日は調子がいい、ツキがある!) 穏乃(こっからが勝負!)ゴッ 【斉天大聖】発動! 南二局 郁乃 143500 親 照 107000 豊音 104700 穏乃 44800 照「ツモ、2000オール」 穏乃(また、和了られた……) 豊音(やっぱりちょー強いよー) 郁乃(これが照ちゃんの強さ、か) 照(…………) 照(時期尚早かもしれない) 照(でも、やってみるか) 【鏡開き】発動! この局のみ【人形劇】【身代わりの幻影】【六曜】が発動できなくなりました! 南二局一本場 郁乃 141500 親 照 113000 豊音 102700 穏乃 42800 ビキィッ! 郁乃(……なんやこの感じ) 郁乃(小鍛治プロほどやないけど、嫌な感じやな……) 穏乃(何かが……) 豊音(これって……宮永さん?) えり「配牌時で国士無双一向聴!?」 秋一郎(宮永姉妹の得意技は共に点数調整) 秋一郎(妹はプラマイゼロを得意としている、と聞いたことがある) 秋一郎(そして姉は点数上昇) 秋一郎(まるで牌のありかをわかっているかのよう) 秋一郎(……彼女らの目には一体何が映っているんだ) 九19①⑨東南西北白發中 照(……国士無双) 照(私が初めて和了った役満) 照(いつからか、ヤオ九牌が見えるようになっていた) 照(ヤオ九牌が私に集まるようになった) 照(これは、点数調整には使いやすい力) 照(なぜ、力なんてものがあるのか) 照(なぜ、私は抗えないのか) 照(だから、こうして――) 照「ロン、48300」 豊音「わ……」 郁乃「え……っ」 穏乃「なっ、た、たった三巡目で!」 照(希望を打ち砕いてしまう) 南二局二本場 郁乃 93200 親 照 161300 豊音 102700 穏乃 42800 豊音(他力本願だけど二位浮上) 豊音(点差は少しでも詰める!) 【先勝】発動! 同コンマのため、流局 照(もちろん利用することもあった) 照(個人戦の決勝だってそうだった) 照(負けたくなかったから) 照(京と咲とモモが見ていると思ったから) 照(私もずいぶんと調子がいい人間だ) 南二局三本場 郁乃 93200 親 照 161300 豊音 102700 穏乃 42800 豊音(うーん、ダメだったかー……) 豊音(でもでも!まだまだ諦めないよー) 【先負】発動! 豊音(うーん?全然テンパイできない?) 照(……) 照(手が進まなくなってきた) 照(これは、多分……) 穏乃「ツモ、4300・8300」 南三局 郁乃 88900 照 153000 親 豊音 98400 穏乃 59700 豊音(大安は最後まで取っておくとして) 豊音(今回は……!) 【友引】【赤口】発動! 照「ツモ、400・800」 照(高鴨さんも姉帯さんも役満直撃でしか私には追いつけない) 照(郁乃さんは、高鴨さん次第か) オーラス 郁乃 88500 照 154600 豊音 97600 親 穏乃 59300 豊音(もう、ダメかもしれない) 豊音(――だけど) 豊音(まだ続けたいので頑張るよー) 豊音(さて、どこまで行けるかな) 【大安】発動! 穏乃(聴牌、今は宮永さんとの点差を縮める) 穏乃(そう簡単には終わらせない!) 照(……これ、は) 照(掴まされた?) 照(いや、だったらこっちを諦めて……)トン 穏乃「ロン、12000」 オーラス一本場 郁乃 88500 照 142600 豊音 97600 親 穏乃 71300 照(……)スチャ 照(高鴨さんの支配があまり効いていない) 照(それに姉帯さんも郁乃さんも和了れないみたい) 照(ここで、終わりか)トン 豊音(うぅぅ、全然ダメだよー!) 豊音(一回も和了れてないし……) 豊音(みんな、ごめんね)トン 穏乃(うー……ん)スチャ 穏乃(なんも来ないなー) 穏乃(逆転できるかも!って思ったけどさ、やっぱり勝てっこなかったのかな) 穏乃(違う違う!)ブンブン 穏乃(こんなん私らしくない!負けても私らしくするんだ!) 穏乃(最後まで突き進む!)トン 郁乃(……これ、照ちゃんの和了り牌か) 郁乃(テンパイできたのはええんやけどな……) 郁乃(結局、照ちゃんには敵わんかったな) 郁乃(おまけに三位転落) 郁乃(善野ちゃんに言っとったことが恥ずかしいわ) 郁乃(悪あがきはせえへん、この一打で終わりや) 郁乃(私は前へ進む) 郁乃(小さくなっても、何があっても) 郁乃(……楽しかったな)トン 照「…………」 照「ロン、1000は1300」 郁乃「…………」 郁乃(やっぱり、か)グスッ 郁乃(あれ、なんで目が熱いんやろ) 郁乃(こんなん違うやろ、私は……) 郁乃(もっと――) 穏乃「あ、赤阪さん?」 郁乃「…………うん」チャラッ 郁乃(――笑っとらんとな) 郁乃「これで終わりやな」ニコッ ――――国民麻雀大会―――― ―――地区選抜団体戦終了――― 一位 関東 143900 (+30200) 二位 東北 97600 (+6500) 三位 大阪 87200 (-62100) 四位 関西 71300 (+25400)
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. 京太郎「実家から帰ったぞー!」 京太郎「この部屋も実に1週間ぶりだな……ん?机の上に何かあるぞ」 京太郎「なんだこのDVD……『真夏の夜の清々荘』……?」 京太郎「とりあえず見てみるか」 京太郎「再生っと」 ブオーン 画面に映ったのは、どこか見覚えのある部屋と……照だった しばらくすると、画面の下の方に字幕が出てきた Q.あなたの名前は? 照「宮永照だ」 Q.あなたは京太郎とはどのような関係ですか? 照「小学生のころからの幼馴染み、今は隣人」 Q.あなたは京太郎をどう思っていますか? 照「……わからない」 照「……好き、なのかもしれない」 照「質問はこれだけか?」 はい、それでは……イきましょうか 照「……わかった」 そこで画面は変わった 次に映ったのはさっきの部屋と、エイスリンさんだった また字幕が出てきた Q.あなたの名前は? エイスリン「Aislinn Wishartデス」 Q.あなたは京太郎とはどういう関係ですか? エイスリン「スガクン……ハ、オトナリサン?」 Q.あなたは京太郎をどう思っていますか? エイスリン「スガクンハ……スキ……」 エイスリン「チ、チガウ!」 エイスリン「コノスキハ、likeノスキ!loveジャナ……イ、ハズ」 質問は以上です エイスリン「ジャア……ハジマル?」 はい また、画面が変わる Q.あなたの名前は? 憩「荒川憩いいます」 Q.あなたは京太郎とはどういう関係ですか? 憩「京太郎君は同じこの清々荘の住人で、麻雀部員第1号さんです」 Q.あなたは京太郎をどう思っていますか? 憩「どう……少しエッチやけど、良い男の子やなーって思います」 憩「前もあんなことを……あ、ウチったらまた///」 我慢できないようですから、もう始めましょうか 画面が、変わる Q.あなたの名前は? 咏「三尋木咏だけど、あんた誰だよ」 お気になさらず Q.あなたは京太郎とはどういう関係ですか? 咏「同じアパートの住人でクラスメイトってだけじゃねえの?知らんけど」 Q.あなたは京太郎をどう思っていますか? 咏「んー、なんっつうかあいつといると胸がバクバクするんだよな~」 咏「なんだろうな、これわっかんねー」 質問は以上です 咏「え、そんだけなん?スリーサイズとか聞くんじゃなかったのか?」 そんなこと……意味ないですし さ、始めましょうか またも画面が変わる Q.あなたの名前は? 郁乃「赤阪郁乃やで~」 Q.あなたは京太郎とはどういう関係ですか? 郁乃「京太郎くんとは将来を誓い合った仲やで~」 郁乃「冗談やけどな~」 Q.あなたは京太郎をどう思っていますか? 郁乃「ん?好きやで~私のこと守ろうとしてくれたしな~」 郁乃「あのときはほんまにかっこ良かったな~」 質問は以上です 郁乃「ほな行こか~」 はっ……!? ガタガタと何かが崩れるような音がしたあと、画面が変わった Q.あなたの名前は? 霞「石戸霞よ」 Q.あなたは京太郎とはどういう関係ですか? 霞「あの子が住んでるアパート管理人、高校の非常勤講師、麻雀部の顧問よ」 Q.あなたは京太郎をどう思っていますか? 霞「頼りになる子、ね」 霞「面倒事を持ち込んでくるのが玉に瑕だけど」 質問は以上です、それでは始めましょう、皆さん待っていますよ 霞「ええ、そうみたいね」 画面が――――変わる テレビから聞こえてくるのは パンパンという乾いた音、 憩さんやエイスリンさんたちの楽しそうな声 そこに、見覚えのある顔が、聞き覚えのある声でこちらに話しかけて来た 「ねえ、京ちゃん」 「このビデオ、どうだった?初めてビデオカメラを使ってみたんだけどさ……」 「花火って楽しいよね!私、清々荘のみんなと楽しんでるよ!」 ――――――――ブチッ そこで、映像は終わった 流れる映像がなくなり黒くなった画面は、俺の部屋の中を映し出した ぽかんと口を開けた俺の顔と、 その後ろでにっこりと笑う少女の顔を
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前話 次話 豊音「うわああああああん!ありがとうございましたああああ!!」 霞「お疲れ様でした」 恭子「あ、ありがとうございした」カタカタ 咲「ありがとうございました」ぺっこりん 照「……なるほど」 菫「……おい、なんだアレ。お前の家はどうなってるんだ」 淡「……すっごい!!大将だよね!ね!私がやれるの!?たっのしみー!!」 菫「ある意味頼もしいな……」 照「ん……お菓子買ってくる」 照(やっぱり、胸が大きくないの残したんだね……) 恭子「戻りました」 洋榎「お疲れさん」 恭子「1位やったのに2位で申し訳ないです」 洋榎「いや……あんなん相手によーやったわ」 漫「そうですよ!」 由子「アレはこっちで見ててもすごかったのよー」 恭子「ははは。あん時の宮永は……」カタカタカタカタ 絹恵「大丈夫ですか末原先輩!」 郁乃「……末原ちゃん、強くなりたい?」 恭子「……はい?」 巴「……お祓い、終わりました」 霞「ありがとう。大丈夫だった?」 春「いつもより準備してたから大丈夫」 初美「とんでもない相手でしたねー」 霞「ええ。正直、小蒔ちゃんや宮永照くらいじゃないとアレは相手できないわ」 小蒔「何か、すごいものを感じました。こう、執念というか、嫉妬というか」 巴(小蒔ちゃんもアレに近かったよね?)ヒソヒソ 春(というか同種っぽかった)ヒソヒソ 初美(いやいや、降ろしてる時の霞の方が…) 霞「初美ちゃんお蕎麦抜きね」 初美「また私!?」 霞「さ、食べましょう」 小蒔「時間、空いちゃいましたね」 霞「……それじゃみんなで海でもいきましょうか。少しくらいゆっくりしても大丈夫ですし」 春「海……いい」 初美「泳ぎならおまかせあれですー」 巴「中等部の明星ちゃん達も呼びましょうか」 小蒔「……楽しみですね」 霞「あ、そうそう。小蒔ちゃんのサインをお願いされてたの。書いてくれない?」 小蒔「あ、はい。分かりました」 豊音「ただいまー」 塞「トヨネ……」 豊音「サイン、いっぱいもらっちゃったよー」 胡桃「…………」 豊音「最後ちょー怖かったけど、ちょー楽しかったよー」 エイスリン「…………」 豊音「勝って、もっとみんなでお祭りに続けたかったよー」 白望「……お疲れ様、トヨネ」 豊音「うん、楽しかったよー……うあああああああん!!」 塞「私も、もっと、わあああああん!!」 胡桃「……ぐすっ」 エイスリン「トヨネエエエエエ!!」 白望「……うん、お疲れ様」涙目 トシ(参ったね……あんなのが出てくるなんて。さすがにどうしようもないよ) 霞「あのー、すいません。大丈夫ですか?」 小蒔「サイン、書いてきました」 豊音「神代さん!わざわざ来てくれるなんて……」 胡桃「あの……それは?」 小蒔「浮き輪です!」 胡桃「それは把握してます!」 小蒔「ちなみに下に水着も着てます!」 胡桃「なんで!?」 霞「個人戦まで間があるので、海にでも行こうという話になりまして。良かったら、ご一緒しませんか?」 エイスリン「ウミ…イイ!」 白望「……迷惑でないなら、ぜひ」 塞「ダルくないの!?」 トシ「あ、それなら個人戦出場選手同士は対局しないようにね」 塞・胡桃「確定!?」 郁乃「末原ちゃんが、なんであの試合で残れたか分かる?」 郁乃「それはな、胸が小さかったからや!やから、サラシ巻いてもっと胸を目立たなくするんや!!」 恭子「…………」ぺターン 恭子「ってアホかああああ!!」 恭子「なんなんですかこの訳分からん戦術は!?これ以上胸小さくしたら無くなりますわ!」 郁乃「でも~、宮永照ちゃんもさっきの宮永咲ちゃんも小さいで~」 洋榎「そーいや個人2位の荒川憩と3位の辻垣内智葉もあんま胸無かったような……」 由子「小鍛冶プロや三尋木プロもそうなのよー」 恭子「神代はでかいし、さっき相手した石戸霞とかおっぱいオバケでしたよ!そんなんありえませんわ!」 恭子「全く、せめてパッド入れるとかやったらまだしも……」サラシ取る 漫「……パッド、入れたいんですか?」 恭子「漫ちゃ~ん?額に乳って書くか?あ?この巨乳が!!」 郁乃「まあ、ここまでは半分冗談として」 絹恵「半分は本気やったんですか……」 郁乃「準決勝の為に呼んだわ~入ってきてや~」 良子「グッドモーニング」 恭子「戒能プロ!?」 洋榎「トッププロ……そしてKちゃんの時は世話になったわ……」 良子「ハハハ。毎晩抱いてますよ?」 漫「確かイタコで、名もなきファラオの力で天和したって」 絹恵「当然正位置ぃ!って叫んで国士無双したとか」 由子「傭兵でバイクと合体した機械相手に戦ったって聞いたのよー」 良子「ないない。ノーウェイノーウェイ。知り合いの話。元気かなーサティスファクション」 郁乃「宮永咲ちゃん見た」 良子「イエス。ありゃすっげーモンスターですね。ゴッドかサタンですよ」 郁乃「他にも凄い人呼んであるから、明日まで練習試合な~?」 郁乃「それとな、明後日は善野さんも見に来るらしいで~?」 恭子「善野監督が……」 恭子(そんなん負けられへんやん……後、サラシとか巻いてられんわ!!) 清澄、宿舎 久「良くやってくれたわね、咲」 咲「なんか、つい、やっちゃいました」 京太郎「つい、でアレか……やっぱすげーな咲」 咲「京ちゃん……えへへ」 久「それにしても姫松が残ったかー」 咲「あ、それなんですけど」 久「うん?」 咲「すいません、頑張ったんですけど、やっぱり強いとこが残っちゃいました」 まこ「強いって、どこも強かったぞ」 優希「おっぱいの巫女さんとかやばかったじぇ」 京太郎「ああ、あのおっぱいはやばかったな」 咲「む……」 和「確かに変な打ち方もありましたけど……」 咲「ええと。次は、ちょっと危ないかもしれません」 久「……靴下脱がなかったから楽勝だと思ってたわ」 咲「あっ……」 久(姫松か……ちょっとやっかいかもしれないわね) 京太郎「姫松か……先鋒と副将だな」 優希「ん?どういうことだ?」 和「私達に何か関係が…」 京太郎「先鋒と副将が、胸が大きかった!」 まこ「……優希。やってええぞ」 優希「おりゃあっ!!」飛び蹴り 京太郎「いってぇ!!」 和「全く須賀くんは……」 咲「やっぱり胸……」ゴッ 京太郎「咲-?咲さーん?なんか怖いの出すのはやめようぜー?」 咲「京ちゃんが胸ばっかり見なくなったらね?」 京太郎「無理だな」キリッ 咲「……京ちゃんの、馬鹿ー!」ビンタ 京太郎「ベふっ!!」 久「……大丈夫か。はいはい、準決勝は明後日だからゆっくり休みなさいよー」 久「あ、そうそう。テレビで2回戦のダイジェストやってるみたいだから、一応見ときなさいね」 えり「インターハイ、2回戦ダイジェストの時間です」 えり「この時間は2回戦をダイジェストで私、針生えりと」 咏「三尋木咏でお送りするぜぃ」 えり「では、2回戦第1試合から」 照「ツモ」ギュルルルル 煌「すばらっ!」 モブ1A(巨乳)「あはは……なにこれ」 モブ2A(巨乳)「もう、やだぁ……」 モブ1B「……」タン 菫「ロン」シャープシュート モブ1B「ぐはっ」 モブ2B「あわわわわ」カタカタ 美子「うう……」 尭深「……」タン モブ1C「……リーチ!」 モブ2C「……通れ!」 仁美「ロン!!」 モブ2C「ああ……」 誠子「ポン」 モブ1D「くっ」 哩「ツモ!」 モブ2D「辛い……」 淡「んー、ツモ」 モブ1E「あああ……」 モブ2E「次で……飛ぶ?」 姫子「……部長」 えり「なんというか、白糸台は圧倒的ですね」 咏「うーん、宮永照と大星淡がやっべーな」 咏「しかも、なんか隠してるっぽいわ」 えり「隠している?何をですか?」 咏「わっかんねーわー」フリフリ えり「この人は……」イラッ えり「続いて、2回戦第2試合です」 怜「……リーチ」 美幸「……もー」 玄「……うぅ」涙目 ソフィア「……くっ」 怜「……ツモ」 玄「あ、ありがとうございました……」涙目 美幸「お疲れっしたー……もー」 ソフィア「……しんどいわー」 澄子「…………」タン 花子「……手が伸びねー」タン 泉「…………」タン 宥「ロン」 泉「なっ!?」 憧「ポン!」 梢「…………」タン 憧「ロン!」 史織「はや~い」 梢「……はい」 セーラ「……ほー……やるなー」 友香「ツモ、でー!」 浩子「親倍……」 玉子「ちぇー……」 灼「また3位転落……」 莉子「…………」タン 穏乃「ロン!!」 竜華「!」 景子「!」 莉子「!?……あ、あぁ」カタカタ えり「千里山女子が圧倒的でしたが、阿知賀女子のオーラスでの逆転も凄かったですね」 咏「最後まで諦めないっつーのは大事だってこったねぃ」 えり「ですが、千里山にここまでの差をつけられた阿知賀女子が、明日の準決勝どこまでやれるでしょうか」 咏「いや知らんし」 えり「…………」イラッ 咏「ただまぁ、簡単には終わらんでしょ。ここまで来るような学校は」 えり「では、2回戦第3試合です」 小蒔「ロン」 優希「じぇ!?」 白望「……ダル」 漫「ぐ……」 まこ「ツモ」 洋榎「リーチや!」 春「…………」タン 洋榎「ロン!!」 春「!!」 久「……うわ」 洋榎「神代が稼いだからて、安心しとるんか?そんなんすぐ持ってくでー?」 春「……次」 胡桃「はい。ふるよー」 洋榎「う……うちがひっくり返すからな!」 胡桃「うるさい!関係ないことなら静かに!!」 洋榎「あ……ハイ」 和「ロン」 絹恵「は、はい!」 塞「そこかー」 初美「やるですねー」 霞「…………」タン 豊音 「…………」タン 恭子「…………」カタカタカタカタ 咲「……カン」ゴッ 咲「もいっこカン」ゴゴッ 咲「さらにカン!」ギュルルルル 咲「カン!!」ギュルルルルルルル えり「シードの永水女子、まさかの敗退でしたね」 咏「わっかんねーもんだねぃ。先鋒戦だけ見りゃ敗退するようなとこはなかったのにね」 えり「各校諦めず追い上げましたからね。特に清澄は凄かったです」 咏「インターミドルチャンピオンの原村も上手かったけど、大将とかものすっげーなー」 えり「宮永咲選手、ですね。宮永照選手と何か関係があると言われてますが、どうでしょうね」 咏「それこそわっかんねーわー。遺伝的に麻雀が強くなるとか知らんし。まあ、本人に聞けばいいんじゃね?答えるか知らんけど」 えり「では最後に2回戦第4試合の……」 京太郎「……照さんすげーな」 優希「わ、私があんなのとやるのか?……チェンジ!」 和「ゆーき、交代はできませんよ?そもそも交代できる人がいませんし」 咲「あはは。でも、昔より凄いなぁ……」 京太郎「昔はどうだったんだ?」 咲「んー……大抵お父さんが最下位で私が3位。で、お姉ちゃんとお母さんがトップ争い、って感じだったよ」 京太郎(昔の咲ってことは、プラマイ0だよな?つまり親父さんほとんどマイナスだったのか……) 京太郎(そういえば……) 咲父「そうか、咲が本格的に麻雀を……」 咲父「いや、娘の成長は喜ぶべきだよ、ははは……」 咲父「須賀くん、今度君も交えて3人で打たないか?」 咲父「ははは……最下位争いやろうぜー……」 京太郎(……苦労してたんだなぁ) 和「阿知賀?……玄さん!?」ガタッ まこ「いきなりどうしたんじゃ?」 和「私が昔、奈良に居た頃の友人です!」 久「阿知賀が?ひょっとしたら他の人も知り合い?……メンバー載ってるけど見る?」 和「はい!……みんなが、います」 優希「花田先輩もいるし、明日見に行くか?」 和「……ええ、行きましょう」 京太郎「俺も行くわ。結構知り合いがいたし」 久「あら?またひっかけたの?」 京太郎「たまたま知り合っただけですよ。えっと、千里山に新道寺、阿知賀の人達がそれぞれ何人かと。あ、照さんいるから白糸台もか」 久「明日の出場校全部じゃない」 まこ「お前って奴は……」 優希「この発情犬め……」 和「私の友人にまで……」 京太郎「誤解だって!」 咲「…………」ギュッ 京太郎「いてっ!咲、手つねるなよ」 咲「……ふんだ。京ちゃんのばーか」 コンビニ 京太郎「あの流れでコンビニまでお菓子のパシリになってしまった……」 京太郎「ただ知り合いなだけなのにな」 京太郎「それにしても、照さんすごかったな。なんというか、さすがチャンプというか、次元が違うっていうか…」 照「…………」ゴゴゴゴゴ 京太郎「…………」 京太郎(コンビニ入って5秒でお菓子を2つ持って真剣な顔ですごい威圧感を出してるチャンプ見付けた) 京太郎(しかもう○い棒とポテ○スナックって……) 菫「おい照。早くしろって」 照「待って」 菫「もう充分待ってるぞ」 照「……ここはめずらしい味のう○い棒にするか……生産中止が決まったポテ○スナックにするか……大事なところ」 菫「両方買えばいいだろ」 照「予算がもうギリギリ」 菫「……籠に入ってるお菓子ひとつ諦めればいいだろ」 照「これはどれも外せない」 菫「はぁ……周りが騒がしくなる前に決めろよ」 照「……悩む」 京太郎「なら、俺が片方買うんで照さんと分けるっていうのはどうですか?」 照「へ?」 菫「は?」 京太郎「あ、俺ポテ○スナックで。後は頼まれた…」 照「え、いや、ちょっと待って……なんで京ちゃんがここに?」 京太郎「いや、うちが泊まってるとこが近くなんで」 菫「……で、君がたまたま買い物に来たと」 京太郎「そうです。ええと、白糸台の部長の弘世菫さん、ですよね?」 菫「知っているのか?」 京太郎「今日やってた2回戦のダイジェスト見ましたから。すごいですね、あの狙い撃ちは」 菫「い、いや。私なんて照と比べたら大したことないさ」 京太郎「弘世さんには弘世さんの良さがありますよ。俺にとっては弘世さんだって大したことある人です」 菫「そ、そうか。真正面から褒められると照れるな……」 照「……菫ばっかり」ボソッ 京太郎「照さん?で、う○い棒はいいんですか?」 照「そうだった……じゃあ、これとこれとこれ。京ちゃんは?」 京太郎「俺は後は頼まれた分だけですからすぐです」 照「じゃ、そこの公園で分けよう」 京太郎「はい」 公園 京太郎「お待たせしました」 照「それじゃあう○い棒から」サクッ 照「…………」プルプルプルプル 菫「……どうした?」 照「あんまりおいしくなかった……」涙目 菫「むやみに新しいもの買うからだ」 京太郎「どれどれ、一口いいですか?」 照「うん。はい、あーん」 京太郎「あーん……これははずれですね」 照「やっぱりコーンポタージュがいい」 京太郎「いやいや、たこやきでしょう」 菫(こいつら自然とあーんから間接キスまでやってのけたぞ……しかもあの照が自然な笑顔とは……すごいな彼は) 京太郎「じゃ、ポテ○スナック開けますね」 照「うん」 京太郎「そういえば、2回戦のダイジェスト、照さんもすごかったですね?」 照「そう?いつものことだから」 京太郎「相手2人を飛ばす勢いだったじゃないですか。さすがチャンピオンですね」 照「むー……京ちゃんにその呼び方して欲しくない」 京太郎「言っただけですって。俺はチャンピオンになったとしても照さんって呼びますよ」 照「うん、そっちがいい」 京太郎「あ、でも3位と4位の子、胸は1位と2位だったな……」 照「…………」ギュッ 京太郎「あいてっ!……そこつねらないで下さいよ。さっき咲につねられたばっかなんですから」 照「いきなりそんなこと言う京ちゃんが悪い」 京太郎「そんなことも吹っ飛ぶくらい照さんがすごかったってことですって」 照「ふん」プイッ 京太郎「俺が悪かったですから。はい、ポテ○スナック」 照「……もらう」サクサク 京太郎「弘世さんもひとつどうですか?」 菫「そうだな、もらおうか。後、菫でいいぞ。照が世話になってたみたいだし」 京太郎「いやいや、昔からやってたことですから」 菫「私は今もだぞ?迷子探しとかこの高校生活で慣れてしまった」 京太郎「俺は現在進行形ですよ?探すのは咲ですけど」 菫「ああ、妹さんか……2回戦、照の妹だと実感したよ」 京太郎「俺も照さんがチャンピオンだって実感しましたよ。よく迷子になってのに」 照「……2人とも、私と咲を何だと思ってるの」 菫「……チャンピオンだがよく迷子になる」 京太郎「……よく迷子になるのに麻雀が上手い」 照「……酷い」 京太郎「でも、麻雀で凄いのは誰もが認めるレベルですし」 菫「ああ。明日も頼んだぞ、チャンピオン」 照「……少し手抜こうかな。リード5,6万点くらいで」 京太郎「充分すごいですよ。あ、明日は俺も会場まで見に行きますよ」 照「!?」 菫「!?」 京太郎「どの学校にも知り合いはいますけど、照さんと菫さんも応援してます」 京太郎「あ、時間なんで俺はこれで。明日、頑張ってくださいね」 菫「……照」 照「……何?」 菫「やる気になるのはいいが、今は抑えろ」 照「…………」ギュルルルルルル 菫「しかし、彼は性格まで良かったのか」 照「……あげないよ?」 前話 次話 つづき はよ -- 名無しさん (2013-06-23 19 40 19) つづきくれーーーーー -- 名無しさん (2013-07-21 15 37 16) はよはよはよ -- 名無しさん (2013-07-29 15 11 38) 続き安価おおくね? -- 名無しさん (2013-07-29 15 11 53) Kちゃんシリーズ 短編でてたのか -- 名無しさん (2013-07-29 15 15 28) 更新してたのにリンクが貼られてないのか -- 名無しさん (2014-04-11 13 52 41) 名前 コメント
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朝- 京太郎「ん……」zzz 京太郎「ふぅ、寝覚めの良い朝だな」 トシ「目覚めるのが早いね」 京太郎「お、トシさんどうもです」ペコッ トシ「みんなを起こしてあげてくれるかい?」 京太郎「了解です」 ガラッ 京太郎「みん……」 豊音「ふぇ?」キガエチュウ 塞「ん?」オナジク 胡桃「あ」オナジク 白望「……ダル」オナジク エイスリン「ヒャワッ!?」バッ 京太郎「す、すみませんでしたぁっ!!」 ピシャッ! 豊音(み、見られちゃった……こ、これはもう……結婚だよー)ハワワワッ 塞(み、見られても嫌な感じしなかった、わ、私どうした!?)アセッ 胡桃(み、みんなの体と比べて貧相だし、うわぁ~)ブンブン 白望(別に、良いけど) エイスリン(見られた!見られちゃった!?)カァァッ 45日目- 京太郎(くそっ、気まずい!?朝食が美味い!) トシ(こりゃなんかあったね) 豊音(うぅ、顔まともに見れないよー)カァッ 塞(昨日あんなことあってただでさえ気まずいのにっ)カァッ 胡桃(とりあえず、この後は祠だよね) 白望(ダル……) エイスリン(きょ、京太郎に、見られたっ)カァァッ 京太郎「結局そのまま朝御飯を食べ終わってしまった、どうするか」 京太郎「あの~胡桃さん?」 胡桃「ん、京ちゃんどうしたの?」 京太郎(気にしてない?) 京太郎「いえいえ、ところで蔵に行くにしてもどうしますか……今から行っちゃいます?」 胡桃「あぁ、その方が良いかもね」 京太郎「じゃあ行きましょうか」 トシ「おや、どこか行くのかい?」 京太郎「ちょっと蔵に」 トシ「なるほどね、気を付けて行ってくるんだよ」 京太郎「はい」 12次元の鏡の間の祠のある蔵前- 京太郎「さて、入りましょうか」 胡桃「う、うん」ゴクッ 京太郎「手、繋ぎますか?」 胡桃「こ、子ども扱いいくない!」 京太郎「……はい」ニコッ 胡桃「ちょ、ちょっと心の準備が!」 京太郎「やっぱり手、繋ぎましょうか」ソッ 胡桃「……ごめんね」 京太郎「いえ、可愛らしいじゃないですか」 胡桃「……馬鹿に、してるでしょ?」ジトー 京太郎「してませんよ、男としては守り甲斐があるってもんです」フフン 胡桃「そ、そっか」ギュッ 京太郎「さて、行きましょう」 胡桃「うん!」 ギィィッ 京太郎(この手は……離さないように)ギュッ スカッ 京太郎「あれ、胡桃さん……いない?胡桃さーん!」 京太郎(ていうか周囲も異常なほど暗い、だと?) 鏡「」ギュォッ 京太郎(俺が写って……でも、なんか違う?) 12次元の鏡 鏡「」ゴゴゴゴッ 京太郎「ん?」 鏡「」ビュオッ 京太郎「なっ、風っ!?」ブォッ 鏡から溢れた風により吹き飛ばされる京太郎。 京太郎「ぐおぉっ!?」ゴロゴロッ 京太郎(外まで吹き飛ばされたっ!?) 京太郎「げほっ、ったく……口の中切れやがった」ペッ ガタンッ 胡桃「京ちゃん!?」 京太郎「あぁ、胡桃さん」ゲホッ 胡桃「ち、治療しないと」 京太郎「いやぁ、どうしましょう……」 京太郎「もう一回行ってきます、幸い時間はそれほど経ってませんし」ツゥー 胡桃「京ちゃん口から血がっ!」 京太郎「あ、ちょっと口内切っただけですから」 胡桃「ほ、本当?」 京太郎「まぁ、本当ですよ」 京太郎(痛ぇ……) ギィィッ 鏡「」ギュォッ 京太郎(また俺が写った……) 京太郎「これ、前も?……痛っ」 鏡「12次元のお前の記憶、その記憶を呼び覚ます鏡だ」 京太郎(鏡の中の俺が喋ってるな) 鏡「さぁ、今お前が選べる二つの次元から、お前の記憶を呼び覚ます」 京太郎(二つの次元の、俺か……) 鏡「決闘者の記憶、そして破壊者の記憶……どちらにする?」 鏡「相変わらずの平和ボケだな」 京太郎「うるせぇよ」 鏡「……あんま俺みたいになって欲しくないんだけどな」 京太郎「ん?」 鏡「良いか、これが卓を殺す力……お前とは、見えてるものが違う!」ザクッ ギィッ 胡桃「あ、帰ってきた」 京太郎「そんなに時間は経ってませんか?」 胡桃「うん、そうだよ」 京太郎(最初の時より必要な時間が短くなってるみたいだな) 胡桃「私もなんか手に入れたみたいだし、帰ろうか?」 京太郎「あ……そう、ですね……痛っ!?」 胡桃「あぁもう、ほら言わんこっちゃない!」 京太郎「あぁ、すみません」 熊倉トシ家- 京太郎「ただいま戻りましたー」 トシ「あらあら、ずいぶん……って怪我してるじゃないか」 京太郎「すみません、しくっちゃって」 トシ「はぁ、奥に行きな」 京太郎「すみませんっ」ハハッ トシ「はぁ~困った子だよ」 胡桃「私、濡らしたタオルとか持ってくるね!」タタッ 京太郎「さて、奥の部屋だな」 京太郎「誰もいないか、よっ」ヌギッ 京太郎(上半身だけ脱いだけど、脇腹にかすり傷か……転がった時に石にでも掠ったか?)ズキッ 胡桃「京ちゃっ……ごめんっ!」バッ 京太郎「あ、こっちこそすいません」 胡桃「み、見て大丈夫?」カァァッ 京太郎「大丈夫ですよ、すみません」 胡桃「うぅん……」カァァッ 胡桃(京ちゃん、たくましいな)ソッ 京太郎「濡れタオル、ひんやりしてて気持ちいいですね~」 胡桃「う、うんっ」ナデッ 京太郎「ぐっ」 トシ「救急箱だよ」 京太郎「どうも」 胡桃「わ、私がやるから!」 トシ「そうかい?」 胡桃「う、うん!」 胡桃(超意識してるし!)カァァッ 京太郎「ふぅ、胡桃さんありがとうございます」 胡桃「うん、気にしないで」 京太郎「あ、もうお昼ですね」 胡桃「うん、そろそろみんな帰ってくるかな?」 豊音「ただいま~!」 トシ「おかえり、みんな帰ってきたみたいだね」 京太郎「おかえりなさい、さて……」 胡桃「京ちゃん、弟子になるにいたって戦い方、教えて欲しいんだけど」 京太郎「だから弟子って、まぁそれはともかくとしても戦い方ですか……俺ってデジタルなんですけどちょっと変則的で」 胡桃「ん、デジタルか……私とあんまり変わんないんだね」 京太郎「やっぱりそれでもオカルトあっての、ですからねそうじゃないと全国でやりあうには……」 胡桃「だよね、じゃあ京ちゃんにしっかり育ててもらわないと!」 トシ(どこを育てるのかねぇ?) 京太郎「お、ソーメンですか」 豊音「私がゆでたよー」 白望(茹でるだけだから……ダル) 京太郎「さて、いただきます!」 胡桃「あ、京ちゃん脇腹気を付けてね?」 京太郎「はい」 塞「どうかしたの?」 京太郎「怪我しちゃいまして」 塞「え、大丈夫なの!?」 京太郎「まぁなんとか……塞さんに傷口塞いでもらえればいいんですけどね」ハハッ 塞「できれば良かったんだけどね」クスッ 京太郎「さて、この後どうします?」 トシ「奥の部屋に自動卓があるよ」 京太郎「おお、麻雀ができるんですか!」 塞「うん、だからここに泊まったわけだよ!」 京太郎「なるほど、だったら……」 京太郎「じゃあ麻雀しましょうか」 豊音「やったー!」 白望(そろそろ、怠惰を見せる時……) 胡桃(新しい力、気になる)フンス 塞(今度は塞ぐ!) エイスリン(ま、また食べられる?)ゾクッ 白望「じゃあ私」 豊音「私もだよー」 胡桃「よし!」 京太郎(さて、使ってみるか?) 白望(怠いけど……) 胡桃(よし、頑張ろう!) P能力『気配遮断:A』発動 相手の点数を-される効果を受けない 豊音(今日は倒すよー) 京太郎(くそっ、どうするかっ……) 豊音(結構きついかなーこれはー) 胡桃(なんか、打ってる感じから違う!) 白望(さて、結構良い感じ?) 京太郎(ん、なんだ……見える?) 豊音(京ちゃんの目が、青くなってる?) 京太郎(黒い線と黒い点……なんだこれ?)ダンッ 能力『卓の死点』発動 豊音(どうしたんだろう) 白望(大罪じゃないか) 胡桃(あれが、京ちゃんの新しい力?) 豊音(じゃ、じゃあこれで!) 能力『六曜:友引』をチェーン発動 豊音(来たッ……!?) 白望(また暴食?) 胡桃(これ、危ないやつだ) 京太郎(喰らうぞ!)ニッ 能力『魔物喰い』を発動、さらにステータス食欲が暴食のためゾロ目でクリティカル 京太郎「」ニッ 豊音「ひぅッ!?」ウルウル グァッ 豊音(でっかいのがくるよぉー)フルフル 京太郎「」ニッ 胡桃(今のうちに!) 能力『気配遮断』発動 京太郎(……またかよっ!)ギンッ 能力『心鎮壷のレプリカ(喰)』を発動 成功判定無し 相手のオカルト能力を無効にする 胡桃(くっ、やっぱ京ちゃん相手にこれはっ!) 白望(……動こうか) 能力『怠惰:サボタージュ』発動 京太郎(くそっ!これ以上は相手できない!) ◇効果処理開始 白望(あぁ、怠い……)ゴッ 能力『怠惰:サボタージュ』 次の全員の点を自分の点分下げる 京太郎(よし!)グッ 能力『心鎮壷のレプリカ(喰)』 相手のオカルト能力を無効にする 胡桃(ううっ) 能力『気配遮断』無効 京太郎(これでゆっくり喰えるな!)ニッ 能力『魔物喰い』 相手のオカルト能力を無効にして、相手の点決めコンマを01にする ブチリッ 豊音(ひぅぅっ!?た、たべられちゃったよー)グスッ 能力『六曜:先負』無効 ◇効果処理終了 京太郎(これならどうだ?) 豊音(うう、どうしよう) 胡桃(あぁ~やばい!) 白望(これが私の、怠惰……) 京太郎(黒い点……ここにこいつを、ぶち込む!)ダァンッ 能力『卓の死点』イベント発動 オカルト80以上の相手の点数判定を-30する 豊音(え、これってー……) オカルト95につき効果適用 胡桃(ん?) オカルト90につき効果適用 P能力『気配遮断』にて効果適用外 白望(牌の感覚が……?) オカルト90につき効果適用 京太郎(くそ、手痛いな……) 白望(あぁ……怠い) P能力『怠惰:溜息』発動 すべてのP能力を無効にする 胡桃(よし、この調子で!) P能力『気配遮断:A』発動 相手の点数を-される効果を受けない 豊音(こ、今度こそ頑張るよー) 京太郎(今回は良い感じだ) 豊音(うぅぅ~)グスッ 胡桃(あれ、私……気配を消せてない?) 白望(……怠い) 京太郎(このまま、なんとか勝てるか?) 胡桃(なら、私が!) 能力『気配遮断』発動 豊音(これって!?) 白望(暴食かな) 胡桃(やばっ) 京太郎(喰らうぞ!)ニッ 能力『魔物喰い』を発動、さらにステータス食欲が暴食のためゾロ目でクリティカル 京太郎「」ニッ 胡桃(なっ!?)ゾクッ グチュッ ブチッ グチッ ググッ ブチリッ 京太郎「」ニッ 胡桃(ひぃんっ!?)ビクンッ 白望(ん?) 豊音「え、胡桃!?」 胡桃(なっ、なにこれぇっ!?)ビクンッ 京太郎(やべ、今の違和感は……発動したか?) 胡桃「ぁっ……あぁぅっ」ガクンッ 京太郎「胡桃さん!?」 京太郎「ッ……胡桃さん!」 胡桃「っ~~!?」トロン 京太郎(だ、大丈夫か!?) 胡桃「あ、あはは、大丈夫だ、からっ」 トシ「寝室に連れて行ってもらえるかい?しばらくそのまま見といてくれると助かるね」 京太郎「は、はいっ!」 京太郎「えっと、布団しきます?」 胡桃「う、うんっ……」ガクッ 京太郎「ほ、ほんとに大丈夫なんですか!?」 胡桃「だ、大丈夫だからっ」ハァハァッ 京太郎「えっと……」 胡桃「きょ、京ちゃんっ……こっち来てっ」トロン 京太郎(どうしよう、顔赤いな風邪か……?) 京太郎「えっと……」 京太郎「氷でも持ってきますね!」 胡桃「ぁっ」 ドタドタドタッ 胡桃(ふぁっ……きょ、京ちゃんっ……)ジュンッ 京太郎「大丈夫ですか胡桃さん?」 胡桃「ん……あ、京ちゃん、私寝ちゃってた?」 京太郎「はい」 胡桃「あ~冷やっこい」 京太郎「なら良かったです」 胡桃「ん……えへへっ」ニコッ 京太郎「さて、胡桃さんが起きたようなので俺みんなに話してきますね?」 胡桃「うん」 夕方- 京太郎「さて、どうするかな」 京太郎「少し出かけてきます」 トシ「帰ってくるのはいつごろになるんだい?」 京太郎「あ~あんまり考えてませんね」 トシ「遅くならないだろうから、これメモだからお使いお願いするよ」 京太郎「あ、了解です」 胡桃「京ちゃん、私も行くよ!」 トシ「おや、もう倒れないなら良いけど」 胡桃「も、もう大丈夫!」カァッ 京太郎「じゃあ行きましょうか」 胡桃「う、うん!」 胡桃(これってデート!?地元デートってやつ!?) 京太郎「まぁ適当に散歩しようと思って出てきただけなんで特に何も考えてないんですよね~」 胡桃「じゃ、じゃあ、私が良い場所教えてあげるから、ね!?」 京太郎「あ、はい」 胡桃(だ、大丈夫!自信持て私!) 京太郎「うわっ、綺麗ですねー」 胡桃「で、でしょっ!ここちょっと危ないけど、私の、いや私たちの一番の場所なんだ!」 京太郎(山が見えて、そこに夕日が隠れてく……) 胡桃「あ、あのね京ちゃん……私ね、京ちゃんのこと……好きだよっ!」 京太郎「……え?」 胡桃「京ちゃんのこと、好き」カァァ 京太郎(本当に最近はどうなってんだろう……) 胡桃「京ちゃん、大好きだよっ」ギュッ 京太郎「あ、の……」 京太郎「俺も好きだ」 胡桃「えっ……?」 京太郎「ま、まぁこんな大事なところで嘘は言いませんよ」ダキッ 胡桃「ふぇ?」ギュッ 京太郎「えっと……と、とりあえず色々と待っててください、やるべきことがあるんで」グッ 胡桃「う、うんっ……待ってる」ギュッ 数年後- 咲「ロン」 京太郎「ぐぁっ!?」 照「ロン」 京太郎「ふがぁっ!?」 健夜「ロン」 京太郎「なんとぉっ!?」 京太郎「ぼ、ボロボロかよっ結局……」 健夜「まぁ私たち三人、須賀君のこと狙ってたし」 京太郎「酷いんじゃありません?」 咲「全盛期の京ちゃんだったら倒せたよね?」 照「弱くなった……ロリコンになったせい」 京太郎「酷い!ロリコンじゃないし!」 健夜「いや、お嫁さんがあれでロリコンじゃないっていうのは」アハハ 京太郎「ひ、ひでぇっ!」ダッダッダッ 咲「あ、出て行っちゃった」 照「追いかけようか」 京太郎「情けないよなぁ……」 ??「京ちゃん」 京太郎「ん?おう胡桃!」 胡桃「ふふん、車の免許取ったから迎えにきたよ!」 京太郎「いや、足届く?」 咲「無理だよね」 照「合法ロリとかずるい」 胡桃「そこ、静かに!」ピシャッ 京太郎「胡桃~みんなが俺をいじめるよ~」ダキッ 胡桃「もう、京ちゃんは仕方ないな~」 咲「ほら、京ちゃん!」 照「私たちの方が包容力溢れてる」 胡桃(気持ち悪い……) 京太郎「俺は胡桃一筋だー!」 胡桃「でも京ちゃん、私のこと好きになったって……間違いなくロリコンではあるよね?」 京太郎「あぁ!」グッ 鹿倉胡桃ED2 京太郎「うわっ、綺麗ですねー」 胡桃「で、でしょっ!ここちょっと危ないけど、私の、いや私たちの一番の場所なんだ!」 京太郎(山が見えて、そこに夕日が隠れてく……) 胡桃「あ、あのね京ちゃん……私ね、京ちゃんのこと……好きだよっ!」 京太郎「……え?」 胡桃「京ちゃんのこと、好き」カァァ 京太郎(本当に最近はどうなってんだろう……) 胡桃「京ちゃん、大好きだよっ」ギュッ 京太郎「あ、の……」 京太郎「……」 胡桃「いいよ京ちゃん、返事なんて最初から期待してないし!」 京太郎「す、すみません」 胡桃「ううん、でも師匠って言ってる相手に変だね」クスッ 京太郎「そんなことありませんよ……さて、トシさんに頼まれたもの買って帰りましょうか?」 胡桃「うん!」 熊倉トシ家- 京太郎「ただいま帰りました~」 胡桃「ただいま~」 ドタドタドタ 豊音「おかえりーなにか買ってきた?」 京太郎「一応おやつなんてのも」 豊音「おやつだー」ワーイ 京太郎(子供か!可愛いからいいけど!) トシ「ほら、お風呂は沸いてるよ」 京太郎「お先にどうぞ」 胡桃「うん!」 京太郎「さて、俺はどうするかな」 京太郎「晩御飯作るの俺がやりますよ!」 トシ「そうかい、悪いねぇ」 京太郎「いえいえ」 京太郎「あ、塞さん」 塞「手伝うよ京太郎君」 京太郎「どうもありがとうございます」ニッ 塞「う、うんっ」カァッ 京太郎「今日はなに作りましょうかね、やっぱりお肉も余ってるんで昨日のミニハンバーグを普通のハンバーグにして、肉は野菜と炒めますか」 塞「そうだね、任せといて!」 京太郎「さて、じゃあやりましょうか」ニッ 塞「やる!?」 京太郎「え?」 塞「あ、あぁなんでもない!」カァァッ ワタワタ 京太郎「そうですか、まずはこねましょうか」 塞「こねる!?」 京太郎「え?」 塞「ひゃっ!な、なんでもないからっ!」 京太郎「さて、もうやることもないし風呂に行くか」 ガラッ ピシャッ 京太郎「先に晩御飯食べててくれても良いけど、まぁみんな優しいからな」ヌギヌギ 京太郎「ふぅ~さっぱりした~」 トシ「京ちゃん、晩御飯並べてあるよ」 エイスリン「スワル!」 京太郎「お待たせしました」 京太郎「じゃあ失礼して」 豊音「いらっしゃいだよー」 白望「ん、これでよりかかれる」グダッ 京太郎「く、くっつきすぎですよ」 京太郎(おもちがっ、おもちがぁっ!) 豊音「私もー!」 京太郎(双方から柔らかい感触、そうか天国はここにあったのか……) 胡桃「」ムッ 塞(私、今イラッとした……) 豊音「ふわ~」アクビ 京太郎「もう眠いですか?」 豊音「うん、いつももう寝てるからー」 京太郎「なるほど」 豊音「京ちゃんと一緒に寝たいよー」ダキッ 京太郎(この人、さては俺のこと意識してねぇな)カァッ 塞「ほら豊音離れなって、一緒に寝てあげるから」 豊音「ほんと!?塞優しいー」ダキッ 塞「あぐっ!?」 豊音「あっ、私重かったよねーごめんねー」ウルウル 塞「だ、大丈夫だから」 ガラッ 塞「じゃ、じゃあおやすみ」 京太郎「おやすみなさい」 豊音「おやすみー」 ピシャッ 京太郎(俺も色々疲れたし、眠いな……) 京太郎「ん……」クラッ…クラッ… 白望(眠い?) 胡桃(眠そうだ) エイスリン(どうしよう……) 白望「京太郎、おいで」スッ 京太郎「ん、悪ぃ」フラッ 胡桃(し、シロが京ちゃんに!) エイスリン(ひ、膝枕!?) 白望「ん……ダルくない」ナデナデ 京太郎「ん……」zzz… 白望「……フフッ」 胡桃(し、シロがあんな穏やかな笑みを!) エイスリン(な、なんでか悔しい!) 白望「私もすぐ寝るから……布団、出さなきゃ」 エイスリン「ワタシヤル!」バッ 胡桃(色々、負けたっ) 京太郎「んぅ……」zzz 白望「おやすみ、京太郎」チュッ ガラッ ピシャ 京太郎「んう」zzz 45日目終了- 46日目- 朝- 京太郎「んぅ……」zzz 京太郎「んぁ?」 白望「おはよ、京太郎……」 京太郎(おっきなおもちと、シロの顔が俺の視界にっって!?)ビクッ 京太郎「おおお、お前なにやってんだ!」 白望「京太郎が中々起きなかったから」 京太郎「だからって膝枕って」グッ 白望「起き上るんだ?」 京太郎「精神衛生上良く無いからな」 白望「ふぅん……まぁダルいからこれ以上は聞かないけど」 京太郎「トシさんの御飯、おいしかったなぁ」 胡桃「京太郎、調子はどう?」 京太郎「あぁ、例の怪我のことなら全然平気ですよ」 胡桃「じゃあ麻雀のこと教えてよ」 京太郎「構いませんよ、これでも師匠なんで」ハハッ 胡桃「じゃあお願いね、師匠」 白望「新手のプレイ?」 胡桃「そこ、静かに!」ビシッ 胡桃「ありがとうね京ちゃん!」フリフリ 京太郎「はい、どういたしまして」フリフリ 京太郎「まだ時間が余裕であるな……」 胡桃「京ちゃん、麻雀教えて」 京太郎「さっき教えませんでした?」 胡桃「もうちょっと、今度はオカルト的な方も気になるし、でもデジタルも、う~ん」 京太郎「じゃあ、どうしましょうか」 京太郎「ネトマしますか!」 胡桃「ネトマなんて……」 京太郎「ほらほら、そんなこと言わずに」ノーパソ 胡桃「あ、じゃあ京太郎で充電しながらやれば良いんだ!」 京太郎「充電?」 胡桃「とりあえず座って、胡坐で良いから」 京太郎「はい」ストン 胡桃「で、ここに座る!」ストン 京太郎(あ、柔らかい) 胡桃「やろ!」 京太郎「あい」 京太郎「昼はどうします?」 豊音「お鍋だよー」 京太郎(こんな暑い日に!?) 京太郎「あ、暑いですね」ダラダラ エイスリン「oh……アツイ」 白望「ダル……」グデッ 京太郎「くっつくなよシロ、暑くて死ぬ」 白望「と言いながら手が止まってない……」モグモグ 京太郎「美味い」 エイスリン「オイシイ……アツイ……」ダラダラ 京太郎(おう、薄い服で汗だくだく、透けて……) 白望「……」ムッ 白望「京太郎?」 京太郎「ん?」 白望「暑いね」ハタハタ 京太郎「ッ!?」 京太郎「ふぅ暑かった……さて、この後どうするかー」 京太郎「少し出かけてきます」 トシ「行先はどうするんだい? 京太郎「ん~何も考えてないんですよね~」 白望「私も行く」 京太郎「ん、シロもか?」 白望「うん……ダルいけど」 京太郎(ダルいなら来なくても……いや、言うな) トシ「じゃあ行ってらっしゃい、あと帰る時間には気を付けるんだよ?」 京太郎「あぁ、間に合う時間に帰ってきます」 ガラッ ピシャリ 白望「どこ行く?」 京太郎「ん~……」 12次元の鏡の間の祠のある蔵前- 京太郎「さて、来ましたね」 白望「ダル……」 京太郎「どうしますか」 白望「ん~」 白望「ん、待ってる」 京太郎「じゃあ、行ってきます!」 白望「頑張ってね」 京太郎「はい!」グッ 12次元の鏡 京太郎「ん、昨日もこんな感じだったな……忘れてた」 鏡「12次元のお前の記憶、その記憶を呼び覚ます鏡だ」 京太郎(知ってる) 鏡「さぁ、今お前が選べる二つの次元から、お前の記憶を呼び覚ます」 京太郎(二つの次元の、俺だな……) 鏡「決闘者の記憶、そして破壊者の記憶……どちらにする?」 鏡「なんだ、決闘者としてオレたちのチームに入るか?」 京太郎「やっぱり意味がわからん」 鏡「俺を満足させてみろ」ギラッ 京太郎「お、おう」 鏡「良く見ておけ、三皇帝を倒すには必要だった力だ……これが無ければ俺と仲間たちは……行くぞ、クリア・マインド!」 京太郎「なにがなんだか」 ギィッ 白望「おかえり」 京太郎「はい、って夕方ですねもう」 白望「うん、そろそろ帰らないと不味い?」 京太郎「不味いですよねぇ」 京太郎(ここでの生活、良いなぁ~) 夕方- 京太郎「さて、どうしましょうか」 白望「ん、まだどこか行く?」 京太郎「じゃあシロに任せるか」 白望「じゃあ、部室行こうよ、近いし」ダキッ 京太郎「うおっ」 白望「おんぶして、ゴー」 京太郎「はいはい、よっと」 部室- 京太郎「ここに入るのも久しぶりだなー」 白望「でしょ?」 京太郎「……ん~、なんでここ?」 白望「ここが一番、私が私でいられる場所だし」 京太郎「そうか、あのさ―――」 白望「二人で、麻雀打つ?」 京太郎「ん……あぁ、どうするか」 京太郎「んじゃ、二人でか?」 白望「うん、それが一番わかりやすいから……」 京太郎(わかりやすい?) 京太郎「さて、じゃあやりましょうか!」 白望「うん」 京太郎「ロン……2900」 白望「負けた」 トップ 京太郎 ラス 白望 京太郎「これで、満足か?」 白望「うん、ちょっとだけわかったから」 京太郎「わかった?」 白望「なんとなくだけど……ねぇ京太郎、私と一緒にならない?」 京太郎「は、はぁ!?」 白望「特に深い意味はない、“怠い”の嫌いだし“ダルい”のも嫌いだから」ソッ 京太郎「ちょっ、部室だぞここ!」 白望「鍵はみんな一つずつ持ってるから、誰か来ちゃうかもね?」 京太郎「待て待て!」 京太郎「ちょ、ちょっと待てシロ!」 白望「どうしたの?」スッ 京太郎「お、お前なぁ!なんでこんなことっ!っのわっ!?」ドサッ 白望「ソファに寝てくれるなんて……ツイてる」ドサッ 京太郎(し、シロが馬乗りにっ!?) 白望「怠いから、あまり抵抗しないでね」 京太郎「ちょ、ちょっと待て!」 白望「全部、京太郎に入ってる色欲が悪い」 京太郎(ちょっと待て、俺……話したか?はやりさんだけが感じられるわけじゃない?) 白望「繋がりが強いから、もっと……沢山繋がりたい……」スッ 京太郎「お、おい……し、シロっ……」 白望「うん、ジッとしててね?」 数ヶ月後- ドサッ 咲「あぁ……なるほどね、京ちゃんが全部食べちゃったわけだぁ……ハハッ」 京太郎「俺の勝ちだな、咲」 咲「そっかぁ……私の負け、かぁ……でも京ちゃんだって、失ったものは多いでしょ?」 白望「もう良いんだよ、京太郎の六つと私の一つで完成なんだよ」 咲「あ、あははっ……さっさと潰しちゃえば良かったんだっ、なんだろっ、私の力、食べられちゃったかな?」 白望「私のことばっかり狙ってたし、それが無かったら京太郎に勝てたかもしれないのに」 京太郎「俺は強欲だし嫉妬深いし、すぐ怒るしな」スッ 白望「それでいて大食いで色が強いし、傲慢だから……」ギュッ 咲「面倒になっちゃったね、京ちゃん……」 白望「食べられて疲れちゃったでしょ、おやすみ」 咲「京ちゃんに、触らないでっ、京ちゃんはっ!私のっ!」 京太郎「さよならだ、咲」 咲「わ、たしがっ……絶対、京ちゃんの、全部を壊す!」 白望「行こっか、京太郎」 京太郎「おう、そうだな」 咲「う゛ぁぁっ!京ちゃんの全部を壊して、もう一度繋げるっ……わ、たしがぁっ……」 白望「京太郎、次はどうするの?」 京太郎「特に考えてない、怠いから」 白望「そっか、怠いならしょうがないね」ニコッ 怠惰EXED 京太郎「これで、満足か?」 白望「うん、ちょっとだけわかったから」 京太郎「わかった?」 白望「なんとなくだけど……ねぇ京太郎、私と一緒にならない?」 京太郎「は、はぁ!?」 白望「特に深い意味はない、“怠い”の嫌いだし“ダルい”のも嫌いだから」ソッ 京太郎「ちょっ、部室だぞここ!」 白望「鍵はみんな一つずつ持ってるから、誰か来ちゃうかもね?」 京太郎「待て待て!」 京太郎「待てよシロ!」ガシッ 白望「ッ」ビクッ 京太郎「おい、なんのつもりかぐらい言えよ……じゃないとな」 白望「京太郎は、私のこと好き?」ジッ 京太郎「は、はぁ?」 白望「私のこと、好き?」 京太郎「そ、そんな言い方されたら好きなものも嫌いになる」 白望「私は、好きだよ……京太郎のこと」 京太郎(ど、どうなってんだよ、胡桃さんにもシロにもなんてっ) 白望「だからね京太郎……私のこと、受け入れてよ」 京太郎「……」 白望「ん、なにも答えないで……」 京太郎「は、は?」 白望「それで良いから、ごめん、余計なこと言った」 京太郎(わけがわからん) 白望「ほら、そろそろ帰らないと不味いんじゃない?」 京太郎「あっ!やばい!」 白望「おぶって」 京太郎「は?」 白望「せめてそんぐらい、良いでしょ?」 京太郎「たく、ほら乗れ」 白望「んっ」ドサッ 京太郎「走るぞ」 白望「うん」 熊倉トシ家- 京太郎「それじゃお世話になりました!」バッ 白望「ん、気を付けて」 塞「また来てよね!」 胡桃「また麻雀しよ!」 豊音「ま゛だね゛ー」ボロボロ エイスリン「マタ、キテ!」バッ (京太郎とトシと麻雀部の並んだ絵) 京太郎「はい!」 トシ「いつでもおいで、その時はまた泊まって行きな」 京太郎「はい、ありがとうございますトシさん!」バッ 京太郎(よし、今度来るときはもっと強くなるぞ!) 夜- 自宅・自室- 京太郎「あ~疲れたぁ」 京太郎「よし、ネトマしよう」 一人目 シロ 二人目 きょーこ 三人目 かずちゃん 京太郎「おう、シロと末原さんと南浦さんか」 シロ:よろしく きょーこ:よろしゅう頼みます かずちゃん:よろしくお願いします キョータロ:こちらもよろしくお願いします! トップ 京太郎 二着 きょーこ 三着 シロ ラス かずちゃん シロ:さすがに強い かずちゃん:まぁネトマなんてほとんど運だろう きょーこ:あんまそうやなかったりもするで? かずちゃん:そうなの? きょーこ:そうそう キョータロ:難しいところですよねー 京太郎「ん、ウィスだ」 京太郎「あ、末原さんからだ」 きょーこ:なにかと接触した? キョータロ:怠惰とですかね きょーこ:ん~わかった、ところでもう少しで団体戦も個人戦も始まるけど、平気なん? キョータロ:武者修行にも行ってるので きょーこ:男やね、それにしても須賀君と会えるなんて羨ましいわ キョータロ:俺も末原さんと会えるの楽しみにしてますよ きょーこ:私も楽しみにしてるよ、おやすみ 京太郎「ん、ログアウトしたかぁ」 京太郎「ん、メールだ」 京太郎「えっと」 京太郎「お、シロからだ……さっきから良く絡むなぁ」 差出人:白望 本文『今日は楽しかった ありがとう』 京太郎「シロらしいなぁ、なんか」 本文『俺も楽しかったよ、同類の中じゃたぶん一番仲良いから』 差出人:白望 本文『良かった それじゃあおやすみ』 京太郎「ほいほい、おやすみっと」ポチポチ 京太郎「次は、池田さんか~」 差出人:池田華菜 本文『明日、風越に来るし!先輩からの呼び出しだし!』 京太郎「いやいや」 本文『池田さん違う学校じゃないっすか、ていうか大丈夫なんですか?』 差出人:池田華菜 本文『許可なんか後からでも簡単に取れるから、来い!』 京太郎「……確かに、池田さんと会うと良いことがあるかもしれない、同類と引き合うものがあるかもしれない」 本文『だが断る』 差出人:池田 本文『なんでだし!来いよ!いい加減私も混ぜろよ!』 京太郎「あぁ~」 本文『気が向いたら行きます』 差出人:池田 本文『絶対来い!来なかったらお前の家まで行くからな! おやすみ!』 京太郎「おう、おやすみなさいっと」ポチポチ 京太郎「次は照さんか」 差出人:照 本文『京ちゃん、淡となにかあった?』 京太郎「ん?」 本文『特になにもありませんよ』 差出人:照 本文『最近妙に京ちゃんのこと言うから、気になっちゃって』 京太郎「あぁ~同類だしな」 本文『まぁ気も会う友達って感じなんで気にしないでください』 差出人:照 本文『なんか腑に落ちないけど、わかった おやすみ』 京太郎「おやすみなさいっと」 熊倉トシ家- 白望「ん」 塞「シロがメールなんて珍しいね?」 白望「京太郎としてた」 塞「!?」 胡桃「!?」 エイスリン「!?」 豊音「いいなー私も今度してみよー」 池田家- 華菜「須賀の奴、調子乗りやがって」ギリッ 華菜「あの得意げな顔泣き顔に変えてやるし、ぶっ飛ばしてやるし!」ゴッ (東京)宮永家・照部屋- 照「京ちゃん、相変わらずモテる」ハァ 照「もっと構ってくれてもいいのに」 自宅・自室- 京太郎「さて、カピー!」パンパン カピー「カピ」ツゴウノイイオンナジャナイ 京太郎「ほらカピー、一緒に寝よう!」 カピー「カピー」シ、シカタナイ! 46日目終了- 47日目・朝- 京太郎「……ん、昨日もなんか胸がおかしい感じしたんだよな」 テクテクテク 京太郎「お、純ちゃ~ん」 純「だからちゃん付けで呼ぶなって!」カァッ 京太郎「ハハハッ、いやこういうと可愛いから」 純「か、可愛いって……」カァァッ 京太郎「あ~おもしろ」 純「ふんっ!」ゴッ 京太郎「痛ぇっ!」 授業- 京太郎「歩、次の授業は?」ホーリーライトニング 歩「ん、あれ時間割……あれ?」ムックス? 男子D「私が見せよう!」ブックス! 京太郎「体育かぁ……化物揃いだしなぁ」 男子「おい須賀、テニスの時間だ」 京太郎「いいかげんテニスしようや」 昼- 京太郎「さて、昼は~」 京太郎「今日も教室で二人か」 歩「嫌なら別にいいけど」ムッ 京太郎「構わないけどさ」 歩「そう言えば最近ここらでちょっとだけある噂聞いた?」 京太郎「噂?」 歩「うん、麻雀で負けると廃人にされるって話、龍門渕の生徒も何人か被害にあってるらしくて」 京太郎「はいはい、都市伝説はこうし生まれていくんだな」ズキッ 京太郎(なんだ、今の感覚……一瞬黒い線と点が机にも見えた気が……) 歩「もぉ、聞いてるの?あぁ、そう言えばあれ、男子麻雀部の件なんだけど」 京太郎「あぁ、聞いてる聞いてる……男子麻雀部、おもしろいかもな」 放課後- 京太郎「そういや風越の件もあったけど……まぁどっちでも良いか、池田さんのことだし」フッ 部室- ガチャッ 京太郎「おっす」 透華「京太郎、おもしろい噂がありますのよ!」 京太郎「歩に教えてもらった」 透華「歩ぅ!」 歩「わ、私のせいじゃありませんよぉ!」 アンテナ「」ビーン 京太郎「すまんな歩」 歩「本当だよ!」 京太郎「話をしお」 衣「ん?」 京太郎「いや、なんとなくな」 衣「そうか」トスッ ハギヨシ「衣様は本当に京太郎君の膝の上が好きですね」クスッ 衣「うん、衣は京太郎の膝大好きだぞ!」 京太郎「ははっ、衣は子供だなぁ」 衣「衣は子供じゃないぞ!」 京太郎「ん、そうだな、子供じゃないな」 衣「まったく」 京太郎(性格的に胡桃さんよりロリっぽいなぁ) 放課後2- 京太郎「さて、どうすっかなぁ~」 京太郎「噂について調べてみるか……都市伝説の件なら透華たちからまだ知らないことを聞くのも良いよな」ウン 京太郎「そういや麻雀に負けると~って奴の話なんだけどさ?」 透華「私は虚な目をしている人間に負けるとって聞きましたわ、智紀から」 一「長野のとある雀荘でって聞いたよ、智紀から」 純「負けるとそいつの意志なくどこかに連れて行かれるって聞いたぞ、智紀から」 京太郎「全部智紀からかよ!」 智紀「みんなが聞きに来たから」 京太郎「ミーハーなんだな」 透華「ミーハーで何が悪いんですの!」 衣「私はなんか怖いからその話は嫌いだ」 ハギヨシ「なら私と麻雀をしませんか?」 衣「そうしよう!」 京太郎「さて、その噂についてなんだが?」 智紀「わかんない、一応龍門渕の生徒からも出てるらしいんだけど……本当なのかどうかも」 京太郎「なるほどな……」ムムッ 夜- 自宅・自室- 京太郎「ん、どうすっか、例の噂……」 京太郎「よし、調査してみるか……」ダッ 京太郎「母さん、出てくる」 須賀母「気を付けてね」 京太郎「了解~」 ガチャッ 京太郎「さて……」 京太郎「やっぱこんなド田舎でもここは結構明るいし人も多いな……」フゥ 京太郎「ここらへんで見つかるとは思わないけど……いや、行先なら山ほどあるか、どっかの店で聞いたりするのもありだよな」 京太郎「ここなら色々コアな奴が……ああいうのとかか?」 男A(なんか見られてる) 京太郎「すみません?」 男A(ひぃ、金髪長身の若者に絡まれたぁ!?) 京太郎「あの、最近噂になってる麻雀に負けると廃人にされるっての、知ってます?」 男A「あ、あの吸血鬼事件ですか?」 京太郎「吸血鬼、ですか?」 男A「首に二つ、吸血鬼に噛まれたみたいな傷があるらしいんですよ、それで廃人になるらしくて……でも中には行方不明になる人もいるらしく」 京太郎「行方、不明?」 男A「はい、でもおかしいのがそれでも夜の街中で行方不明になった人間が時たま現れるらしいんですよ」 京太郎「……不思議ですね?」 男A「そうですねぇ」 自宅・自室- 京太郎「お、メールだ」 京太郎「誰から?」 京太郎「ハギヨシさんからだ!」ピョンピョン 差出人:ハギヨシ 本文『例の噂を調査しているようですね』 京太郎「ウェッ!?」 本文『なんで知ってるんですか?』 差出人:ハギヨシ 本文『京太郎君はみなさんに心配をかけますからね、私も心配しているんですよ、怪我して帰ってきましたし』 京太郎「さすが、気づいてたのか」 本文『ご心配おかけして申し訳ないです できる限りは気を付けます』 差出人:ハギヨシ 本文『でしたら良いのですが、それではおやすみなさい』 京太郎「おやすみなさいハギヨシさん!っと」ポチポチ 龍門渕家・ハギヨシ部屋- ハギヨシ「まったく、貴方を大事に思ってる人がどれだけいるかわかっているんですか?」フゥ ハギヨシ「さて、次元が二つほと近づいていますよ?」フッ ハギヨシ「問題は山積みですね……京太郎君?」 自宅・自室- 京太郎「さて、寝るか」 カピー「カピカピ」キョウハアソンデ! 京太郎「ん~」 京太郎「カピー、遊んでやるぜ」コイヨ カピー「カピッ」ソ、ソンナヤスイオンナジャ… 京太郎「そう言いながらも来たな!」モフモフモフ カピー「カピー」ダ、ダメ、モウカラダガッ! 47日目終了-
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http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1340792711/ 和「…?」 咲「京ちゃん今何か言った?」 京太郎「ハッ!…いや、何も言ってないぞ!」 咲「…変な京ちゃん。原村さん、それでね…」 京太郎(危ねー、思わず口に出てた…) 京太郎(最近咲と和の仲がいいせいで登下校に和がついてくる…。正直あのおっぱいは目に毒だ) 咲「…ちゃん!、京ちゃん!聞いてる?」 京太郎「お、おう!どうかしたのか!?」 咲「もう。さっきからどうかしたの?調子悪い?」 京太郎「お前に心配されるほどのことじゃねーよ」 咲「でも…」 和「フフッ…、宮永さんと須賀くんはほんとうに仲がいいんですね」 咲「は、原村さん!そんなんじゃないよ!」 咲「京ちゃんとは中学校から腐れ縁なだけだし、それに京ちゃんは私みたいなチンチクリンには…」アセアセ 和「フフッ、宮永さん。少し落ち着いてください」 咲「あぅ…」 京太郎(あぁ…、おっぱい揉みたいな) 京太郎(あの破壊的なまでののどっぱいを心ゆくまで…)ゴクリッ 咲「…」ジー 授業中 京太郎(おっぱい…) 教師「須賀ー、ボーッとするなよー」 昼休み 京太郎(おっぱい…) 咲「京ちゃん、ご飯こぼしてるよ」 放課後 京太郎(おっぱい…) 優希「ローンッ!12000だじぇ!」 久「あらあら。また須賀くんのトビ終了ね」 まこ「いつにもまして集中できとらんのぉ」 和「須賀くん、どうかしたんでしょうか?」 咲(京ちゃん…) 京太郎(おっぱい…) 帰宅 和「それでは私はこちらなので。さようなら宮永さん、須賀くん」 咲「うん、また明日ね!原村さん!」 京太郎「じゃあな和」(おっ…ぱい…) 和「はい、また明日」スタスタ 咲「いこっか京太郎ちゃん」 京太郎「おう」 京太郎「…」スタスタ 咲「…」スタスタ 京太郎「…」スタスタ 咲「…」 京太郎「どうかしたのか?」 咲「…それはこっちのセリフだよ」 京太郎「え?」 咲「京ちゃん、今日ずっとボーッとしてるよ。どうしちゃったの?」 京太郎「お前にだけはボーッとしてるとか言われたくないんだけど…」 咲「もう、ごまかさないで!今日の京ちゃんおかしいよ!」 京太郎「咲…」 咲「京ちゃん…」グスッ 京太郎「ごめん、咲。俺が間違ってたよ…」 咲「…それじゃあ、話してくれる?」 京太郎「全部話すよ、俺が今日考えてた全部。聞いてくれるか?」 咲「うん!」 京太郎「…おっぱい」 咲「ん?」 京太郎「おっぱい…おっぱい…おっぱいおっぱいおっぱい」 咲「え、ちょ、ちょっと京ちゃん?」 京太郎「和の、和ののどっぱい!のどっぱいを!俺は!俺はッ!」 咲「」 京太郎「揉みしだきたいんだぁぁあああああああああああッ!」カッ! 咲「」 京太郎「あのメロンを!あのマシュマロを!俺の両手で!形が変わるまで!」 咲「きょ」 京太郎「ハァハァ和ののどぱい…。ハァハァのどぱいのどぱい…」 咲「京ちゃんの…」ゴゴゴ 咲「京ちゃんの、バカァアアアアアアアアアア!!」バチーン! 京太郎「のどぱっ!」 咲「ハァハァ…」 京太郎「ハァハァ…」 咲「京ちゃん、少しは落ち着いた?」 京太郎「…あぁ、目が覚めた」 咲「どうして?どうして急にあんなことに…」 京太郎「今朝からだ」 咲「え?」 京太郎「どうも朝からなんかおかしくてな。いや、おかしいのはここ数日か…」 咲「ここ数日?」 京太郎「そうなんだよ。ここ数日間ふと気がついたら和のおっぱいのことばっかり考えてるんだ…」 咲「原村さんの…」 京太郎「細かく言えば部長のおっぱいとかにも反応はするんだがやっぱり一番は和だな」 咲「ど、どうしてそんなことになったの?」 京太郎「わからん。まるでお腹が減るみたいに自然におっぱいを揉みしだきたくなってくるんだ…」 京太郎「今もそうだ…。頭の片隅に和のおっぱいを揉みしだきたいと思う俺がいる」 咲「京ちゃん…」 京太郎「俺はもう麻雀部にいかない方がいいのかもな…」 咲「ど、どうして?」 京太郎「これ以上自分を抑えられる自信がないんだ。たぶん次に和にあったら俺は…」 京太郎「ごめんな。でもそういうことだから部長にはしばらく部活は休むって…」 咲「それならッ!」 咲「それなら私の胸を揉んでよ!」 京太郎「へ?」 咲「だ、だ、だから!今の京ちゃんはお、おっぱいを揉みたくてしかたないんでしょ!?」/// 京太郎「お、おう」 咲「だ、だったら原村さんを襲っちゃう前に私の胸を揉んでストレスを発散したらいいんじゃないかな!?」/// 京太郎「いや、でも揉むって言ってもな…」ジーッ 咲「」ペターン 咲「京ちゃんのバカ!」ドゴォ! 京太郎「ひでぶっ!?」 京太郎「ハァハァ…。そ、それに咲だって俺なんかに触られるの嫌だろ?」 咲「…ジャナイヨ///」 京太郎「へ?」(おっぱ…?) 咲「べ、別にこれぐらい原村さんのためだから!それに京ちゃんに麻雀部をやめて欲しくないから…」 京太郎「咲…」(おっぱい…) 咲「いいよ…、京ちゃん。来て…?」 京太郎「咲、咲ぃぃいいいいいい!」(おっぱいおっぱいおっぱい!) 咲「京ちゃん///ダメだよ、優しくして///」 京太郎(こ、これは!たしかに質量では圧倒的に和にとどかない! だがしかし、たしかにある!たしかに今!俺の手の下に咲のおっぱいが存在している!)サワサワ 咲「ふ、ふわぁ!?///」ピリピリ 咲(な、なにこれ!?なんだかピリピリするよ!) 京太郎(しかもこれは…。和の胸にはない慎ましさだと!? 暴力的なまでの破壊力のせいで和のおっぱいには存在しなかった慎ましさがこのおっぱいにはある!)フニョフニョ 咲「…ふっ、ん…///」ビリッビリッ 咲(声でちゃうよぅ…。ピリピリが強くなってきたような気がする…) 京太郎「おっぱ…」 咲「だ、ダメ…///」ビリビリ 京太郎「おっぱぁぁあああああああああああああいッ!」 咲「ふわぁぁ///」ビリビリビリビリ! 咲「も、ダメぇ…///」フラッ 京太郎「咲!」 咲「あ、ありがとう京ちゃん…///」 京太郎「礼を言うのは俺の方だよ!さっきまでのが嘘みたいだ!」 咲「ほんとう?!じゃあ…!」 京太郎「ああ、これならもう大丈夫そうだぜ!ありがとな、咲!」ダキッ 咲「///」 咲「さっ、さっきのことは秘密だから!絶対誰にも言わないでよね!」 咲「じゃ、じゃあね京ちゃん私こっちだから!」ダッ! 京太郎「お、おう!じゃあな咲!ってもう行っちゃったか…」 翌日 京太郎「~♪」スタスタ 和「おはようございます」 京太郎「うわっ!…って和かおはよう」 和「ビックリしすぎです。それより今日は宮永さんは一緒じゃないんですか?」 京太郎「あー…、うん、ちょっとな」 和「?そうですか。須賀くんは今日は大丈夫そうですね」 京太郎「和にもばれてたのか…。心配かけてすまん、でももう大丈夫だから」 和「同じ麻雀部の1年生なんですから何かあったら相談して下さいね」ニコッ 京太郎(のどっちマジ天使) 和「あら?あれは…」 咲「…」コソコソ 和「宮永さん?みょうに周りを気にして、どうかしたんでしょうか?」 京太郎(なにやってんだあいつは…) 和「宮永さーん!」 咲「ビクッ!…な、なんだ原村さんかって…」 京太郎「よ、よう咲」 咲「うわわわわ!?きょ、きょ、京ちゃん!?///」 咲(どどどどうして京ちゃんがいるの!?通学時間いつもとズラしたのに!) 京太郎(なんでこいつがここにいるんだよ…、昨日のこと気つかって通学時間ズラしたのに!) 和「おはようございます、宮永さん。須賀くんもですけど今日はずいぶん早いんですね。 まあ、私も今日は早く目が覚めてしまったんですけど」フフッ 咲「お、おはよう原村さん!悪いけど私今日は急ぐから!また後でね」ドヒューン! 和「あ、宮永さん!」 京太郎「咲!」 和「行っちゃいましたね…」 和「はぁ…、昨日は須賀くんで今日は宮永さんですか」 京太郎「なんかごめんな…」 和「別にせめてません。とりあえず私たちも学校に行きましょう」 京太郎「ああ、そうだな」 昼休み 京太郎「咲ー、飯食いに行こうぜー」 咲「!?///」ドヒュ… 京太郎「逃がすか!」ガシッ 咲「わひゃあ!?///」 京太郎「ほら、行くぞ!俺は今日レディースランチが食べたい気分なんだ!」 咲「ちょっ!ちょっと、離してよ京ちゃん!」 京太郎「問答無用!」ズルズル 咲「…」ジーッ 京太郎「よしよし、今日のレディースランチもうまそうだな」 咲「…」ジーッ 京太郎「いいかげんだんまりはやめてくれよ…」 咲「バカ京ちゃん…」 京太郎「バカでもいいし昨日のことも謝るからさ、いいかげん機嫌直してくれよ」 咲「はぁ…、貸し一つだからね」 京太郎「おお、さすが姫!寛大なお心をお持ちだ!」 咲「調子いいんだから…。ワタシニハアンナコトシタクセニ…」 京太郎「でも咲のおかげでほんとに助かったぜ!今朝も普通に和と話せたしな!」 咲「うん、そのことなんだけどね京ちゃん。昨日からどこか変わったこととかない?」 京太郎「変わったこと?まあ、頭のモヤが晴れたような気分ではあるけどどうかしたのか?」 咲「うん…。昨日のその、京ちゃんにゴニョゴニョされたあとからちょっと違和感があって…///」 京太郎「違和感って?」 咲「うーん…。なにって言われるとなんだか説明できないんだけど…」 京太郎「なんだそりゃ。別に特に変わったことはないし、強いて言えばいつもより調子がいいくらいだぜ!」 咲「それならいいんだけど…」 京太郎「っと、そろそろ昼休みも終わるな…。教室に戻ろう」 咲「うん、そうだね」 放課後 京太郎「こんにちわーっす!」 久「あら?昨日と違って今日はずいぶんと元気がいいのね、須賀くん」 京太郎「いやーっ!昨日は情けないところ見せてすいません!昨日の負けは今日取り返しますから!」 優希「なんだか犬が調子に乗ってるじぇ! これは調教が必要だな!」 まこ「まあ、元気なんはええことじゃ。あと一席余ってる…じゃが入るか?」 京太郎「あれ、和はどうかしたんですか?」 久「掃除で遅れるらしいわ。須賀くんこそ咲はどうしたの?」 京太郎「あー、あいつは図書室に本返すから先に行ってくれと」 優希「犬ー!そんなことはいいからとっととと卓につけ!貴様の飼い主が誰かわからしてやるじぇ!」 京太郎「だれが犬だこのタコスめ…」 久「それじゃあ面子も揃ったしはじめましょうか」 中断します この先闘牌シーンが入る予定 萬子 一 赤五 索子 1 赤5 筒子 ① 赤⑤ みたいな感じで書くつもりです かなり適当なのでミスがあった場合は指摘と脳内補完をよろしくお願いします 東一局 親 優希 ドラ⑧ ジャラジャラジャラジャラ 優希(今日こそは京太郎を東一局で飛ばしてやるじぇ!) 一 一 三 八 3 赤5 6 8 8 ② ③ 東 東 白 久(優希の起家…、安く流してしまいたいところね) 三 五 六 九 1 4 5 ⑤ ⑧ ⑨ 南 西 白 まこ(東場の優希は要注意じゃけぇ当たらんように立ち回らんとのう…) 二 六 七 八 九 2 3 7 ③ ⑥ 東 北 中 京太郎(…) ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? 咲「遅れましたー」 和「遅れてすいません」 久「あら、二人ともいらっしゃい。悪いけど先に始めてるわよ」トン 優希「のどちゃん、咲ちゃん!私が京太郎を東一で完封するところ見てるといいぞ!」 まこ「ええからはよ打ちんさい…」 京太郎「おっーす…」 8巡目 一 一 八 八 5 赤5 8 8 ⑧ ⑨ 東 東 白 ⑧ 優希(よし、張ったじぇ!ツモ、一発乗れば倍満!) 優希「先制リーチ!」 打⑨ 久(あちゃー、先制リーチかかっちゃったわね。二向聴だしここは降りかな) まこ(聴牌しとるが場に2枚見えとる6のカンチャン…。ここはとりあえず現物で回すかのう) 京太郎(…) 和(優希の待ちは出アガり狙いですか。部長と染谷先輩にはないし二人とも降り気配、これは須賀に当たりそうですね…) 咲(京ちゃんに当たりそうかな…) 優希「一発ならずたじぇ!」パチン 久「…」トン マコ「こりゃーいかんのう」トン 京太郎「…」 京太郎「…槓!」 ?①①? 優希(京太郎が自分で墓穴を掘った!これは私の勝ちだじょ!) 久(いつもの須賀くんらしくない打ち方ね…) まこ(勘弁して欲しいのう…) 和(親リーに暗槓。非効率的ですね) 咲(嘘…。この感覚、もしかして)ピリッ… 京太郎「…」スッ… 咲(京ちゃん) 京太郎「ツモッ!面前リンシャン三暗刻! 4000・2000!」 四 四 四 2 2 ④ ⑤ ⑥ ⑨ ⑨ ?①①? 2 優希久まこ和「「!?」」 咲(やっぱり…) 優希「わ、私の先制リーチが犬ごときに流されるなんてありえないじぇ!」ガタッ! 京太郎「これが俺の実力なんだよ、タコス!」 優希「~!きょ、京太郎のくせに今日は一段と生意気だじょ!」 久「はいはい、二人ともそこまでね。優希は悔しかったらしっかり麻雀で返しなさい。 須賀くんも一回アガれたからって調子のらないこと」 まこ「久の言うとおりじゃ。はよう卓につきんさい」 優希「む~…、ぶっ飛ばしてやるじぇ!」 京太郎「やれるもんならやってみやがれ!」 和「二人ともほんとに元気ですね…」 南四局 優希 22100 久 30200 まこ 20100 京太郎 27600 久(オーラスまできて須賀くんが2位。いつもと違うアガりに打ち回し少し奇妙ね…) まこ(京太郎自身が気づいとるかは知らんがここまで捨て牌、まるで咲を見とるようじゃのう…) 優希(オーラスまできて京太郎がいるのに私が4位。こんなのありえないじぇ!) 京太郎「ふっふっふっ…。最初の威勢はどうしたんだ?」 優希「う、うるさいじぇ!このオーラスで役満ぶちかましてやるから覚悟しとくんだな!」 和(ここまで須賀くんは槓が4回。平均から見ると多いですね…) 咲(…) ドラ 四 京太郎「さぁて、俺の親番だぜ!」 三 七 九 1 2 4 7 8 ② 赤⑤ 東 北 白 中 優希(ぶっ飛ばすじぇ!) 一 四 八 九 4 9 ① ⑤ ⑥ 東 南 南 發 久(逃げ切りね) 二 三 六 六 16 7 9 ② ③ ④ 發 發 まこ(無理はしとぉないが十分まくりも可能な点差じゃけぇのう) 一 四 赤五 3 5 ③ ④ ⑥ ⑧ 東 西 白 中 京太郎(…)トン 打 北 優希(こい!) ツモ 北 10巡目 一 八 九 9 ⑧ ⑨ 東 西 南 南 北 發 中 1 優希(よし!国士一向聴だじぇ!) 打 ⑧ 久(優希の手は国士ね。捨て牌でバレバレなんだけどそろそろ張りそうね) 二 三 六 六 七 5 6 7 ② ③ ④ 發 發 ⑤ 久(うーん…、發もでないし手も遅い。とりあえずいつも通りいきましょうか) 打 ② まこ(あかんのう…。降りじゃね) 京太郎(…感じる。いつもならわからないのに今は牌が 見える 。ならここは…) 打 ① 優希(む、これは…) ツモ ① 優希(よし、これで聴牌だじぇ!あとは京太郎にぶちかますだけ!) 打 ⑧ 京太郎「槓」パタッ 優希「!?」 京太郎「…」スッ 京太郎「ツモ、リンシャンカイホウ、700オール」 優希「」 久「ふぅ…」 まこ「…」 和「須賀くんが200点部長より+…。終了ですね」 ミスです ⑧は槓できませんね… 優希捨て牌を⑧→八の順で八を槓に補完しておいて下さい 五 六 七 1 2 3 7 7 ② ③ ?八 八 ? ④ 久「直前の①でツモアガりだと500オールで私にはとどかない…。明槓の符をのせて700オール、見事ね」 優希「わ、私が京太郎に負けた…」グスッ まこ「麻雀は運もあるけぇしかたなーよ…」 優希「…こんなオカルト!ありえないんだじぇ!」ガタッ、ドヒューン 和「あ、優希!待ちなさい!」 咲「優希ちゃん!」 久「あらあら、よっぽどショックだったのね…。和、追っかけてあげてくれるかしら?」 和「しょうがありませんね…。すぐに連れ戻します」ガチャ まこ「やれやれ、優希にも困ったもんじゃのー」 京太郎「優希…」 久「さて、和もいなくなったし丁度いいわね。須賀くん、今日の種明かしをお願いできるかしら?」 京太郎「種明かしって…、別に何もないですけど」 まこ「それにしては咲の打ち筋によーにとった気がするけーのう」 久「そうね。京太郎くんにはなくても咲にはなにか心当たりがあるんじゃないかしら」 咲「え、わ、私には別に心当たりなんて…」/// まこ「わっかりやすいのう」 京太郎「え、でもほんと今日は調子良かっただけですよ?」 久「フフッ、それでも咲にはなにか心当たりがありそうだけど?」 咲「ちょっ、ちょっと京ちゃんこっち来て!」 京太郎「?」 京太郎「どうしたんだよ咲?」 咲「あのね、京ちゃん。今日の麻雀どんな感じだった?」コソコソ 京太郎「どんなって、なんて言うかやたらとツモがよかったり、説明できないけど次になにが来そうとか…。そんな感じだけど?」 咲「…やっぱり」 久「どうかしら。なにかわかった?」 咲「部長…」 久「わかってることだけで良いから説明して欲しいわね」ニコッ 久「昨日須賀くんの調子が悪かったから下校の途中で少し話しをした」 まこ「そこで色々あってそんときに変な感覚がした、か…」 咲「はい…」 久「その変な感覚っていうのが気になるわね…。具体的にはどんなかんじだったの?」 咲「私の中の感覚が京ちゃんの方に引っ張られるっていうか、なんだか不思議な感覚でした」 久「ふーむ。それで、須賀くんは特になにも感じてないのね?」 京太郎「いやー…、なんていうかその、咲が言ってる瞬間の感覚があまりないんで良くわからないですね…」 まこ「ほんにお前はダメじゃのお…」 京太郎「うっ、すんません…」 久「まとめると。咲がいつも麻雀を打ってるときに感じる勘みたいなものが、 昨日咲と須賀くんにあったいろいろで須賀くんにも身についたかもってことね」 咲「はい」 京太郎「???」 まこ「うーむ、にわかには信じられんのお」 久「それはそうね、勘なんて和ならオカルトの一言で切り捨てる感覚だし その不確かなものが須賀くんにもうつった、なんて信じられるわけないし」 まこ「じゃけど、それにしては京太郎の豹変ぶりはあまりにも異常ってことじゃね?」 久「そうね。たった一半荘だけど、それでも昨日一昨日の須賀くんとはまったくの別人だったもの」 京太郎「いや、でもほんとに調子が良かっただけなんじゃ…」 久「もちろんその可能性もあるわ。でも私はまだ二つ重要なことをきいていないわ」 京太郎「?」 咲「…」 久「昨日の須賀くんの調子が悪かった原因とそのあと二人の間であった いろいろ の部分よ」 京太郎「…」ギクゥ 咲「…」/// 久「さぁて…、二人には洗いざらい吐いてもらおうかしら…?」ニコォ まこ「和のおっぱいに視線が釘付け…」 久「道端で叫びながら女子高生の胸を触る…」 京太郎「」 咲「///」 京太郎「ち、ちがうんです!昨日の俺はおかしくて…」 久「そのことはわかってるわ。でも、流石にそれは…」 咲「あ、そう言えば原村さん以外だとぶ」 京太郎「もうやめてぇぇええええええええ!!」 久「まあ、須賀くんの処分はひとまずおいておくとして…。これでハッキリしたわね」 久「咲は胸を触られたときに力が抜けていく感覚がしたのよね?」 咲「は、はい…///」 久「ふむ、でも咲の中の感覚はなくなったわじゃなくてそのまま…、さらに須賀くんの中にその感覚みたいなのがうつった」 京太郎「いや、でもそんなことやっぱりありえませんよ!それにそうだとしても証明できないじゃないですか」 まこ「ほーじゃのう。ここまでやっといてなんじゃがどうするんじゃ?」 久「簡単に試す方法が一つあるわ」 咲「方法?」 久「ええ、私の胸を揉みなさい、須賀くん♪」ニコッ まこ「ちょっ、ちょっとまちんさい!」 咲「そそそ、そうですよ部長!何言ってるんですか!?」 京太郎「」 久「あら、なにかおかしいかしら?」 咲「お、おかしいですよ!な、なんで…」 久「簡単な話よ。咲は1回触られてるから効果があるかどうか判断できない。それなら私のを触らせれば実験できるでしょ?」 京太郎「いや、部長、でも」 久「須賀くんは不満?私の胸を合法的に触るチャンスよ?」 京太郎「嬉しいです!すごく嬉しいです!」 (そんなのダメに決まってますよ!) 咲「京ちゃん…、本音と建前が入れ替わってるよ」ジトーッ 京太郎「ハッ!…いや、でもやっぱりダメですよ!」 久「フフッ、べつに遠慮しなくていいのよ?須賀くんはいつも 私たちのために頑張ってくれてるしほんのご褒美みたいなものだから」 京太郎「ご、ご褒美…」ゴクリッ まこ「だらしないのぉー…」 咲「きょ、京ちゃん…」 久「須賀くんもやる気十分みたいね。さすがに二人に見られてるところで触られるのは恥ずかしいからあっちでやりましょうか」 京太郎「あ、あっちって…」 まこ「まさか…」 咲「ベッド…」 久「あそこならカーテンで仕切れるし問題ないでしょ。須賀くんが襲いかかってきてもすぐに逃げられるし」 咲「お、襲うって…///」 京太郎「そ、そんなことしませんよ!」 久「ふふっ、どうかしら?」 久「それじゃあ、万が一のときは頼むわね」 まこ「はいはい、りょーかいりょーかい」 咲「京ちゃん…、わかってるよね?」ニコォ 京太郎「さ、咲さん…?なんかすごく怖いですよ…?」 咲「もしなにかあったらその時は…、ね?」 京太郎「ひぃ!?」ガタガタガタガタ 久「二人とも、あまり聞き耳を立てないでね?それじゃ、カーテン閉めてくれるかしら」 京太郎「は、はい!」シャー! 久「これで二人からは見えなくなったわね。さて、須賀くん?」 京太郎「な、なんでしょうか!」 久「はぁ…、緊張しすぎよ。できるだけ声を落としなさい」 京太郎「すいません…」 久「わかればよろしい。本題にはいるけど昨日みたいな感じはする?」 京太郎「いやー…、よくわからないです」 久(んー、わかってはいたけどやっぱり不安ね…。まあ、私が誘ったんだからリードはしてあげないと…) 京太郎「部長?」 久「うん、そうね。とりあえずやってみましょうか」 京太郎「や、やってみるって…!///」 久「もう、なに恥ずかしがってるの。怒らないからドーンときなさい」 京太郎「…そ、それでは、し、し、失礼します」 久「ん…」フニョン 京太郎(さ、触ったぁぁああああああああ!あの!清澄高校学生議会長!竹井久麻雀部部長の胸に!俺の!俺の手が!)サワサワ 久「なんだかくすぐったいわね」…リ 京太郎(これが…、これがのどっぱいの次に夢見た…)サワサワ 京太郎(のどっぱいには一段見劣りする!だが麻雀部で誰が 一番ベストサイズおっぱいかと聞かれれば間違いなく部長!)サワサワ 久(あら…?)ピリッ… 京太郎(和のように制服を押し上げることはないが手のひらには ジャストにフィットするベストサイズ!俺の想像通りだ!)フニョフニョ 久(これが咲の言ってた…)ピリ…ピリ… 咲「部長、大丈夫かな…」 まこ「さすがの京太郎もここで襲うなんてことはないじゃろう」 咲「いえ、襲うとかじゃないんです…」 まこ「?」 久(ふっ…これで何分くらいかしら…?なんだか身体の奥がフワフワして…んっ)ピリビリ 京太郎「ハァハァ」フニョンフニョン 久(変な感じ…、咲の言ってた通りね)ピリピリ 京太郎「ハァハァ…っぱい…ハァハァ」モミモミ 久(んっ…!また強くなった…?ダメ、力入らない)フラッ ドサッ 咲「今なにか音がしませんでしたか?」 まこ「んー?気のせいじゃろ」 ガチャ 和「遅れてすいません、優希捕まえてきました」 優希「心配かけてごめんだじょ…」 まこ「まずいタイミングで帰ってきたのう…」 和「部長と須賀くんはどうしたんですか?」 咲「え、えーと二人はあの!その…」チラッ 和「部長はベッドですか? 咲「え、え、え」ビクゥ まこ「そ、そーじゃ!疲れて寝とるようじゃからそっとしておいてやってくれんかのう!?」 和「そうですか。須賀くんは?」 まこ「きょ、京太郎ならさっきトイレにでていったとこじゃ!」 和「須賀くんはトイレですか」 優希「うー、京太郎のやつは肝心な時にいないんだじぇ」 咲「ど、どーするんです!これで京ちゃんが部長と一緒に出てきたら!」コソコソ まこ「ど、どーしようもないじゃろ!そうならんことを願うだけじゃ!」コソコソ 和「そう言えばさっきから衣擦れの音がしますね」 咲「きっ、きっと寝苦しいんだよ!」 和「そこはかとなく荒い息遣いも…」 まこ「わ、悪い夢でもみとるんかもしれんのう!」 和「?」 久(ま、ずいわね…んっ、ふぅ…。この声…和と、ふっ…、優希ね)ビリビリビリ 久(ここで、バレるのは…、すごくマズいわ…)ビリビリビリ 京太郎「おっぱい…、おっぱい…」モミモミモミモミ 久(つ、まり…ふっ…、ここで声を出すのは許されない…!)ビリッビリッ 久(でも、正直もうかなり、はぁ…、辛いわね…)ビリビリビリ 京太郎(素晴らしい…エクセレント…これなら一生揉んでても飽きない!柔らかいこの感触!最高だ!)モミモミ 京太郎(おっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい)モミモミモミモミ 久(も、だめ…。我慢の、んっ…限界…よ) 京太郎(おっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい!!)モミモミモミモミ! 久「ひゃっ!~~~~~~ッ!?」ビリビリビリビリッ‼ 和「今ベッドの方から部長の声が…」 咲「そ、そうだ!私すごく喉乾いてるんだったよ!原村さん、一緒に飲み物買いに行こう!」ギュッ 和「え、ちょっと宮永さん?そんなに手をひっぱらないでください///」ズルズル まこ「そ、それにしも京太郎は遅いのぉ!優希、一緒に飲み物でも買いに行かんか!?」 優希「私は京太郎を…」 まの「よしよしわかったわかった!そいじゃはよう行こう!」ギュッ 優希「ちょ、ちょっと待つじぇ!」ズルズル バタン、シーン シャー! 久「ハァハァ…、す、すごかったわ…」 京太郎「ぶ、部長…///」 久「と、とりあえず須賀くんはベッドを直しておいて!わ、私は少しトイレでいろいろと直してくるから…」 京太郎「は、はい!」 久「いい!間に和たちが戻ってきたら適当にごまかすこと!」スタスタ!ガチャ 京太郎「わかりました!」 京太郎「…」 京太郎「すごかったな…///」 ガチャ 優希「ただいまだじぇー」 京太郎「…」ボーッ 優希「あぁ!京太郎、貴様いつの間に戻ったじぇ!」 京太郎「…あ、タコス。それに染谷先輩も」 まこ「久のやつはどーしたんじゃ?」コソコソ 京太郎「髪とかが乱れたから直してくるって言ってトイレに行きました」コソコソ 優希「二人ともなんの話してるんだじぇ?」 まこ「こっちの話しじゃ。それよりもおんしは京太郎に言わんといけんことがあったじゃろ?」 京太郎「?」 優希「うぐ…」 京太郎「どうしたんだ、優希?」 優希「い、犬!…じゃなくてきょ、京太郎!」 京太郎「なんだよ」 優希「さっ、さっきは急に怒ったりして、その…」モジモジ 京太郎「?」 優希「だから、えーと…。ごめんなさいだじぇ…」 京太郎「さっきのって俺が勝ってお前が出て行ったことか?」 優希「そうだ!いつも京太郎なんかに負けないから悔しくて…」 京太郎「なんだ、そんなことかよ…」ハァー 優希「そ、そんなことって」 京太郎「別に気にしてねーよ。お前がわがままなことなんていつものことだろ?らしくないぞタコス」ナデナデ 優希「な、京太郎のくせに生意気だじぇ!」 京太郎「あーはいはい、急に元気になりやがって…」 まこ「おーおー、京太郎はたらしじゃのぉー」ニヤニヤ 京太郎「な!?そんなんじゃないですよ!」 まこ「そうかのぉー?」ニヤニヤ 咲「ただいまー」ガチャ 和「戻りました。須賀くんも戻ってきてたんですね」 京太郎「お、おう。染谷先輩たちより一歩はやくな」 和「優希、ちゃんと謝りましたか?」 優希「もっちろんだじぇ!」 和「そうですか。良かったですね、優希」ニコッ 和「部室に戻る途中で泣きそうな顔で須賀くんに嫌われたら」 優希「の、のの、のどちゃん!そこまでだじぇ!」ガバッ! 和「きゃ!ちょっと、優希!」 ワーキャー! 咲「京ちゃん終わったの?」コソコソ 京太郎「ああ、打ち方っていうのか?あれが移ったかはわからないけどな」コソコソ 咲「そうなんだ…。やっぱり揉んだんだね京ちゃん…」 ガチャ 久「みんな揃ってるみたいね」 まこ「久、遅かったのう」 和「ハァハァ…、そ、そう言えば部長はそこのベッドで寝てたんじゃ…?」 久「あなたたちが出て行った後くらいに起きてね。少し外を歩いてたのよ」 和「そうなんですか。体調のほうは?」 久「まあ、ぼちぼちってところね」 久「せっかくみんなが集まってるけど.もうあまり時間がないから今日は解散にするわ」 まこ「お、そう言えばもうけっこうな時間じゃのう」 和「仕方ありませんね。宮永さん、優希、途中まで一緒に帰りましょう」 咲「あ、うん!京ちゃんも一緒でいいよね?」 和「もちろんです」 久「咲、悪いけど少し須賀くんを借してくれるかしら?」 咲「さっきのことですか?」コソコソ 久「ええ、今日は時間がないから確かめられないけど少し話しをしておきたくて」コソコソ 咲「わかりました。京ちゃん、早く追っかけてきてね!」ガチャ 和「それでは」 優希「また明日だじぇ!」 まこ「久、校門のところでまっとるけぇーのう」バタン 京太郎「俺の人権は無視ですか…」 久「フフッ…。須賀くん、さっきのことだけど…」 京太郎「えっと、さっきのことって言うのは…」 久「トボけなくてもいいじゃない…。私の胸、揉んだでしょ?」ズイッ 京太郎「ぶ、ぶぶ部長!近い!近いです!」 久「さっきはあんなに鼻息を荒げて私を求めてくれたのに…」 京太郎「な!?」 久「ねぇ、須賀くん、違うわね…京太郎くん?」 京太郎(し、下の名前で!?) 久「ふふっ、意外としっくりくるわね」ギュ 京太郎(あばばばば…) 久「京太郎くん…、私、さっきからなんだかおかしいの…」 京太郎「」 久「なんだか身体の奥が熱くて、それに…」 京太郎「」 久「京太郎くん…?」 京太郎「」 久「あなたはどうなの?」 京太郎「」 久「私は、もう我慢できないわ…」 京太郎「」フラッ… 久「もう、急に倒れるとは思わなかったわ」 京太郎「部長があんな演技するからでしょ!」 久「あれくらいすぐに演技って見抜いて欲しいところね」 京太郎「うぐっ…」 久「時間とっちゃったわ。用件だけ手短に言うわね」 京太郎「用件?」 久「あなたを残した用事よ…。須賀くん、明日まで誰の胸も揉まないでね」 京太郎「えーと、どういうことですか?」 久「私の推測でしかないのだけど…。あなたの力が本物なら他人の胸を揉むことで前の人のが上書きされる可能性もあるわ」 京太郎「上書き…」 久「ええ。とりあえず今日の結果は明日確かめるから、その間に誰かの胸を揉まれると困るのよ」 京太郎「いや、さすがにないですよ…」 久「わからないわよー。昨日は咲、今日は私ときてるんだから明日の部活までに優希の胸を揉むことがあるかもしれないわ」 京太郎「いや、優希のおっぱいとかなおさらあり得ませんよ」 久「フフッ、まあないならないでそれでいいわ」 久「さて、これ以上まこを待たせるのも悪いから帰りましょうか」 京太郎「そうですね。俺も早く行かないとですし」 校門 まこ「おお、来おったか」 優希「京太郎、遅いじょ!」 京太郎「あれ、優希?咲たちと帰ったんじゃなかったのか?」 優希「ふっ、飼い犬を待ってやるのもご主人様の勤めだじぇ…」 京太郎「はいはい」 久「まこ、ごめんなさい」 まこ「別にかまわんよ。それよりなにしとったんじゃ?」 久「そんなにたいしたことじゃないわ」 まこ「気になるのう…」ニヤニヤ 久「もう、ほんとにたいしたことじゃないわ」 久「須賀くん、それじゃあね」 京太郎「お疲れ様です、部長、染谷先輩」 優希「また明日だじぇ!」 まこ「それじゃあの」 優希「よし!帰るぞ犬!」 京太郎「わかったから引っ張るなよ…」 帰り道 京太郎「咲と和追いかけなくていいのか?」 優希「二人ともたぶんもう相当遠くに行ってるじょ」 京太郎「んー、そうかぁ?」 優希「そうだじょ。それよりせっかくこの私と二人なのに他の女の話とはどういうことだ!」 京太郎「別にどうとも思わねえけど?」 優希「なんだとー!!」 京太郎「それよりなんで俺のこと待っててくれたんだ?」 優希「!…べ、別に。京太郎が一人だと寂しいと思っただけだじょ」 京太郎「へー、そうなんだ」 優希「…」 京太郎「…」 優希「…ってそれだけか、犬ゥ!」グワッ! 京太郎「どわぁ!?それだけってなんだよ!どうしろっていうんだよ!?」 優希「普通はもっと他になにかあるじょ!せめてありがとうくらい言えのが礼儀ってもんだじぇ!」 京太郎「そんなの知るかよ!つーかなにきれてんだ!?」 優希「グルルルルル…」 京太郎「な、なんだよ…」 優希「…女心のわからんやつだじぇ…」 京太郎「はぁ?」 優希「ここまでだじぇ」 京太郎「ん、そうだったな。じゃあな優希」 優希「ちょっと待つじぇ!」 京太郎「…なんだよ?」 優希「今日はほんとにごめんだじぇ…」 京太郎「なんだ、まだ気にしてんのかよ。さっきも言ったけど俺は全然気にしてないから安心しろ」 優希「ほんとか…?」 京太郎(あれ、なんか優希のやつ可愛くないか?) 京太郎(いつもは強気なのに今日はすごくしおらしくて…) 優希「京太郎…?」 京太郎(ヤバい、すっげー優希が可愛く見える…。いつもタコスばっか食ってるタコス女のはずなのに…) 優希「どうかしたのか…?」 京太郎(おっぱい…) 優希「京太郎、しっかりするじぇ!」 京太郎「ハッ!」 優希「大丈夫か…?」 京太郎「あ、あぁ、大丈夫だ。心配かけてすまん」 優希「どうしたんだじぇ?急に黙ったりして」 京太郎「いや、ほんとになんでもないから気にすんな!ほら、俺こっちだからそろそろ行くわ!じゃあな!」 優希「あ、京太郎!」 京太郎「…」ドヒューン! 優希「いっちゃったじぇ…」 京太郎「さっきはマジで危なかったぜ…」 京太郎(急に優希の野郎が可愛くて見えて俺は…、俺はあいつを…) 京太郎「ほんとギリギリだったな…」 京太郎(うぅ…、でもどうする。優希のせいでこの前のモヤモヤが…) ?「あっ、京ちゃん!」 京太郎(なんで咲がここにいるんだよ…) 咲「先に帰ってごめんね。でもどうしても京ちゃんと話しておきたくて…」 京太郎(咲…) 咲「えーと、その、さっき部室で部長と話してたことなんだけど…」 京太郎(咲のおっぱい…)ハァハァ 咲「二人だけでなんの話してたのかなーって…、京ちゃん?」 京太郎(これもう揉んじゃってもよくね?) 咲「京ちゃん…、もしかしてまたなの?」 京太郎「…すまん、咲」ギュッ 咲「きゃっ!?ちょっと、京ちゃん…いきなり抱きつかないでよ///」 京太郎「ダメだ。我慢できそうにない」サワサワ 咲「んっ…。京ちゃん、いったいどうしたの…?」 京太郎「優希を襲いそうになった…」フニョンフニョン 咲「ふわぁ、それで、逃げて来たの?」 京太郎「…」モミモミ 咲ふっ、優希ちゃんは襲わないのにんっ…、私のことは迷わずに襲うんだね…」 京太郎「咲…咲…」モミモミ 咲「フフッ、良いよ。京ちゃん…」ビリビリビリビリ 京太郎「ハァハァ、咲ィ!」 咲「京ちゃん!ん~~~ッ!!」ビリビリビリビリ‼ 咲「ハァハァ…。落ち着いた?」 京太郎「咲…。ほんとにごめん…」 咲「ほんとに京ちゃんはバカだよね。急に女の子を抱きしめて胸揉んだら捕まるよ、普通」 京太郎「はい、ほんとにすいません。反省してます」 咲「私だったからいいけど…」ボソッ 京太郎「?」 咲「とりあえず!京ちゃん、絶対に他の人を襲ったりしちゃダメだからね!」 京太郎「わかってはいるんだけどな…」 咲「2日で2回はさすがにヒドいよ」 京太郎「ごめんなさい…」ズーン 咲「やっぱりなんの前触れもなくその、モヤモヤしたりするの?」 京太郎「んー、前触れもなくっていうか今回は優希を見てたらなんだか無性におっぱいが揉みたくなって」 咲「京ちゃん、次からそんなことになった時はすぐにそこから離れること!わかった?」 京太郎「はい…」 咲「ど、どうしてもって言う時はわ、私が…///」 京太郎「私が?」 咲「///…、その、京太郎を止めてあげるから!」 京太郎「お、おう。よろしく頼むぜ」 咲「うん///」 咲「と、とにかくこの話はおしまい!京ちゃん、部長とあの後なにしてたの?」 京太郎「ずいぶんと強引に話変えるなぁ。部長と話したことって言われてもそんな多くないぞ?せいぜい明日の部活までに…」 咲「明日の部活までに?」 京太郎「あ」ピシッ 咲「どうかしたの?」 京太郎「俺、明日の部活までおっぱいもんだらダメなんだった」 咲「…」 京太郎「…」 咲「京ちゃん?」ニコッ 京太郎「はい、なんでしょうか姫」 咲「どうする気なの?」 京太郎「…どうしょっか?」 咲「はぁー…。ほんとにどうするの、京ちゃん」 京太郎「ま、まあ、明日になったらなにかおもいつくだろ!」 咲「典型的なダメなパターンだよ」 京太郎「とりあえず今日は帰るわ…」 咲「…そうだね。それじゃあまた明日ね、京ちゃん」 京太郎「あぁ、また明日学校でな」 ガサガサ! 優希「きょ、京太郎を追いかけてきたらす、すごいの見ちゃったじぇ…」 優希「京太郎が、さ、咲ちゃんを…///」 翌日 京太郎「どうしよう…」 京太郎「いや、やっぱまずいよな」 京太郎「なんとかして部長をごまかす方法」ウーム… 咲「おはよう、京ちゃん!」 京太郎「ああ、おはよう」 咲「けっきょくどうするか思いついてないの?」 京太郎「いやー、俺が部長に似せて打った程度じゃ絶対納得しないだろうし、かと言って黙っとくと後が恐いだろ…?」 咲「そうだねー」 京太郎「なんでそんなに軽いんだよ」 咲「大丈夫だよ、京ちゃん。きっとなんとかなるから」 京太郎「なんで、断言できるか教えて欲しいもんだな」 咲「んーとね、女の勘ってやつかな?」 京太郎「お前みたいなちんちくりんに女の勘ねぇ…」 咲「なっ…」 和「おはようございます」 京太郎「おっと。おはよう、和」 咲「むー…。おはよう、原村さん!」 京太郎「優希は一緒じゃないのか?」 和「ええ。呼びに行ったんですけど先に行ったみたいで…」 京太郎「あいつが早起きして、学校に行く…?」 和「私も少しおかしいと思ってます。昨日別れるまではいつも通りだったんですけど…」 和「そう言えば、優希は須賀くんを待っていたんでしたね…。須賀くん、優希と何かあったんですか?」ジトーッ 咲「…」ジーッ 京太郎「い、いや、とくに何もなかったけどなー」 和「…」 和「そうですか。学校には行ってるみたいなので話はあの子から直接聞きましょう」 咲「そうだね、それがいいよ!」 京太郎「うぐっ…」 昇降口 和「それではお昼休みに」 咲「うん!優希ちゃんをよろしくね」 和「わかりました」 咲「…ねえ、京ちゃん。ほんとに優希ちゃんには何もしてないんだよね?」 京太郎「さすがにあいつにまで手はださねぇよ…」 咲「うん、それならそれでいいんだけど」 京太郎「?」 咲「あ…、ご、ごめん京ちゃん!ちょっとトイレ行ってくる!///」 京太郎「咲のやつ…。ん、下駄箱になんか入ってる?」ガチャ 京太郎「手紙?」 京太郎(お、落ち着け俺!下駄箱に手紙=ラブレターなんて安直な発想だ! そうだ、とりあえず差出人を!差出人を確認するんだ!) 京太郎「表にも裏にも書いてない…。しかも文面」 『昼休みに体育館裏で待つ』 京太郎「簡潔すぎるわ!」 京太郎(いや、待てよ。簡潔だからこそラブレターという可能性が残るのでは?てか、今のところラブレターの可能性が最大?) キーンコーンカーンコーン 京太郎「とりあえず昼休みに体育館裏に行けば誰が出したかわかるか…」 ?「…」ジーッ 昼休み 咲「京ちゃん、お昼ご飯行こう」 京太郎「あー…、悪いんだけど先生に呼ばれてるから先に行っててくれるか?」 咲「またなんかやったの…?」 京太郎「アホか。ふつーに呼ばれただけだ」 咲「そっか。じゃあ先に食べてるからね!」 京太郎「おう、間に合うかわからんから俺のことはあんまり気にしないでくれ」 咲「はーい!」 京太郎「…行ったか」 京太郎「そろそろ俺も行こうか」 体育館裏 京太郎「…さて、俺を呼び出したやつは」 ?「遅い!」 京太郎「お、お前は!」 優希「京太郎、3分遅刻だじぇ」 京太郎「…お前かよ。ドキドキして損したぜ」 優希「むっ…」 京太郎「どうしたんだよ。和が昼飯に誘ったんじゃなかったのか?」 優希「京太郎、私はお前に話があるんだじぇ」 京太郎「?なんだよ」 優希「昨日…」 京太郎「昨日?ああ、先に走って帰ったことか?あれは悪かった…」 優希「違うじぇ!」 京太郎「!…じゃあなんなんだよ」 優希「あの後のことだ。私はお前の後について行ったんだじぇ」 京太郎「な!?」 京太郎「…見てたのか?」 優希「見てた」 京太郎「どっからだ」 優希「最初っから最後まで全部!」 京太郎(やべー…。ってことは優希のやつに俺が咲のおっぱいを触りまくってたとこ見られてたってことだよな…) 優希「京太郎…」 京太郎「は、はい!」 優希「京太郎は、咲ちゃんと付き合ってるのか?」 京太郎「え!?」 京太郎(てっきり問答無用でぶん殴られるんだと思った…。それよりこの質問どう答えたらいいんだ?) 優希「…」 京太郎(YESって答えるとあとあとまずい。かと言ってNOって答えると彼女でもない女の子のおっぱいを触りまくった変態…) 京太郎(あれ、俺今の時点でも変態じゃね?) 優希「京太郎!」 京太郎「うっ、その、あれはだな…」 優希「やっぱり、京太郎と咲ちゃんは…」グスッ 京太郎「な、なんで泣いてるんだよ!?」 優希「だって…、京太郎と咲ちゃんは付き合ってるんだろ…?」 京太郎(ああ!もう、どうにでもなれ!) 京太郎「違うんだ、優希。あれには理由があって…」 優希「理由って…?」グスッ 京太郎「話せば長くなるけど…」 説明中 優希「…それで、発作的におっぱいが揉みたくなったから私から逃げたってことか?」 京太郎「ああ、その途中で咲に会ってさ。一回やってるからなんか抵抗とかなくそのままってわけなんだけど…」 優希「信じられないじょ!」 京太郎「ですよねー…」 優希「…だが、京太郎が昨日部活で強かったのは事実。咲ちゃんの打ち方をコピーしてたなら、 私が犬如きに負けたのも納得できるじぇ」 京太郎「はいはい」 優希「…むー」 優希「よし、犬!」 京太郎「なんだよ?」 優希「きょ、今日は特別に私の胸をさ、触らしてやるじょ!///」 京太郎「へ!?」 優希「京太郎はほっておくとすぐに女の胸を触るど変態の駄犬! だから、ここは京太郎の飼い主として私が餌を与えるのがスジってもんだじぇ!」 京太郎「いや、でもな…」 優希「遠慮するな!貴様のその欲望、私が全て受け止めてやるじぇ!」 京太郎(いや、昨日咲の触ったし咲よりぺったんこなお前じゃ興奮しない… 京太郎(待てよ。俺がおっぱい触ると力が抜けるって咲が言ってたな…) 京太郎(昨日のしおらしいこいつは可愛かったしな…。試してみるか) 優希「さあ、犬!はやくくるじぇ!」 京太郎「そうかぁー、じゃあ遠慮なくいかせてもらおうかなー」ニヤニヤ 優希「いつでもいいぞ!」 京太郎「じゃあ、いくぞ」スッ 優希「んっ…」 京太郎(やっぱりほとんど感触がないなー。いや、でも先端の感触はあるか)サワサワ 優希「ふ、ふわぁ…、きょうたろぉ」 京太郎(わかってたけどブラつけてねーのな)スッ 優希「だ、だめぇ、ハァハァ…///」 京太郎(咲と部長より感度良いのかすっごい顔とろけてる…。これは、エロいな)スリスリ 優希「きょ、きょーたろぉ、す、とっぷだじぇ…///」 京太郎「何いってんだよ優希。ここからだろ?」サワサワ 優希「ひゃぁん!?い、今は、これ以上…!」 京太郎(なんかすごい冷静だな。これが慣れってやつか…。優希も辛そうだし昼休みも終わりだしそろそろ終わりかー)サワサワ 優希「ふっ、ふわぁああっ、あっ、あっ…///」ビクッビクッ 京太郎「ん、大丈夫か、優希?」 優希「きょーたろー…?」ボーッ 京太郎「立てるか?」 優希「ダメって言ったのに…」 京太郎「へ?」 優希「京太郎の、バカぁぁあああああああああッ!!」 京太郎「へぶっ!?」ズガンッ! 京太郎「な、なんで…?」ガクッ 教室 京太郎「…」 咲「あ、京ちゃん。どこいってたの?」 京太郎「いや、いろいろあってな…」 咲「ずいぶんやつれてるね」 京太郎「まあな、はぁー…」 咲「そうだ、昼休み優希ちゃんいなかったんだよ。原村さんも気がついたらいなくなってたって…」 京太郎「あー、あいつなら大丈夫だとおもうぞ」 咲「どうして?」 キーンコーンカーンコーン 京太郎「っと、授業始まるな。また後でな」 放課後 咲「京ちゃん、部活行こ?」 京太郎「うー…、憂鬱だ」 咲「きっと大丈夫だよ」 京太郎(ヤバいな、このままじゃ優希のおっぱい揉んだのがバレる…) 京太郎「そう言えば咲の言ってた感覚っていうのはまだ俺の中にあんの?」 咲「んー、私もよくわかんないけどあると思うよ?」 京太郎「いいかげんだなー」 咲「うまく説明できないんだよね…」 京太郎「話して間についたな…」 咲「入らないの?」 京太郎(もうどうにでもなれ…) 京太郎「こんにちはーっす」ガチャ 咲「こんにちはー」 久「いらっしゃい二人とも」 まこ「遅かったのう」 咲「原村さん、優希ちゃんは?」 和「それが…、今日はタコスの新メニューを探すと言って帰ってしまって…」 咲「そっか…」 久「あの娘が部活をさぼるねぇ…」チラッ 京太郎「…」 久「まあいいわ、今日も部活始めまししょうか。まずは和、まこ、咲、須賀くんが入って」 和「はい」 京太郎(やべー、やべーよ…) 東一局 親 京太郎 ドラ4 京太郎(優希っぽい打ち方になるなら東場はやっぱかなり強いのか?) 一 一 赤五 六 七 4 6 7 ② ⑥ ⑨ 東 西 ⑦ 京太郎(これって良配牌なのか?ま、とりあえず)打 西 咲(うーん…、京ちゃんが私と同じだとやっぱり嶺上牌取られちゃうのかな…) 二 七 八 2 3 3 7 ④ ⑨ ⑨ 南 北 中 六 打 北 まこ(さてさて、久の打ち方ならわしもよーみとるからのう…。京太郎に注目じゃな) 三 八 1 6 9 ① ③ ④ 赤⑤ ⑦ ⑨ 東 白 九 打 1 和(予選まであと少し、一局一局を大切にしていきましょう) 五 六 八 九 6 9 ⑦ ⑧ 南 西 西 發 發 中 打 南 四巡目 京太郎(止まることなく手が進んで一気に平和、三色、ドラ2聴牌…) 一 一 赤五 六 七 4 5 6 7 9 ⑤ ⑥ ⑦ 3 京太郎「リーチ!」打 9 咲(速い…。しかも私じゃなくてなんとなく優希ちゃん?みたいな気がするよ…)打⑨ まこ(うーむ、ここは様子見じゃのぉ)打⑨ 和(一向聴ですがとりあえず様子見)打9 京太郎(もしこれが優希の力ならこのツモはたぶん…)スッ 京太郎「…ツモ。リーチ一発メンピンドラ2。6000オール」 一 一 赤五 六 七 3 4 5 6 7 ⑤ ⑥ ⑦ 8 咲まこ和久「「!?」」 京太郎(三色乗ってたら倍満…。これは間違いないな) 咲(やっぱりだよ…、今のアガり方) まこ(これは久というよりは) 久(優希ってかんじね…。須賀くんにも困ったもんだわ)ハァ 和(なかなかの偶然ですね) 東一局一本場8巡目 ドラ一 一 一 一 二 七 八 2 3 4 8 8 ② ③ ① 京太郎(聴牌、役なしだけどドラ3か…。ここはいくところだろ!) 京太郎「リーチ!」打 二 咲(優希ちゃんの胸揉んだのいつなんだろ…?昨日最後に会ったのは私だよね…。 それじゃあ学校?お昼休みに優希ちゃんと京ちゃんがいなかったのってそういうこと?)モンモン 打 六 京太郎「ロン!12300だ」 咲「…え?」 久(あらあら…) 和「宮永さん、ぼーっとしてましたけど大丈夫ですか?」 咲「え、あ、うん!大丈夫大丈夫、12300だよね。はい、京ちゃん」 咲(全然きがつかなかったよ…) 咲(そうだよね。とりあえずこの半荘を終わらせて、京ちゃんに直接聞けばいいんだよ。そのためには…)ゴッ 東一局二本場13巡目 ドラ東 一 一 二 三 四 七 七 八 八 東 東 東 北 六 京太郎(なんつーバカヅキだよ。ー盃口までつけば十分に三倍満まで見える手牌か。 捨て牌はもろ染め手だし出アガりは期待できない) 京太郎(他に聴牌ってそうなのは咲くらいか?和もかもしれんがドラは抑えてるしそう高くはないはず!) 京太郎「リーチ!」打 北 咲「槓」 京太郎「へ?」 咲「もういっこ槓」スッ 咲「ツモ。嶺上開花、タンヤオ、トイトイ、三暗刻、赤。責任払いで16600です」ゴッ! まこ「でたのう…」 咲(あいかわらずの偶然です) 京太郎「」 咲「ふふっ、すぐに終わらせて話を聞かせてもらうからね、京ちゃん」 京太郎「」 久(これはいい方向に進んでるのかしら?) 咲「槓、嶺上開花」 咲「槓、もいっこ槓」 咲「麻雀って、楽しいよね!」 京太郎「」 まこ「」 和「染谷先輩のトビで終了ですね。お疲れ様でした」 久「あらー…、咲が絶好調ね」 咲「そんなことないですよ。ね、京ちゃん?」ニコッ 久「そうねー、今日の須賀くんの東場での活躍はなかなか見所があったわ」ニコッ 京太郎「」 和「次の半荘はどうしますか?」 久「うーん、私は須賀くんにちょーと話があるんだけど…」 和「二人が抜けるとメンツがたりませんね」 久「まこ、代わってくれるかしら?」 まこ「別に構わんが?」 久「ありがと。さぁて、須賀くん?続けましょうか」 京太郎「」 和「時間もありませんから、早く次にいきましょう」 咲「京ちゃん、麻雀って楽しいよね?」 京太郎「」チーン 咲「あー、楽しかった」 久「そうね、久しぶりに全力で打ったわ」 和「ええ、なかなか濃い部活でした」 まこ「たしかに今日はのびのび打てたのお」ニヤニヤ 京太郎(搾り取られた…)プルプル 久「須賀くんお疲れ様!」 咲「京ちゃん頑張ったね!」 久「悪いんだけどちょーとこのあと時間もらえるかしら?」 咲「大丈夫だよ。なにもしないから」ニコッ 京太郎「はい…」 和「宮永さん」 咲「原村さん、悪いんだけど今日は先に帰ってもらってもいいかな?」 和「何か事情があるんですね。わかりました、それではまた明日」 咲「うん、また明日ね!」 まこ「わしは下で待っとるからのお」ガチャ 久「わかったわ。できるだけすぐに行くわ」 久「須賀くん、話しをしましょうか」 咲「なにがあったの、京ちゃん?」 京太郎「いや、ほんとすんませんでした…」 久咲「説明」 京太郎「はい…」 咲「昼休みにそんなことがあったんだ…」 久「須賀くん、あなたねぇ…」 京太郎(なんとか昨日の時点で咲のおっぱいを揉んでたのは誤魔化せた…) 京太郎「でも待ってくださいよ!優希のおっぱい揉んだのは一概に俺のせいとは言えませんよ!」 久「まあ、たしかに今回は優希にも注意される点もあるわね」 京太郎「そ、そうですよ!つーか今回は、っていうかこの前の部長の時も」 咲「京ちゃんは黙っててね?」 京太郎「」 咲「京ちゃんは優希ちゃんから逃げようと思えば逃げられたよね?」 咲「ねえ、どうなの京ちゃん?」 京太郎「いや、たしかに逃げられたけど…」 咲「ふーん…。じゃあやっぱり京ちゃんは優希ちゃんの胸が触りたかったんだね」 京太郎「逃げられたけどその場の雰囲気というかあのまま逃げてもあとが怖いし…」 咲「言い訳は聞きたくないよ、京ちゃん」 京太郎「す、すいません」 久「まあまあ、咲も落ち着いて。須賀くんも反省してるしそこまでにしといてあげなさい」 咲「…」ツーン 久「須賀くんも須賀くんだけど今回は優希も悪いわ。 それに、私の打ち方がコピーできてたのかはわからないけど優希のほうでデータも取れたわ」 京太郎「データ、ですか…」 久「ええ。須賀くんの力はまだよくわからない点が多いわ、 けど少なくとも胸を触れば触った相手の打ち方をコピーできるっていうのはわかった」 京太郎「力ってそんな大層な」 久「いいえ、これは力よ。咲の嶺上開花や優希の東場の火力のようなもの。 まあ、和に言えばオカルトの一言で切り捨てるでしょうけど」 咲「でも、京ちゃんのそんな力を調べてどうするんですか?」 久「ふふっ、いい質問ね。私はね、須賀くんの力に気がついた昨日のあの後にすごいこと思いついちゃったの」 京太郎「思いつき、ですか?」 久「須賀くん、あなたの力はものすごいポテンシャルを秘めているわ」 京太郎「…」 久「相手の胸を揉めばそれだけで相手がどんな打ち方がコピーできる、これがどういうことかわかる?」 京太郎「えーっと、強くなれるってことですか?」 久「それもあるけど、私が言いたいのはあなたの偵察能力よ」 咲「偵察?」 京太郎「部長、まさか…」 久「私が言いたいことわかった?」 京太郎「…俺が、他校の麻雀部員のおっぱいを揉む…?」 久「正解よ」ニコッ 咲「」 京太郎「ちょっ、ちょっと待ってください!」 久「あら、なにか問題があるかしら?」 京太郎「問題大有りですよ!?」 久「須賀くん、もうすぐ大会なのはわかってるわね?」 京太郎「わかってますよ!」 久「大会まで時間がないなかで相手チームの詳細な打ち方かを偵察するのは、普通ならかなり難しいわ」 久「けれど、あなたの力を使えば少なくとも相手のエースの詳しい打ち筋を知ることができるの」 京太郎「いや、理屈はわかりますけどそれって俺が見ず知らずの女の子のおっぱいを揉むってことですよね!?」 久「そうなるわね」 京太郎「無理ですよ!」 久「やらない前から決めつけるのは須賀くんのよくないところよ?」 京太郎「今それ関係ないですから」 久「ふぅ、いったいなにが不満なの?他校の女の子の胸を揉んでもいいって言ってあげてるのよ?」ヤレヤレ 京太郎「揉んだら捕まりますから!」 久「須賀くん」 京太郎「なんですか…」 久「私はね、今年が最後のIHなのよ…」 京太郎「…」 久「最初の一年は一人で、二年目にまこが来て、そして今年になって和、優希、須賀くん、 そしてあなたが咲を連れて来てくれた。ようやく…ようやくIHにでられるようになったの」 久「でも長野には名門の風越があるわ。それに、その風越を去年倒した龍門渕も…」 久「私はもっとみんなと麻雀を打ちたい。とっても今が楽しいのいつまでもこのメンバーで打ち続けたいくらいに」 京太郎「部長…」 久「そのためには相手の情報がいるわ。協力してくれるわね、須賀くん?」ニコッ 京太郎「それとこれとは話が別ですよ」 久「チッ…」 京太郎「はぁー、諦めてくださいよ部長…。そんなことしなくても咲や和や優希、染谷先輩、それに部長なら勝てますよ」 久「強情ね…」 京太郎「そりゃそうですよ、やったら捕まりますから!」 久「須賀くんならなんだかんだでなんとかなりそうだけど」 京太郎「買いかぶりすぎですから!」 久「しょうがないわねぇ…。私もこのカードは切りたくなかったんだけど…」 京太郎「はい?」 久「咲は…」 咲「」 久「大丈夫ね。まだしばらく戻ってきそうにないわ」 京太郎「なにを企んでるんですか…」ジトーッ 久「須賀くんには頑張ってもらわないと困るのよ。だから頑張ったらご褒美をあげようと思って」 京太郎「ご褒美…」ゴクリッ 京太郎「ってなると思ったんですか?あいにくですけどなにがあっても俺は行きませんからね!」 久「…のおっぱ…」 京太郎「!?ぶ、部長、今なんか言いましたか!?」 久「あら、思わずご褒美の内容が口から零れたみたい。でも須賀くんはなにがあってもいってくれないのよね、残念だわ…」 京太郎「部長、もう一回ご褒美の内容を」 久「行かないんでしょう?」 京太郎「少し気が変わりました。もしご褒美の内容が俺の聞き間違いでないなら…」 久「ふふっ、しょうがないわねぇ…。一回しか言わないからよく聞きなさい」 京太郎「…」ゴクリ 久「…おっぱい」 京太郎「…」 久「和のおっぱいを触らせてあげる、これがご褒美よ」 京太郎「!?」 久(堕ちたわね) 京太郎「そんな、そんなことが許されるんですか…!?」 久「もちろん、須賀くんが自分の仕事を完全にまっとうできたときだけよ?」 京太郎「もし風越と龍門渕のエースが偵察できれば和のおっぱいを!?」 久「ええ、私があらゆる手段でそれを可能にするわ」 京太郎「」 久「今決めろとは言わないわ。そうね、明日の放課後に返事を聞かせてちょうだい」 京太郎「は、はぁ…」 久「それじゃ私は帰るわね。良い返事を期待してるわ、京太郎くん♪」ガチャ 京太郎「…」チラッ 咲「」 京太郎「とりあえず咲を起こして帰るか…」ハァー 下校 京太郎(偵察にいけば和のおっぱいを揉みしだくチャンスがある…!) 京太郎(けど、偵察にいくってことはつまり俺が見ず知らずの 女の子のおっぱいを揉むってことで、そんなことしたらもちろん俺は…) 京太郎「どうすりゃいいんだ…」スタスタ 咲「…」スタスタ 京太郎(捕まるリスク…、果たして和のおっぱいにそれほどの価値があるのか?) 京太郎(俺はここ数日間で3人もおっぱいを揉んだ…、そろそろ潮時じゃないのか?) 京太郎(そうだよ。麻雀でも大量に稼いだらあとは手堅く守るもんだ。やっぱりここは…) 咲「…ねえ、京ちゃん」 京太郎「なんだ?」 咲「…やっぱり、なんでもない」 京太郎「変なやつだな」 咲「…」 京太郎「あのさ、逆に聞きたいんだけど咲なら、安全なまわり道と危険な近道ならどっち選ぶ?」 咲「…京ちゃんがどっちに行きたいかによる、かな?」 京太郎「俺がどっちに行きたいか?」 咲「うん。京ちゃんがどっちの道にほんとに行きたいのかが一番大事だとおもう」 京太郎「俺の行きたい方か…」 咲「私はね、今は自分かほんとに打ちたいから麻雀をやってるの。 子供の頃とも、京ちゃんに連れて来られた最初の頃とも違う」 咲「私は麻雀を打つのが楽しいからこうやって今も清澄高校麻雀部のいるんだよ!」 京太郎「…」 咲「だから、京ちゃんが好きな方を選べばいいよ。京ちゃんが偵察に行ってくれたら そのぶんグッと優勝に近づくし、行かなくても私が全部倒すから」ニコッ 京太郎「咲…」 京太郎(俺の、本当にやりたいこと) 京太郎(おっぱい…) 京太郎「咲のおかげで目が覚めたぜ」 咲「うん」 京太郎「悪いけど先帰るわ。いろいろ準備もしないとだめだからな」 京太郎「じゃあな、咲!」ダッ 咲「また明日ね、京ちゃん」 咲「行っちゃった…」 咲「うぅ、失敗したよぉ…」 咲「京ちゃんに行かないでって言うつもりでしゃべりかけたのに、京ちゃんの顔みてたら応援したくなって、それで、それで…」 咲「ハァー…、あんまり無茶しちゃダメだよ、京ちゃん…」 翌朝 コンコン 「いるわ、入ってきなさい」 京太郎「失礼します」ガチャ 久「おはよう、須賀くん」 京太郎「おはようございます、部長」 久「ずいぶん今朝は早いのね。私がいなかったらどうするつもりだったのかしら?」クスッ 須賀「部長ならいてくれると思ってましたよ」 久「ふふっ、それで、どうするかは決まったのね?」 京太郎「俺は、他校の偵察に行きます!」 久「そう。やることはわかってるの?」 京太郎「なんとかして相手のエース、レギュラーのおっぱいを揉む!」 久「そのとおりよ。須賀くん、いい顔になったわね」 京太郎「咲に励まされましたから…。俺は自分のやりたいことを全力でやります!」 久「わかったわ。もうずく学校が始まるから詳しい話は放課後にするわね」 京太郎「はい!」 放課後 久「今日は全員揃ってるわね。みんなに話があるわ」 和「なにについてですか?」 久「県予選に向けての話し合いよ」 まこ「県予選にむけてなにをするんじゃ?」 久「ええ、私たちは今度の休みを使って強化合宿をしようと思うの」 優希「合宿?」 久「旅館をとってあるからそこでみんなの弱点克服をするわ」 優希「おお、それはすごいじぇ!喜べ犬、美少女の私と旅館に行けるぞ!」 京太郎(タコスのやつ、一日たったら元どおりかよ…)ハァー 久「優希、須賀くんは別行動よ」 和「別行動、ですか?」 久「須賀くんには他校、特に風越と龍門渕の偵察にいってもらうの」 咲「…」 まこ「偵察のぉ。結果はみこめるんじゃな?」 久「もちろんよ。須賀くんにはもっといろんな人の打ち方をみてもらいたいから、丁度いいと思ってね」 久「みんな、絶対に県予選勝つわよ!」 京咲ま優和「「とうぜん(です)(じぇ)(じゃ)!」」
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昨日の京は今日のシロ 京太郎「あの、案内してくれるのはとても助かるんですが・・・」 シロ「なに?」 京太郎「なぜ俺が白望さんをおんぶしてるんですか・・・」 シロ「気にしない気にしない」 シロ「それに役得でしょ?」 京太郎「なんでです?」 シロ「だってさっき駅のホームで胸ばっかり見てた」 京太郎「 」 シロ「良かったね今京太郎の背中に当たってるのはさっきまで京太郎がガン見してたものだよ」 京太郎「 」 シロ「女の子は男子のそういう目線に敏感だから注意しないとすぐ嫌われちゃうよ」 京太郎(モモのおもちガン見しててもモモには何も言われなかったのに・・・・) シロ「この先の交差点を左に」 京太郎「はいはいっと」スタスタ シロ「ここ」 京太郎「え? ここってただの家じゃないですか?」 シロ「だからここ」 京太郎「?」 シロ「私の家」 京太郎「!!?」 シロ「案内したから」 京太郎「いやいや俺は旅館の方に案内してほしかったんですけど!」 シロ「ここに泊まったらいい」 京太郎「会ってまだ3時間くらいしか経ってない人をそんなことの誘っちゃダメです!」 京太郎「いいですか白望さん。女の子はそう簡単に男を家に入れちゃいけないんですよ。じゃないと狼さんが現れて女の子を襲ってしまうからです!」 シロ「京太郎はそんなことしないでしょ?」 京太郎「しないですけど、でもダメですってば」 シロ「ちぇー仕方ない。今日は諦める」 京太郎「なんですかその明日もみたいな」 シロ「だって家族旅行でしょ? 何日いるか知らないけど」 シロ「それと携帯持ってる?」 京太郎「持ってますけど・・・」トリダシ シロ「じゃ、赤外線送して」 京太郎「俺のなんかでいいんですか」ポチポチ シロ「京太郎のがいい」 京太郎「・・・・・わざとっすか?」ソウシン シロ「ばれたか」ジュシン シロ「今日ありがと。帰ったらメールしてね京太郎」ガチャ 京太郎「いやあの、俺の宿泊先は!?」 シロ「隣のホテルでしょ?」 京太郎「!?」 シロ「じゃ」バタン 京太郎「まさか本当に隣のホテルだとは思わなかった・・・白望さんってすげー」 シロ(ふふ・・・初めて男の子のメアド手に入れた) シロ(早くメール来ないかな・・・・) シロ(やる気出しすぎた・・・もうだめ・・・ダルい)zZZ わんこの名前にシロってつけること多いよね 京太郎「岩手といったらやっぱりわんこそばだよな!」 シロ「そうだね」 京太郎「あのいい加減降りてくださいます?」 シロ「それは出来ない相談」 京太郎「さいですか・・・」 シロ「あと、わんこそばだけじゃないよ」 シロ「冷麺とかじゃじゃ麺もある」 京太郎「じゃじゃ麺ってなんです?」 シロ「甘辛い肉味噌味の麺料理」 京太郎「なるほど・・・」 シロ「食べ物ならたくさんある」ドヤッ 京太郎「全部まわりませんからね!」 シロ「あ、そうだ」 京太郎「どうしました?」 シロ「慰霊の森の近くにだけは絶対行かないでね」 シロ(京太郎には私が乗ってるから大丈夫だよね) 京太郎「確か日本最恐の心霊スポットって前テレビで放送されてましたね」 シロ「うん、だからダメだよ」 京太郎「そんなとこは行きたくないですよ流石に」 シロ(京太郎が呪われたらおぶってもらえなくなるし) シロ「ほら早くしないとわんこそばが逃げるよ」 京太郎「全く・・・白望さんは歩いてないじゃないですか」 シロ「細かいこと気にしてると嫌われる」 京太郎「わかりましたよー」 ※この後わんこそばとじゃじゃ麺と冷麺を制覇したのは別の話っす シロもお世話好き? 京太郎「なんかすいません」 シロ「気にしてないから大丈夫」 京太郎「こっちの土地勘ないんで頼れる人が白望さんしかいなくて」 京太郎「迷惑だったら遠慮しなくて言って下さい」 京太郎(なんで白望さんはワンコールで電話に出れるんだろうか・・・) シロ「どうかした?」 京太郎「ちょっと考え事をしてて」 シロ「そっか」チョンチョン 京太郎「なんです?」 -- >  ̄ ` 、 __ / ム __ `/ ヽ _ ム > | '' < ,' お ,´ -- ` > ´ ..-||  ̄T ニ二 ! .ん | ヽ / Y 。 || i | -―― | ぶ | \ , 乂 ||/ =- / し | ヽ. / 〃/  ̄! て | / ` / -‐ ''"/ ', : | ヽ l !} i/ ∧. : / l ', __ 〃| / 、___/ } | / 、 Y 。 || //! イ / ,' ! ̄ \ \ 乂 || 〃 イ/ ' / 、\ \_ \ ||// / / / ヽ \ ´ ヽ>x / ./! / /ヽ 、 / \ ヽ ー、 / / / / ヾ 、 / ヽ / ー‐/ 〃 / / ' .{/ヽ } } !ヽ. / |!〃 !∥ / 从 | |! l j リ } シロ(やっぱりこの背中・・・落ち着く)クンクン シロ(それにいい匂いもする・・・) 京太郎「あの、首元に息がかかってくすぐったいんですけど」 シロ「どんまい」 京太郎「ちょっとなんで俺が励まされてるのかわかんないんですけど」 シロ「うるさいなぁ」 京太郎「・・・・・・」ユッサユッサ シロ「そんなに背中に押し当てたいの?」 京太郎「違います! 無言の抵抗ってやつですよ!」 シロ「仕方ないな・・・ういやつめういやつめ・・・・だる・・・」 京太郎「はじめからやらなきゃいいのに・・・」 シロ「そういえば今日は私がお弁当作ってきた」 京太郎「明日は槍が降るんですか外には出ないでおこう」 シロ「そんなこという人には食べさせない」 京太郎「冗談です。白望さんのお弁当たべさせてくださいっ」 シロ「仕方ないなぁ」 シロ「じゃあ、そこの広場の芝生にいこっか」 京太郎「了解っす!」 京太郎「で、シロさんなにしてるんです?」 シロ「なにって食べさせてあげようかと」 京太郎「いやいやいやそれくらい自分で食べられますしそこまでしてもらわなくても大丈夫ですから」 京太郎「他の箸あります?」 シロ「だるいから持ってくるの忘れた」 京太郎「 」 シロ「ほら早く口あけて」 シロ「あーん」 京太郎「アーン」モグモグ シロ「どう・・・かな?」ウワメヅカイ 京太郎「めちゃくちゃ上手いっす」ニコッ シロ「そっか」 シロ「まだまだあるからたくさん食べてね」ニコニコ 京太郎「もちろんっす!!」 ※京太郎に全部あーんで食べさせましたがそれは別の話・・・だるいし さよらなは言わないよ また会おうね 京太郎「白望さん」 シロ「なに?」 京太郎「やっぱりおんぶさせるんですね」 シロ「もちろん」 シロ(もうこの背中には乗れないかもしれない・・・ね)クンクン シロ(この匂いとも・・・・) 京太郎「泣いてます?」 シロ「そんなわけない」 京太郎「そうですよね。白望さんには涙は似合わないっす」 京太郎「いつも通りだるそうにしてくれた方が白望さんらしいっす」 シロ「そっか」 シロ「もう降ろして」 京太郎「自分から言い出すなんて珍しいですね?」 シロ「もう電車来ちゃうからね」 <○○セン デンシャガトマリマース <ハクセンノウチガワマデオサガリクダサーイ 京太郎「そうみたいっすね」 シロ「だね」 京太郎「なんか岩手に来て白望さんに会えてすげー楽しかった っす」 シロ「私も」 京太郎「長野に帰っても白望さんのこと忘れません」 シロ「シロ」 京太郎「え?」 シロ「白望じゃなくてシロでいい」 京太郎「・・・・はいっ! シロさん!」 シロ「最後に京太郎へプレゼントあるから」 京太郎「え、マジっすか?」 シロ「だから目を瞑ってくれる?」 京太郎「わかりました」メヲトジル ふわりと鼻をくすぐるような匂い――――。 何度も嗅いだことのあるシロの匂い――――。 その刹那、唇を何かが触れる。 とても柔らかくそれでいて少しだけ湿っているそれは感触を確かめることも出来ず唇から離れていった。 驚いて目を開くとそこには視界いっぱいにシロの顔があった。 シロは悪戯っぽく微笑み イ/ > '" / / ,, - ''"‐‐- ,,_ , /! = 、 ` ‐-- ''"/ -( ´ ヽ、 ̄` - 彡 / ゝ- ,, ー-- ニ==彡 イ / / ヽ -= ヽ、 __ (〃 イ イ "'' - ,, ヽ ヽ -=` イ ,' ,' l 丶 `"''<"''< } > / / /! ! , ! ヽ ,, ヽ ) /"' -‐< ( / // ! l 、 \~"''< ヽ ./ ヽ、 { /〃 il  ̄ 三 \ゝ - ,,斗= ミ ヽ} ヽ }\ 、` ゝ { ヽ l}/弐芯示 ´ 以 ゚ リ/ l } l/ 丶) ヽ) j 、! ゝ‐ ' `¨´ ' / 丶 ヽ / l lヽ', ' ''' ,' ' } ', } あんだのごと / l 、 / / / /〃 好きだって言ってっぺ。 ∧ 、、 、 ヽ - /ノ, ノイ ノイ `  ̄ ミ゙丶 __ , イ ≦´ ̄ ̄`ヽ , ' _ ノ〔.リ ,、‐-彡/ / / ', _/ ´ ム ハ ゞ=く . } ., ー- ..,,__/ / } γ {/ { . . // `ヽ__ ', > ´ ̄、ヽ / )' ァ--- == 、 __},,.> |. _r ´ __, ヽヽ}/ ; '> `¨´ ヽ ̄ r。 ! l {(´/_,,..-≦--´ー==チ } | {、 | > ´ / . .;.' . /ィ"´ ノー-rォ- 彡ヽ ! r ´ , . . . ' . . ′ {. | | } | i `ミ、,! . . . . . .{ . | | | y' リ. ! ! . . . . . . | . !. |」 | {. ', . |. . . . . . . | . ' .} } ! | ハ . ! . . . . . . .| ,. ' .| ヾ |. / ヽ . . | . . . . . . . ,.ィ´ / ´ ハ ミ、 ' `ー-、 | . . . . . . . ! "´ ' { 〉. { ', ';. . . . ./! ´ } / } } ';. /| | ハ / ! / ハ | | \ / ヽ _ ,,..イ | '/.', Vハ `゙ ヽ ゝ __ ,,..ィ } ∧ ', { / ;′ / ∧ハ. ヽヽ その後のことはあまり覚えてない。 聞いた話によると顔を真っ赤にしてずっと茫然としていたらしい。 ただ一つ言える事は京太郎のファーストキスもこの時奪われてしまったらしい。 テルスさんの悪夢 桃子「京さーん」フリフリ 京太郎「……」スタスタ 桃子「あれ? 聞こえなかったっすか?」 桃子「京さーん!」 京太郎「………」スタスタ 桃子「ぐぬぬ」 桃子「絶対からかってるっすね!」 桃子「なんで目の前にいるのに無視するっすか! 酷いっす!」 京太郎「………」スタスタ 桃子「…京さん」 桃子「京さん…」グスッ 京太郎「………」スタスタ 桃子「……うわぁぁぁん」ポロポロ 桃子「京さんが…京さんが…」ポロポロ 桃子「私のこと見えなくなっちゃったっす……うわぁぁぁぁぁん」 桃子「京さんっ京さん京さんっ////」スリスリ 京太郎「 」 桃子「京さんっ京さんっ////」スリスリ 京太郎(あ、ありのまま今起こったことを話すぜ…。身体に重くて目を覚ましたらモモが俺の上に乗って身体を擦り付けていた。何を言ってるかわからねぇと思うが俺も何をされてるかわからねぇ…。おもちとかステルスとかそんなもんじゃ断じてねぇ…。もっと恐ろしい者の片鱗を見た気がするぜ…) ※二時間くらいスリスリされたようですが京ちゃんはなんとか理性を保ったそうですが別の話です ポンコツナース 咲「京ちゃん…大丈夫?」 京太郎「ちょっと熱あるくらいだから寝てればすぐ治るさ」 咲「うん分かってるよ京ちゃん」 京太郎「えっと咲? 目が怖いんだけど」 咲「京ちゃんはいつも無理しちゃうから今回も無理してるんだよねっ」 京太郎「ちょっと待てその手に持ってるものはなんでしょうか…?」 咲「うふふ…これは座薬って言ってね、京ちゃんのお尻の穴にいれるものなんだよ?」 京太郎「いやいいそんなことしなくて大丈夫だから!」 咲「これは京ちゃんのことを思ってのことなんだからちゃんと受け入れなきゃダメなんだよ!?」ゴッ 京太郎「ひぅ!」ビクッ 咲「さぁ京ちゃん」ズイッ 咲「早くズボンを脱いで」 咲「座薬を入れさせて?」ニッコリ ※この後ステルス少女に見つかり京ちゃんのお尻の処女の危機になりますがそれは別のお話です ステルスヤキモチ 桃子「京さんおんぶっす」 京太郎「ダメ」 桃子「おんぶっす」グイッ 京太郎「なんでそんなにおんぶに拘るんだ?」 桃子「旅行先では別の女の子にしたのに私には一回もしてくれないからっす」 京太郎「なぜバレてる…」 桃子「京さんのお義母さんに聞いたっす!」ニッコリ 京太郎「なんか違和感合ったんだけど気のせいか?」ウーン 桃子「気のせいっす!」 桃子(だって京さんは私の旦那様っすから!!) ※この後めちゃくちゃおんぶした クンカッカークンカクンカー 桃子「これより第一回を始めるっす」 咲「おー」パチパチ 照「おー」ポリポリ 桃子「まずは私からいくっすよ!」ガサゴソ 桃子「じゃじゃーん」 咲「そ、それはっ!」 桃子「この前( )京さんの家に行ったときに拝借したYシャツっす!」ババーン 桃子「今日は皆でこれをクンクンするっす」 咲「え…いいの? だってこれはモモちゃんの宝物なんでしょ?」 桃子「いいっす」 桃子「これを一人でクンクンしても得られるのは少ないっす」 桃子「でも、ここにいる皆で共有して京ちゃんの素晴らしさを確認しあいたいっす」 咲「…モモちゃん」ウルウル 桃子「…咲ちゃん」ウルウル 照「どれどれ」クンクン 桃子「あー照さん独り占めはズルっすよ!」 咲「お姉ちゃん! 次は私に貸してっ!」ゴッ 桃子「京さんのものは私のものっすよー!」 京太郎「あれー、俺のYシャツどこやったかなぁ」ガサガサ ※この後京ちゃんのYシャツを皆で仲良くクンカしました 京太郎はおもちすき 桃子「京さんっ」ムギュゥ 京太郎(うおぉぉぉぉナイスおもちビバおもち!) シロ「京太郎…おんぶ」 京太郎「はい喜んで!」ヨッコイセッ 咲「京ちゃんっ」ダキッ 京太郎「フッ…」アワレミノメ 咲「 」 咲「京ちゃんが大きなおもち好きになったのはあなた達のせいだよっ!」ウガー 桃子「計画通り」キリッ シロ「どうでもいい…」ダル 咲「絶対京ちゃんを更生させるんだからっ!」ゴゴゴ ※咲の更正の結果、お尻好きにもなりました。 進学先 京太郎「進路希望調査表かぁ」 咲「そういえば京ちゃんはどこの高校にするの?」 京太郎「家に近いし清澄にしようかなって思ってるんだけどさ」 京太郎「咲はどうするつもりなんだ?」 咲「私は…まだ決まってないかな」 咲「というか京ちゃんはモモちゃんにどこに行くか聞かないの?」 京太郎「聞かないよ」 咲「どうして?」 京太郎「確かに同じ高校になれれば楽しいだろうけど」 京太郎「違う学校になってもこうやって一緒に遊んだり出来るしな」 京太郎「無理に同じ高校入らなくてもいいんじゃないかって思う」 咲「ふーん」カキカキ 京太郎「咲?」 咲「出来たっ」 咲「私、清澄に行くことにする」ピラッ 咲「高校行っても京ちゃんと一緒にいたいから」ニコッ 京太郎「…咲」ドキッ 咲「なんてねっ」 咲「京ちゃんは私がいないと寂しくて泣いちゃうから仕方なく一緒の高校に行ってあげるだけだよーっだっ」 咲(モモちゃんには悪いけど私だって負けるつもりはないんだからねっ!)
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早朝 京太郎「………カピーが居なくなった。なんでだよカピー」 道中 霞「……死にそうな顔をしてるわよ、京君」 京太郎「えっ…霞さんか。そんなに酷い顔をしてますか?」 霞「ええ」 京太郎「カピーが何処かに行ったんです」 霞「カピーってペットの?」 京太郎「はい…」 霞「なら大丈夫よ」 京太郎「えっ?」 霞「あの方が京君を裏切ったりは絶対にしないわ」 京太郎「で、でも…」. 霞「シャキッとしなさい、須賀京太郎!私達と結納する男がそれ位で狼狽えてはダメ」 京太郎「…はい」 ギュ…霞に抱きしめられて 霞「良い子ね……大丈夫、大丈夫だから」 京太郎「すいません…」 霞「いいのよ。夫を支えるのも妻の役目だから」 女子決勝結果 一位 小瀬川白望 二位 エイスリン 三位 獅子原爽 四位 石戸霞 小瀬川白望と須賀京太郎はプロとのエキシビションマッチをします。 相手は小鍛冶健夜と戒能良子です。 女子個人優勝インタビュー アナウンサー「優勝おめでとうございます、小瀬川選手」 白望「ありがとうございます」 アナウンサー「ぶっちぎりの優勝でしたがどうでしたか?」 白望「…一歩間違ったら私が負けてた」 アナウンサー「えっ?」 白望「ぶっちぎりなんかじゃない…今回は運が良かっただけ」 アナウンサー「そうなんですか…辻垣内選手を破ってここまできた獅子原爽さんはどうでしたか?」 白望「強いと思う」 アナウンサー「プロとのエキシビションマッチについての意気込みをお願いします」 白望「私達が勝つ」 アナウンサー「私達?それはまさか…」 白望「そろそろダルいから…それじゃあ」 スタスタ アナウンサー「あっ!こ、小瀬川選手待ってください!」 京太郎「…シロに会いに行きたいが無理そうだな」 トントン… 「はい?」 後ろを向くと池田さんが居た。あれなんでこの人がここにいるんだろ? 「ちょっとだけ手伝って欲しい事があるんだし」 顔を下に向けたまま身体を震わしている…何か大変なコトが起きてるのか? 「俺で良かったら手伝うけど…」 「こっち」 池田さんが俺の手を握って急ぎ足で歩き出した。一体何が起こってるんだ? ーーーーー 「あの、こんな所に来てどうするんですか?」 倉庫室と書かれた部屋の前に池田さんは来ていた。 「中に用があるから」 池田さんはそう言ってドアを開けて電気のついていない部屋に入っていった 「待ってくださいよ」 俺も続いて中にはいる。部屋の中は暗くてなにもみえない。 バタン… 「えっ?」 ドアが閉まる。後ろを振り向くが真っ黒でなにも見えない。 ドン… 「っ…」 頭に強烈な痛みが走る…意識が徐々に薄れていく。 「大丈夫だし…」 池田さんがそう言って後ろから俺を抱きしめてくれたような気がした。 ーーーーーー 「あっ…気持ち良い」 嬌声に近い池田さんの声で目が覚めた…あれ目が見えない。それに足と手が縛られてる。下腹部に違和感がある。一定感覚で何かを打ち付けられている。 「池田さん?」 「な、なんだ…」 上擦った声で答えてくれる。 「一体何をしてるんですか?」 俺がそう言うと下腹部の違和感がキツくなった。キツく?あれてかこれってもしかして… 「華菜ちゃんの華菜ちゃんによる華菜ちゃんのための孕ませセックス」 セックス…まて、待ってくれ可笑しいだろ! 「な、何を…」 「な、何って…危険日ど真ん中の華菜ちゃんの中にもう五発も出してるのにそ…それは酷いにゃ…ほら…またこうやってビクビクしてるし…」 パンパンと音を大きく立てて池田さん…いや、池田がペースをあげている。やめてくれ、やめろよ! 「やめろよ、池田ァ!」 「嫌だし!華菜ちゃんをこんなにした責任を須賀は京太郎はとるべきだ!!それにもう華菜ちゃんは妊娠確定だし…ほら見てよ京太郎…こんなにも溢れてるんだよ?京太郎の精液で」 そう言って池田は腰を降り続ける。やばい、何かが込み上げてきている。 「ほら、またビューって出しなよ…華菜ちゃんのまんこに種付けしたいんだろ?」 「そんな事は…」 「あるよ…だってフェラで二回、淹れて五発も出したのにこんなにカチカチ…もう華菜ちゃんの中はこのチンポの形になっちゃってる」 「ならやめろよ!」 「嫌…言ったでしょ華菜ちゃんは我慢してきたんだ…だから今日は気が済むまで京太郎のチンポで気持ち良くなる」 「赤ん坊ができたらどうするんだ」 俺の言葉に池田さんの動きが止まる 「その時は私が育てる。京太郎にはかけない…そんな事よりも子宮が疼くんだ。もっともっと…ザーメンを寄越せって。三ヶ月だ…三ヶ月も待った。もうね…今の華菜ちゃんには京太郎のチンポさえ何もいらないんだ」 池田が身体を倒して俺の上に持たれかかってくる。 「だからさ京太郎…いや、ご主人…華菜ちゃんを抱いて欲しい…いや、抱いてください」 後日談 タレントA「今日の特集はあの伝説の麻雀選手須賀京太郎の素顔に迫りたいと思います」 タレントB「えっと…これって放送できる内容なのかな?」 タレントA「大丈夫です。飛ぶのはディレクターの首だけですから」 タレントB「は、はぁ…それにしても本人が亡くなって数年でこんな事を放送しなくても…」 タレントA「いや、私の祖母が言ってたんですよ。須賀京太郎に会った事があるけど別に世間で言われてるような人じゃなかったと」 タレントB「そうなんですか…まあ、彼が死んだ時に泣いた人の数からして悪い人では無いと思いますが」 タレントA「お嫁さん合計で30数人…一人は戸籍を絶対にいれないと言っていざ蓋を開けてみたら最初から戸籍を居れてたってツンデレ爺だから仕方ないですよ」 タレントB「ちょ、香ちゃんそれ以上言うと消されちゃうよ!」 タレントA「大丈夫、大丈夫…そうなったら須賀京太郎の孫の二代目すこやん事、須賀健夜プロに養ってもらうから」 タレントB「もう…私は香ちゃんを養える程のお金を稼いで無いよ」 タレントA「またまた…世界ランキング一位にしてグランドマスターの称号を持ってるすこやんがそんなわけないでしょ」 タレントB「私が一位になったのは偶々だよ。それより話がずれちゃってる」 タレントA「そうだった。もうすぐアラサーの須賀プロに話を変えられる所でした」 タレントB「まだ私は25だよ!」 タレントA「はいはい…とりあえず話を進めるとしましょう」 タレントB「流された!?」 タレントA「須賀京太郎の話の逸話は沢山ありますが…今日は唯一須賀の性を名乗る事のなかった池田華菜との話についてやっていきたいと思います」 タレントB「……ノーコメント」 タレントA「えー…って何時もならいう所ですが今日は内容が内容なのでそれは想定済みです。世間一般の認識では須賀京太郎と池田華菜との間に何があったかは発表されていません。ですが我々は一つの真相にたどり着きました」 タレントB「真相?」ゴゴゴゴ タレントA「…今回だけは圧力には屈しないよ、すこやん。須賀京太郎の最初の子供を産んだのは池田華菜です。彼女は17の時に当時は名門として有名だった風越女子を中退し、それからあの衝撃の会見までの十数年間消息をたっていました」 タレントA「その間に彼女はどうしていたかは知りません。ただ彼女の子供である池田京はこう語っています」 「母が犯した罪は父に葛藤と罪悪感しか残さなかった…それでも父は私を確かに愛してくれた」 タレントB「……」 タレントA「池田華菜が犯した罪についてはもう故人の過去を蒸し返すつもりはありません。私たちが今日、明らかにするのは須賀京太郎が池田華菜をどう想っていたかです」 タレントB「どう想ってたの?」 タレントA「結論から言うと彼は池田華菜を愛していました」 タレントB「…」 タレントA「年に一度、須賀京太郎は妻達や子供達に合わずに長野で一人で過ごすのが習慣でした」 タレントB「その時に会ってた?」 タレントA「その通り。これは信頼できる筋からの話だから間違いない」 タレントB「でもそれって池田華菜はずっと長野に居たの?」 タレントA「そうみたいね。須賀京太郎が住んでいた家に細々と暮らしていたらしいわ」 タレントB「…知らなかった」 タレントA「すこやんが知ってたらびっくりだよ。この事は須賀京太郎のお嫁さんと一部の人しか知らなかった事だから」 タレントB「…売女の事なんてどうでもいいよ」 タレントA「それがいけないんだよ、すこやん。須賀家の人間と世間は池田華菜の事を悪としか見ていない。須賀京太郎を強姦し、子供を勝手に生み、妹を見捨て、何も語らずに死んでいった。でもねそれはあくまで他人の視点なんだよすこやん」 タレントB「……」 タレントA「すこやんは何も知らないよね?」 タレントB「わ、私は…」 タレントA「一番苦しんだのはすこやん達じゃないんだよ。本人達が苦しんだ。一年しか会えない事に池田華菜は泣いていた。須賀京太郎は自分達のせいで不幸になった娘に最後まで後悔の念をもっていた。すこやんにその気持ちはわからないよね?」 タレントB「それはあの人が…」 タレントA「だからそれがエゴなんだよ。これがあの須賀京太郎の関わった事じゃなかったらこんな事態にはならなかった。その証拠にすこやん達は真相を聞かされなかった…誰が悪いじゃないんだ。間が悪かっただけだよ」 タレントB「…」 タレントA「紐解いていくよ。今日はその為にきてもらったんだから。すこやん達が知らない人生を」 プツン… 華菜「これなんだし…」 京太郎「俺と華菜の関係を世間にバラした時の反響の結果」 華菜「……………お世話になります」 健夜「うん、これからは華菜ちゃんには色々な事を覚えてもらうからね」ゴゴゴゴ 良子「イエス。京太郎を襲ったんです…覚悟してください。デスッた方がましだと思わせますんで」ゴゴゴゴ 華菜「…華菜ちゃん…死ぬかもしれない」 京太郎「大丈夫ですよ、人は死にませんから」 カン!! 夕方 京太郎「……気がついたら寝てた。何があったんだ?」 会場内 小蒔「京太郎様」 京太郎「あっ、姫様こんにちわ」 小蒔「あ、明後日は頑張ってください」 京太郎「はい…まあ、義姉さん達が相手なんで全力でいきます」ゴゴゴゴ… 小蒔「京太郎様なら大丈夫です」 京太郎「姫様達が応援してくれるなら百人力ですからね」 小蒔「そ、そうです!」 京太郎(姫様と会話してると和む) 小蒔「そ、それに霞ちゃんが言ってましたから」小声 京太郎「何を言ってたんですか?」 小蒔「えっ、あの…迎えにきてくれるって言ってました」 京太郎「あぅ…あの、ひ、姫様はいいんですか?」 小蒔「私は…その構いません。また皆で暮らせたらそれでいいんです」 京太郎「…」 小蒔「時間はやり直せません…関係も元には戻りません」 小蒔「ですが、私達は前に進めますから」 京太郎「…あと少しだけ待っていってください」 小蒔「はい。9年待ちましたから…また迎えにきてください」 京太郎「わかりました。あの場所で待っていてください」 小蒔「あそこですね…」 京太郎「ええ」 小蒔.京太郎「秘密の場所で」 夜 コンコン 京太郎「はい、開いてますよ」 ガチャ… 白望「疲れた…」 京太郎「シロか?なんで部屋の番号が解った?」 白望「これが部屋に届いた…」カードを見せて 京太郎「…なんだそれ?」 白望「招待状」 京太郎「招待状?誰からの」 白望「カピーから」 京太郎「えっ?」 白望「明日の墓参りについていって良いって」 京太郎「……」 白望「…墓参りって何?」 京太郎「はぁ…姿を消してもお節介なんだなカピー。墓参りは墓参りだ。知ってるだろ、シロ…須賀大社には俺の両親の墓があるんだ」 白望「知らなかった…」 京太郎「言ってなかったからな」 白望「そこに行くの?」 京太郎「ああ…ケジメが必要だからな」 白望「怖いの?」 京太郎「…怖い。正直、あそこには行きたくない」 白望「それなら…」 京太郎「ダメだ。前に進むって決めたから」 白望「……」 スタスタ…ギュ… 京太郎「シロ?」 白望「やっと辿り着いた…」 京太郎「なにがだ?」 白望「なんでもない…明日、ついて行くから」 京太郎「それは構わないが…」 白望「ならいい。私は京太郎と居るって決めたから」 京太郎「…そうか」 白望「うん」 白望(これが…足りなかったピース) 就寝前 京太郎「なあ…シロなんで帰らないんだ?」 白望「ダルい…」ベッドでゴロゴロしていて 京太郎「まてまて、あれだぞ北海道の時とは違うんだぞ?」 白望「大丈夫…着替えはあるから」 京太郎「えっ?」 白望「胡桃も買収済み…」 京太郎「…まさか泊まるつもりじゃないよな?」 白望「その通り」 京太郎「………襲うぞ」 白望「できるなら…寧ろ歓迎する」 京太郎「…畜生、シロが肉食系女子だった」 白望「シャワー浴びてくるから…覗いてもいいよ」 京太郎「普通そこは逆だろ!」 白望「真っ赤…京太郎は初心だね」 京太郎「…もう寝るからな」 白望「おやすみ」 京太郎「ああ、おやすみ…全くシロは」ぶつぶつ 早朝 夜 コンコン 京太郎「はい、開いてますよ」 ガチャ… 白望「疲れた…」 京太郎「シロか?なんで部屋の番号が解った?」 白望「これが部屋に届いた…」カードを見せて 京太郎「…なんだそれ?」 白望「招待状」 京太郎「招待状?誰からの」 白望「カピーから」 京太郎「えっ?」 白望「明日の墓参りについていって良いって」 京太郎「……」 白望「…墓参りって何?」 京太郎「はぁ…姿を消してもお節介なんだなカピー。墓参りは墓参りだ。須賀大社には俺の両親の墓があるんだ」 白望「知らなかった…」 京太郎「言ってなかったからな」 白望「そこに行くの?」 京太郎「ああ…ケジメが必要だからな」 白望「怖いの?」 京太郎「…怖い。正直、あそこには行きたくない」 白望「それなら…」 京太郎「ダメだ。前に進むって決めたから」 白望「……」 スタスタ…ギュ… 京太郎「シロ?」 白望「やっと辿り着いた…」 京太郎「なにがだ?」 白望「なんでもない…明日、ついて行くから」 京太郎「それは構わないが…」 白望「ならいい。私は京太郎と居るって決めたから」 京太郎「…そうか」 白望「うん」 京太郎「……起きたくねぇ」 白望「おはよう」 京太郎「ああ、おはよう…えっ、起きてたのか?」 白望「うん…さっき起きた」 京太郎「なら二度寝を…」 白望「ダメだよ。決めたんでしょ」 京太郎「…はい、そうです」 白望「シャワー浴びてくるから…起きとくんだよ」 京太郎「はい」 スタスタ… 京太郎「はぁ…いつからシロとの立場が逆転したんだろ」ノソノソとベッドから出て 京太郎「……よし、準備するか」 10分後 白望「シャワー空いたよ」下着姿 京太郎「し、シロ!その姿はダメだろ!」 白望「…裸の方が良かった?」 京太郎「そういうことじゃなくて…ああもう、シロの馬鹿野郎」 スタスタ 白望「京太郎の前だけだよ」ボソ 白望「お墓参りか…記憶の中に無いって事は何かがあるのかな?」 白望「ダルいけど…少し嬉しいな」 昼1. 須賀大社 「……」 いざ着いてみると怖いよりも懐かしさが込み上げてきた。昔の思い出などほとんど覚えていないのに。 「ここ裏口だよ?」 白のワンピースを着たシロが俺にそう聞いてきた。正面から入らない事に疑問を抱いたのかな。 「ここでいいんだ…」 そう言ってシロの左手を少し強く握りながら目を瞑り鳥居をくぐる。右手にもつ花の重さに逃げ出したくなる。 「……」 ゆっくりと目を開けると目の前には鳥居は無く、後ろに存在していた。 「帰ってきたのか」 口から零れる。一歩踏み出せばもう進むしかない。 「京太郎?」 「ついて来てくれてありがとうな、シロ」 手を引きながら記憶を辿って歩いて行く。一歩踏み込む度に、涙がでるのをぐっと堪えた。 母と手を繋いで歩いた道 父の背中を追い走った道 その道をシロと二人で歩く。 「ここだ」 母屋があったその場所に小さなお墓があった。握る手が強くなる。ああ… 本当に両親は死んでしまっていたのか。 「……ここに母屋があったんだ」 気がついたらそう言っていた。 誰に向けられた言葉なのかは解らない…隣にいる白望に言っているのか自分に言い聞かしているのか…ただ言葉がでていく。 「俺とお母さんとお父さんと三人で暮らしてた…本当に幸せだった」 自分の中で止まっていた時がゆっくりと動き出す。頬を伝う涙が潤滑油になり時計の針は時を刻む。 「此処に来たくなかった。そうしたらいつの日か父さん達が迎えに来てくれる気がしたから。心の何処かで望んでいたんだ…父さん達が生きているって」 「……」 ありえない夢物語を信じていた。義姉さん達がどれだけ言っても俺は此処に来なかった。義姉さん達はトラウマのせいだと思っていたがそんな理由では無い。 事実を認めたく無かっただけ 来たら認めしかない 両親は自分のせいで死んで逝った事実を 「そんな事はありえないのにな。目の前で死んだのにそれを認めなかったんだ…親不孝だろ」 墓の前に歩いて行く。 墓石に刻まれた文字を見る。 俺はやっと帰ってきたようだ。 「ただいま」 その言葉と共に俺は泣き崩れた 「……」 彼が泣いていた。恥も外見も捨て、私が居る事も忘れて泣いていた。 私はこの彼を知らない。 彼がこんな事をしていたなんて知らなかった…いや、解っていたつもりで私は彼の事を何も知らなかった 娘に両親の事を聞かれても彼は笑っていた 娘が事実を知っても彼は笑って娘を許してた 私はそれで彼が納得したんだと思っていた。 だって彼は笑っていたんだから。 なのに目の前の彼は泣いている。 いつもの笑顔じゃなくて いつもの強い姿ではなくて 私の知っていた京太郎はそこには居なかった 目の前に居たのは一人で泣く事もできない本当の彼 「ごめん…」 手を彼に伸ばしても彼はその手をとってくれない。とれるはずもない…彼は泣いているんだから。 「ごめん、京太郎」 彼の姿が歪んで見える。辛かったはずなのに私は私の事だけを考えていた。 「本当にごめんなさい」 鉛みたいな足を動かして彼に近づく。近くに居た筈の彼が何よりも遠い。 「京太郎…!」 彼を背中から抱きしめる。護ってくれていた背中はこんなに小さかった…支える。支えないといけない 「京太郎」 私が京太郎を支るんだ 京太郎「みっともない所を見せたな…ごめん」 白望「いいよ…私もごめんね」 京太郎「なんでシロが謝るんだよ」 白望「白望」 京太郎「えっ?」 白望「シロじゃなくて白望って呼んで」 京太郎「どうしたんだ急に」 白望「…秘密」 京太郎「…白望」 白望「うん…京太郎」 京太郎「…恥ずかしいぞ」 白望「気のせい…それよりはやくお花を供えないと」 京太郎「…そうだな」 スッ… 京太郎「……」手を合わせて 白望「……」手を合わせて 一分後 京太郎「…ふぅ」 白望「……」 京太郎「行こうか」 白望「うん」 ギュ…手を握り 京太郎「なあ白望…」 白望「駄目…皆に言わないといけない」 京太郎「やっぱりそう思うか」 白望「うん」 京太郎「……義姉さんに勝った後だな」 白望「京太郎がそれでいいなら私は何も言わない」 スタスタ…鳥居まで来ていて 京太郎「…」振り返って 白望「…」京太郎を見ている 京太郎「………」何かを呟く スタスタ…鳥居をくぐって ??「強く生きなさい」 京太郎「えっ?」 白望「どうかしたの?」 京太郎「…いや、なんでもない。それより昼ご飯だ」 白望「……そうだね」 京太郎(ありがとう母さん) 夜1. 京太郎「……明日か」 最終決戦 義姉との決戦 京太郎「……よろしくお願いします」 白望「よろしくお願いします」 健夜「こっちこそよろしく」 良子「よろしくです」 健夜「……」京太郎をみていて 京太郎「どうかしたんですか?」 健夜「…なんか一皮剥けたね」 京太郎「なんで今、そんな事を言うんだよ」 健夜「良子ちゃんもそう思わない?」 良子「イエス…少し気に入りませんね」 健夜「そうだね…本気でいこうか」ゴゴゴゴゴ 京太郎「理不尽だな…」ゴゴゴゴゴ 京太郎ロン 良子「私が親ですね…最初から全力でいきますよ」 逢魔が時発動! 京太郎(義姉さん達は本気だ…でも勝つのは俺達だ) 複製者と添い遂げた者発動! 白望「私達に負けはない」 京太郎「そうだな、白望」 良子(能力を見極めさせてもらいます、京太郎!) ソロモンの渇望発動! 良子(ファック…私達が知らない内にどれだけの女と寝たんですか京太郎)ゴゴゴゴゴゴ 京太郎「っ!はやく和了しよう…命が危ない」 最善を引き当てる者発動! 氷神と添い遂げた者発動! 白望(……私をコピーしたのかな?) 健夜(ああ、あれは不味いかも) 京太郎(槍も弓も良子義姉さんか健夜義姉さんの能力で使えない…それでも、俺が勝つ!) 良子「立直」 コトン… 京太郎「ロン!」 良子「えっ?」 京太郎「国士無双、32000だ」 京太郎 57000 白望 25000 健夜 25000 良子 -7000 須賀京太郎が勝ちました。 卒業式 宮守校長「33 須賀京太郎!」 京太郎「はい!」 スタスタ… 宮守校長「卒業証書…」 保護者席 健夜「…京君があんな立派になるなんてね」ボロ泣き 良子「だ、駄目ですよ…ま、まだ、終わってないんですから」ボロ泣き 胡桃「うわぁ…お姉さん達ボロ泣きしてる」 豊音「し、仕方ないよ…私だって嬉しいもん」ボロ泣き 塞「はいはい、迷惑になるからって私達だけ出席したんだから落ち着いて」ハンカチを渡して エイスリン「それにしても京太郎…かっこ良くなったね」 白望「元からかっこいい」 エイスリン「それもそうだね」 トシ「あんた達全員トッププロや大学生なんだから静かになさい」ゴゴゴゴゴゴ 一同「は、はい」 ーーーーーーーーー 麻雀部部室 京太郎「ふぅ…」 コンコン… 京太郎「開いてますよ」 ガチャ… 白望「卒業おめでとう」 京太郎「ありがとう…なんかこの三年間がすごくはやかった」 白望「男子個人三連覇+エキシビションマッチ三連覇したらそうなる」 京太郎「今年のマッチ相手が白望だった時は焦ったがな」 白望「こっちもマホが宮守に行くと思ってなかったから…」 京太郎「そうだな…マホのコピー能力はやばいからな」 白望「うん…数が増え続けてる」 京太郎「マホ自身もプロ並に打てるからな…敵にはしたくないしな」 白望「うん…京太郎、カピーは?」 京太郎「…まだ帰ってきてない。そのうち帰ってくる気がするんだがな」 白望「……」 京太郎「これから大変な事になるからカピーの事で止まってはいられない」 白望「37人との結婚式…」 京太郎「あ、改めて数を言われると罪悪感が湧くな」 白望「ならやめればいい」 京太郎「それは無い」 白望「ヒモになるの?」 京太郎「うっ…ひ、ヒモじゃないぞ家事洗濯をだな」 白望「一部を除いて全員できる」 京太郎「正直に話すと麻雀プロでタイトルとかとりたい…でもな、生まれてくる子供達の事を考えたら俺は家にいるべきなんだと思う」 白望「…」 京太郎「お母さんがたくさん居てお父さんが一人…絶対に問題も起こる。その時に知らないままで子供が背負う事だけは避けたいんだ」 白望「京太郎らしいね」 京太郎「そうか?親として当たり前だろ…たぶん」 白望「…京太郎らしいよ。皆が待ってるからはやく来てね」 京太郎「ああ、すぐ行くよ」 バタン… 京太郎「ふぅ…明日から大変だな」 ??「パカパカ(自分で選んだ道なのだろ」 京太郎「そうだな…再来年には10人のお父さんだからな」 ??「パカパカ(ペースを考えろ。そのペースだと10年経つ頃には100人にはなるぞ」 京太郎「そ、そうだな…」 ??「パカパカ(私はまだ主には必要か?」 京太郎「当たり前だろ、カピー」 カピー「パカパカ(そうか」 京太郎「約束、まだ果たしてないだろ」 カピー「パカパカ(……そうだな」 京太郎「なら側にいてくれ」 カピー「パカパカ(……幸せか京太郎?」 京太郎「幸せだよ、**」 カピー「パカパカ(……その名で呼ぶな馬鹿息子が」 京太郎「……久しぶりにそう言われたな」 カピー「パカパカ(馬鹿は馬鹿だからな」 京太郎「それじゃあ行こうか」 カピー「パカパカ(抱っこしろ、抱っこ」 京太郎「はいはい…」 ギュ… カピー「パカパカ(朱に交われば赤くなるか…義姉達に似てきたな。」 京太郎「義姉さん達がどうしたんだ?」 カピー「パカパカ(なんでもない、はやくいくぞ」 京太郎「ちょっ、カピー!!」 T R U E E N D 後日談 小瀬川白望 高校卒業後、プロ入り。新人王等のタイトルをとる。二つ名は岩手の大魔王 鹿倉胡桃 高校卒業後、プロ入り。当初は期待されていなかったが小瀬川と渡り合う打ち手と判明するや否や世間に注文を浴びる。 辻垣内智葉 高校卒業後、大学に進学。当初はプロ入りが囁かれていたが本人が希望した為に東京大学に入学。インカレでその実力を発揮した。 ハオ慧宇 二年の時に女子個人優勝。三年も確実と言われていたが夢乃マホに敗れる。京太郎が大学進学を希望した事によりプロ入りを取り消し、京太郎と同じ大学に進学する。 獅子原爽 高校卒業後、大学に進学。プロ入りをすると思われていたが子供達の為にも学歴がいると判断して辻垣内と同じく東京大学に進学。インカレでは覇龍の二つ名で呼ばれていた。現在は法律の勉強をしている 松実宥 高校卒業後、松実旅館を継ぐ為に女将修行を始める。大学進学を周りに勧められるが妹の玄の事も考えて上記の事になった。 月に一度岩手に出現しているのを確認されているが真偽は確かめられていない。 小鍛冶健夜 須賀京太郎が高校一年の夏に告白するとそれを糧に世界タイトルを連覇していく。現在の目標は京太郎の赤ちゃんを身ごもり、育休をとること。 戒能良子 義姉の小鍛冶健夜と同じく世界タイトルに挑戦する。日本人の麻雀は狂っていると言われたのはこの義姉妹のせい。 姉帯豊音 高校卒業後、大学に進学。麻雀プロになろうかと考えたが保母さんになる事を決意。大学の勉強をしながらちゃっかり京太郎に家事洗濯を習っていたりする。インカレで暴れている。 エイスリン 高校卒業後、大学に芸術大学に進学。絵の才能とその筆から描かれる絵はダヴィンチの再来と言われた。 臼沢塞 高校卒業後、大学に進学。豊音と同じ教育学部に進学し、小学生の先生を目指している。 佐々野いちご トップアイドルを目指して世界に進出中。須賀京太郎が高校一年の時の冬に家に突撃し、別名血のクリスマスの切っ掛けを作る。 夢乃マホ 長野に帰るも宮守高校に入学する。宮永照、小瀬川白望の再来と言われる程に圧倒的な麻雀でインハイに旋風を起こす。腹黒キャラになりつつある。 末原恭子 高校卒業後、大学に進学。凡人の一手と呼ばれる書籍を発表し、ベストセラーになる。須賀京太郎の事を公私問わずにご主人様と呼ぶ為、後に大スキャンダルになる。 荒川憩 高校卒業後、大学に進学。医学部に進学し、医者の道を目指す。本人は須賀京太郎の計画を知っている為に目指している。後のドクターKは彼女のこと。 松実玄 高校卒業後、大学に進学。 経営学を学び、姉の助けになる為に努力している。インカレの三龍の一角。 瑞原はやり 28で芸能界を引退し、麻雀プロも引退して臨海のコーチになる。その理由は語られていないが裏取り引きがあったと言われている。 竹井久 高校卒業後、大学に進学。高校での功績から特待生で某有名私大に推薦入学。インカレでの打ち方とその容姿から悪女の二つ名が付けられる。 園城寺怜 高校卒業後、大学に進学。須賀京太郎との蟠りを無くし、将来の事を考えた時に自身の能力を活かした仕事をする為に経済学を学んでいる。ネリーとは悪友。 石戸霞 高校卒業後、鹿児島総本山神代の補佐になる。神代小蒔の補佐としてその手腕を活かす。仏の姫と鬼の霞と言われている。 天江衣 高校卒業後、大学に進学。須賀京太郎のアプローチに一番真剣に応えた人物。両親の後を継ぐ為に古典文学の研究者を目指している。 雀明華 高校卒業後、フランスに帰国。フランスのタイトルを全てとり須賀京太郎が20になると同時に日本で挙式をあげる。 江口セーラ 高校卒業後、麻雀プロになる。関西の期待のホープと呼ばれている。 ネリー 高校卒業後、大学に進学。臨海系列の株を買い占め、大学卒業後に理事長に就任。数年後に白糸台を蹴落として関東最強は臨海と呼ばれるまでにする。 東横桃子 高校卒業後、大学に進学。心理学を学び、カウンセラーの道を歩んでいる。 原村和 高校卒業後、大学に進学。父の仕事を継ぐ為に弁護士になる為に法学部に入学する。須賀京太郎が父親と一番揉めたのは和の父親であった。 国広一 高校卒業後、大学に進学。龍門渕透華の付き人をしながら国際学部に入学する。須賀京太郎が龍門渕家に天江衣をくださいと言いに来た時の龍門渕透華の行動にボロ泣きした。 福路美穂子 高校卒業後、大学に進学。岩手の大学に進学し、姉帯豊音と 親友になる。ただし二人揃って電子機器が苦手な為にいつも須賀京太郎に教えてもらっていた。 愛宕洋榎 高校卒業後、大学に進学。母の背中に憧れて居た事もあり高校の教員免許を取る為に勉強する。 愛宕絹恵 高校卒業後、大学に進学。姉の背中を追う事をやめ、自分の道を探し始める。園城寺怜と出逢い、活路を見い出す。 神代小蒔 高校卒業後、鹿児島総本山神代のトップにたつ。色々な人に支えられながら迎えの時を待っている。 狩宿巴 高校卒業後、大学に進学。東京大学に進学し、経済学を学んでいる。大学を卒業したら鹿児島に戻り地域発展に貢献するつもりでいる。 薄墨初美 高校卒業後、神代小蒔の補佐になる。神社の巫女をしながら色々な事を画策している。 滝見春 高校卒業後、神代小蒔の補佐になる。戒能良子からはプロになる事を勧められたがそれよりも地に足のついた生き方を選んだ。 宮永咲 高校卒業後、大学に進学。文学部に進学し、インカレでは長野の魔王と呼ばれている。須賀京太郎の幼馴染にして、須賀京太郎と一番距離があった存在。 妹尾佳織 高校卒業後、大学に進学。センターを剛運で満点をとり、姉帯豊音達がいる大学に進学。将来の夢は保母さん 三尋木咏 須賀京太郎に勝ったら結婚する賭け麻雀をして36連敗中。義姉二人にも同じ数だけ負けている。 清水谷竜華 高校卒業後、大学に進学。親友の園城寺怜の世話をしながら教員免許の勉強をしている。インカレでは巨龍と呼ばれている 後日談 最年少と最年長 マホ「す、凄いですはやりさん!」 はやり「これ位できて当たり前だよ☆」 マホ「マホまだこんなにもお料理できませんから凄いです!」 はやり「もうマホちゃんたら…でもあれだよ、いつかはマホちゃんもお料理できるようにならないとね☆」 マホ「はい!京お兄ちゃんの為に料理を作りたいです!」 はやり「そうだね☆マホちゃんは料理の才能があるから大丈夫だよ☆」 マホ「ほ、本当ですか!」 はやり「本当だよ☆」 マホ「マホ頑張ります!!」 はやり「その調子だよ☆!」 ーーーー 白望「親子みたい…」 京太郎「いいか白望、絶対にそれをはやりさんの前で言うなよ…殺されるぞ」 白望「解ってる」 はやり(後で二人ともお仕置きかな☆?) 後日談 智葉「今日は勝たしてもらうからなシロ」 白望「智葉でもそれは無理…勝って私が今日の晩御飯を決める」 爽「シロ、それはおかしいよ。一応、今からタイトル戦をするんだから」 慧宇「そうです。勝って今日の晩御飯を作ってもらおうなんて図々しいですよ」 白望「ハオは勝ったら抱いてもらうつもりだよね?」 智葉「ほぅ…」 爽「へぇ…」 慧宇「な、何言ってるんですか!そんな事あるわけないでしょ!」 白望「…顔真っ赤だよ」 慧宇「今日こそはその顔を顰めてさしあげます」ピキピキ 爽「私はハオの方が気になる」ゴゴゴゴゴ 智葉「同じく。少し盛った奴にはお灸を据えてやろう」ゴゴゴゴゴ 慧宇「計りましたね、シロ!」 白望「ダルい…今日の晩御飯はおでんがいいな」ボソ… 慧宇「シロー!」 爽「抜け駆けは駄目だと思う」ガシ 智葉「久しぶりに先輩として指導してやらないとな」ガシ 爽、智葉「覚悟してね(しろ)、ハオ」 慧宇「…ぜ、全部倒して私がご主人様とイチャイチャするんだ!」 カン! 後日談 ネリー「久しぶり、京太郎」 京太郎「そうだな。調子はどうなんだ?」 ネリー「少し疲れた。はやりさんが手伝ってくれるから大分とマシになったけど学校の経営って大変なんだよ?」 京太郎「それは仕方ない事だ。俺だって家で子供の世話をしてるけど毎日が嵐みたいだからな」 ネリー「そうだね…でも、可愛いから頑張れる」 京太郎「だな。俺の子供なんだなと思うと幸せだからな…」 ネリー「顔が緩んでる。そうなるのが京太郎のいいところだけど。それよりも今日は久しぶりのデートなんだから期待してる」 京太郎「任せろ。初デートに行ったグルジア料理の店を予約してあるからそこでディナーだな」 ネリー「もう、またあそこにしたの?」 京太郎「当たり前だろ。あそこは俺とネリーの思い出の場所なんだから。記念日のデートはあそこだ」 ネリー「もうすぐお互い30になるのに?」 京太郎「肉体が衰えても記憶は鮮明だからな」 ネリー「……もう、反則だよ京太郎」 京太郎「何がだ?」 ネリー「なんでもない。それよりも早く行こう」 ギュ…手を握り 京太郎「おう」 スタスタ… ネリー「ねぇ、京太郎」 京太郎「なんだ?」 ネリー「私さ…今日が一番危険な日なんだ」 京太郎「…」 ネリー「二人目が欲しいかなって…」 京太郎「……ホテルの予約もしてある」 ネリー「えっ?」 京太郎「帝都ホテルの最上階だ」 ネリー「……考える事は一緒みたいだね」 京太郎「そうみたいだな」 ネリー「愛してるよ、京太郎」 京太郎「俺の方こそ、愛してるぞネリー」 カン! 後日談 カピー「パカパカ(気がついたら大阪だと…」 洋榎「あれは……面白そうやな」 スタスタ…近づいていき カピー「パカパカ(なんだ?」 ガシ… 洋榎「うわ、ふさふさやな…とりあえず恭子にでも見せたろ」 カピー「パカパカ(離せ、小娘何をするつもりだ!」 洋榎「暴れたあかんて、たこ焼き食べさしたるから」 カピー「パカパカ(…本当か?」 洋榎「大人しくなった…あんた言葉が解るんか?」 カピー「パカパカ(当たり前だ」 洋榎「解るみたいやな…可愛いしはやく皆に見せたろ!」 スタスタ… ーーーーーーー 恭子「それでカピバラを拾ってきたんですか?」 洋榎「そうです」正座 恭子「飼い主が探してたらどうするんですか」 洋榎「そ、それは…」 絹恵「うわぁ…めっちゃ可愛い…」 漫「そうやね…甘いもの好きなんかな?」 カピー「パカパカ(菓子をくれるのはいいが私に触るな」ポリポリ 由子「カピバラは雑食なのよー」 恭子「適当な事を言わない!」 洋榎(足が痺れてきた…) 恭子「だいたい主将は」 洋榎(あかん、これ説教パターンや!) 絹恵「それにしても可愛いな」なでなで カピー「パカパカ(当たり前だ!」ポリポリ 漫「ポッキーもあるで」 カピー「パカパカ(痛い、ポッキーで突つくな」 由子「カピーはかわいいよー」 カピー「パカパカ(えっ?なぜお前が私の名前を知っている?」 由子「私は忘れなかっただけよー」 絹恵「何言うてるん?」 由子「秘密や」 漫「ああ、可愛いなホンマに」なでなで カン! 後日談 大沼「ぬるいな」 世界プロA「なにをいってるんだい、Mr大沼」 大沼「ぬるいと言っておるんじゃ…当たり前の麻雀、当たり前の捨て牌…世界とはこれ程つまらないものだったんじゃな」 世界プロB「不謹慎だな。最下位のお前が言っていい言葉じゃない」 世界プロC「そうです、貴方は残り3000しかないじゃないですか」 大沼「…だからぬるいと言ったんじゃよ」ゴッ… ざわ…ざわ… 大沼「わしがこれまでアガらなかったのは布石。最後の最期に和了する為のな」 世界プロA「な、何を言っている」 大沼「チリ一つすら残さない…ツモ」 バタバタ…牌が倒れていく 世界プロB「ありえない!」 大沼「四暗刻単騎、大四喜、字一色…五倍役満は八万オールじゃ」 世界プロC「……」あぜんとしていて 大沼「つまらん…実につまらない」 大沼「須賀…はやくプロにこい」 後日談 「なあ…結局儂だけが生き残った」 住み慣れた部屋で老人は隣に座る少女に尋ねた。 「…100歳まで生きた。寧ろ生きすぎだ」 見た目とは似つかない口調で少女は老人の問いに応える。 「100歳か…随分と長く生きたな」 「…そうだな」 何気ない会話をしながら二人の間にはゆっくりと時間がせまってきていた。 「色々な事があった…子供が産まれて…気がついたら孫が居て…一人、また一人と儂をおいて逝った」 老人は懐かしみながら昔を振り返る。 18歳の時に結婚して 19で子供が産まれて そこから先の人生は幸福だった。 風当たりは確かに強かった。 だが年が過ぎる度に家族が増えた。 いざこざや喧嘩もあった。だが最期には皆が笑っていた。 そして別れの時がやってくる。 「ごめんね、京君」 義姉達は最期まで泣いていた。 「……先に逝って待ってます」 初恋の人はそう言って笑ってくれた。 「…天国があるならまた暮らせますね」 最期までオカルトを信じなかった天使は最期にそう呟いた。 「先に逝く。一番遅れてこい」 最期まで気高い彼女が流した涙を俺は見た。 36人。 愛した家族が天国に旅立っていく。子供達もその後をおっていく。 一人なら辛かった。 一人なら泣いた。 一人なら死んだかもしれない。 でも側には彼女が居た。 「大丈夫…私が居る」 それが彼女の口癖。 誰かが逝く度に手を握り彼女はそう呟いた。 それでも…その彼女が逝く時がくる。 「……また逢おう」 彼女はそう言って永遠の眠りについた。その目が覚める事は無い。 「…逝くのか?」 少女が手を握ってくれる。出会って95年…一番長い付き合いだ。 「ああ…ありがとうな」 名前が出ない。この少女の名前が。 「馬鹿者…また会えるだろう」 手に水滴が落ちてくる。 「そうだな…またな…**」 ゆっくりと瞳を閉じる。静かな闇が訪れる。 そこには最愛の人達が居るのだろうか?居ないのなら…それでもいい。探すだけだけなのだから。 後日談 久「ここが京太郎の新しい家ね」 優希「相変わらずデカイ家だじぇ」 咲「ここが新しい京ちゃんの家」 まこ「のぉ…なんでわしらここにおるんじゃ?」 和「私にもわかりません」 久「さぁ、行くわよ」 ピンポーン… 優希「あの馬鹿犬、絶対驚くじぇ」 咲「…おかしくないよね」服装チェック まこ「茶菓子は…」 和「ここにありますよ、染谷先輩」 ガチャ… 久「遊びにきたわよ、須賀君!」 優希「久しぶりだな京太郎!」 咲「……」緊張し過ぎで固まり まこ「すまんの、京太郎」 和「お久しぶりです、須賀君」 ばーーーーん…扉が開き 白望「…誰?」 清澄一同「えっ、誰?」 カン! 後日談 良子「……塞は意外に腰にエロスを感じますね」 塞「ち、ちょっとやめてください、お義姉さん!」 健夜「待って塞ちゃん。まだ私を倒してないからそれは認められないよ」 塞「えっ、言いって言ったのは健夜お義姉さんですよ!」 健夜「…忘れてた」 胡桃(…もう少し私にもあれば)胸をペタペタと触り エイスリン「……」胡桃の肩を黙っておいて 白望「…だるい」勝ち誇っていて 豊音「みんな一緒で楽しいよー」 カピー「パカパカ(…私は主と入りたかったんだが」 トシ「…諦めな。見張っとかないとどうなるか解らない」 カピー「パカパカ(…それもそうか」 男湯 京太郎「……なんか寂しい」 カン! 後日談 胡桃「そこ野菜も食べる!」 エイスリン「チキングッド!」 塞「…あっ、それは狙ってた椎茸」 豊音「早い者勝ちだよー」 京太郎「はいはい、まだあるからそんな事で争わないでください」 塞「…ぶー」 京太郎「こっちの白菜も美味しいですよ?」 塞「…ならそっちにしとく」 京太郎「はい」 トントン…京太郎の肩が叩かれて 京太郎「…待ってくださいね、シロさん」 白望「……あーーん」 京太郎「解ってますよ、アーン」 パク…もぐもぐ 白望「美味しい…」 京太郎「ならよかったです」 胡桃「…ずるい」 京太郎「えっ?」 エイスリン「ワタシモ!」 豊音「わ、私も…」 塞「…あーん」 京太郎「…はぁ、仕方ないか」 カン!
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智葉「よろしく」 純「よろしく」 優希「よろしくだじぇ」 漫「よろしく」 智葉「私が親だな」 智葉(京太郎の試合が気になる。でも試合は本気でいく)ゴゴゴ 智葉(…聴牌。跳満は固いが…先制しておくか) 千刀一閃verRe 発動! 純(……聴牌はするが冒険はできないか) 漫(…須賀君みたいやな) 優希(東場の私が負ける訳ない!) コトン… 智葉「ロン、四暗刻単騎。48000だ」 優希「なっ!」 智葉(…3倍満だな) 純(…岩手の時みたいだ) 漫(あれは…とめられんで) 優希(…振り込まないようにしないと) 智葉「ツモ!12100オール!」 智葉(…とりあえずあがる) 漫(強すぎるやろ) 優希(あ、あがれない…) 純(……聴牌にはなるんだがな) 智葉「ツモ!1200オール」 智葉(……まだか) 純(おい、なんでこうあがれない) 漫(…皆、ごめん) 優希(まだ諦めない…) 智葉「ツモ、6300オール」 漫(きた…これをあがれば…) 智葉(させるか) 千刀一閃verRe 漫(えっ?なんで…) 優希(また変な感覚がする) 純(…これでいい) コトン… 智葉「ロン!25200」 智葉(あと三回あがる) 純(おいおい…まじでしゃれになんねぇ…) 漫(振り込まないようにしないと…) 優希(私のおハコをとられてる) コトン… 智葉「ロン、11700の五本付だ」 智葉(誰もあがらせはしない) 千刀一閃発動! 優希(これであがれるはず!) 漫(振り込まない…振り込まない) 純(これで…) コトン 智葉「ロン!36000の6本付けだ」 優希(こんどこそ…) 智葉(させるか…) ジークリンデ発動! 優希(手が進まなくなった…) 純以外「聴牌!」 智葉(そろそろ終わらせるか) 千刀一閃発動 純(不味いこのままだと…) 漫(振り込まなかったら勝てる…) 優希(ぶ、部長…) コトン… 智葉「ロン!36000の7本付け」 優希「ふわぁ…」涙目 智葉 321000 純 24400 優希 -16500 漫 81400 辻垣内智葉が勝ちました。 準決勝は臨海と姫松が進出します。 京太郎「やっとインタビューが終わった…皆は対策がいるとかでホテルに籠ったしな…どうしようか。てか結果どうなった?」ぶらつき すたすた… 衣「……」走って行き 京太郎「衣?」後を追う ーーーーーーー 京太郎「ここって…龍門渕の控え室だよな」 ハギヨシ「お待ちください」 京太郎「あっ、お久しぶりです」 ハギヨシ「はい、お久しぶりです。今、お嬢様達にお会いにならないでください」 京太郎「理由はなんですか?」 ハギヨシ「試合の結果を知らないんですか?」 京太郎「ええ、さっきまでインタビューでしたから……臨海にやられたんですか?」 ハギヨシ「……」 京太郎「…そうですか。不躾ですいませんでした。俺はこれで失礼します」 ハギヨシ「ありがとうございます」 ガチャ… 京太郎「えっ?」 ??「……」 衣「義兄様?」 京太郎「おう…」 衣「義兄様…」涙目 京太郎「ちょ、どうしたんだよ」 衣「うわぁぁぁん、ごめんなさい…約束を守れなくて…ごめんなさい」 バタ…ギュ…しがみついてきて 京太郎「泣かなくていい…約束は東京で会うって事だっただろ」 衣「でも…でも…」 京太郎「でもじゃない…それに東京で会えただけで俺は嬉しい」 衣「…ぐす」 京太郎「よくここまできたな」 衣「……」服に顔を埋める 京太郎「……」 ーーーーーー! 30分後 京太郎「つまり先鋒で清澄がとんだのか?」 純「ああ…辻垣内一人に全員がやられたい放題だった」 京太郎(智葉さんか…) 純「情けない…合宿までやってこの様だ」 京太郎「……」 京太郎「……敵はとります」 純「えっ?」 京太郎「宮守が臨海を倒します」 純「本気で言ってるのか?あれは別格だぞ?」 京太郎「嘘はいいません。例え臨海が強くても俺たちも強いですから…まあ、俺じゃなくてシロ達が戦うんですがね」 純「ふん、なんだそれ」笑い 京太郎「自慢です、俺の仲間の」 ーーーーーーーー 京太郎「誰と話そう」 一「京太郎、後ででいいから久にメール打っといてあげてね」 京太郎「…そうですね、清澄の皆にも連絡しておきます」 一「うん、そうするといいよ。あと私にもこまめに連絡してくれると嬉しいな」 京太郎「します。さしてもらいます」 一「ありがとう。あと……男子個人おめでとう」 京太郎「あ、ありがとうございます」 一「あとでお祝いのメール送ってあげるからね」小声 京太郎「楽しみにしてます!」 夕方 ホテル 京太郎「……あとで試合だけみておくか」 京太郎「ぶらついてみるか」 京太郎(…智葉さんか。シロなら大丈夫だと思うんだけどな)歩いていて 玄「あっ…」 京太郎「あとでメールしておくか」 玄「あ、あの」 京太郎「…宮守の一回戦は明日からだよな」 玄「す、須賀君!」 京太郎「は、はい!あっ、松実さん」 玄「どうかしたんですか?」 京太郎「いや、臨海の先鋒の対策を考えてて」 玄「…辻垣内さんですよね。今日の試合凄かったから」 京太郎「ええ…交流のあった長野二校が敗退しましたから。宮守の皆には絶対に勝って欲しいんですよ」 玄「…私も明後日に戦うから頑張らないと」 京太郎「頑張ってください。チープな言葉ですが俺にはそれしか言えません」 玄「ぜ、ぜんぜん大丈夫です!寧ろありがとうございま!」 京太郎「えっ?」 玄「男子最強に頑張ってと言われたら十分に励みになります!」 ?京太郎「そんなに対した事じゃないんですがね」照れ臭そうにして 玄「それにお姉ちゃんが須賀くんのおかげで元に戻ったから」 京太郎「…それってどう言う事ですか?」 玄「少し前までお姉ちゃんは少し不安定だったんです…暖かくない、寒いって。前までそんな事は無かったのに急にそうなって…心配してた」 京太郎(……俺のせいと言えない) 玄「でも昨日から須賀くんに会えたから大丈夫って言って前みたいに戻ってくれて…私は妹なのに何も出来なかったけど、須賀くんはお姉ちゃんを助けてくれた」涙目 京太郎「あ、あの…」 玄「これで二回目だよね。本当にありがとうございます」頭を下げているが泣いていて 京太郎「……俺に謝られる資格はない」 玄「えっ?」 京太郎「……」 玄「…それでもだよ。私達は君に助けられたんだから」 京太郎「でも…」 玄「でもじゃないよ。須賀くんって大人だとおもってたけど案外子供なんだね」 京太郎「まだ高1ですから」 玄「そうだったね。そう見えないから忘れてたよ」 京太郎「よく言われます」 玄「良かったら私たちの部屋に来ないかな?」 京太郎「いや流石に他校の部屋に行くのは」 玄「でもお姉ちゃんは須賀くんの部屋に行ったって…」ニコニコ 京太郎「うっ、それは…」 玄「それにお礼もしたいし」 京太郎「わ、わかりました…でも直ぐに帰りますよ?」 玄「うん。私達も夜からまた荒川さん達と打つから大丈夫だよ」 コンマ判定ぞろ目確定 部屋 玄「ただいまー」 宥「おかえり…あれ京太郎君?」 京太郎「どうも」 玄「さっき偶々会ったから誘ってきたの。お姉ちゃんも嬉しいよね?」 宥「う、うん…でも予定とか大丈夫なのかな?」 京太郎「それは大丈夫です。宮守の皆は対策をしてますし、俺はもう大会が終わりましたから」 宥「あっ……男子個人優勝おめでとう」ニコ 京太郎「あ、ありがとうございます。宥さんに言われると少し照れるな」 宥「そうだったら嬉しい…お茶淹れるね」 玄「冷たいのを…」 宥「冷たすぎるとお腹が冷えるから少しぬるいのにしとくね」 玄「うん」 ーーーーーーーーーー コンマ判定全カット? EXEDとEDを省略 ーーーーーーーーーー 京太郎「明後日の試合を頑張ってください。応援してますから」 玄「おまかせあれ!」 宥「慧宇ちゃんとは本気で打つから大丈夫」ニコニコ 京太郎「それならいいです。それじゃあ俺はこのへんで」 スタスタ… 宥「京太郎くん」 京太郎「はい?」 宥「例えこの感情が作られた物でも…私は京太郎君を愛してるから」 京太郎「っ!」 宥「ねぇ、玄ちゃん」 玄「わ、私は……その…」カァァ 京太郎「…俺は一人を選べない人間ですよ?」 宥「私は愛してくれるだけで嬉しい…京太郎君はあったかいから」 京太郎「………だから年上は苦手なんだ」あたまをかいて 宥「いつもそれだね」 京太郎「えっ?……そうですよ。悩んでるのが馬鹿らしくなります」ドアの前まできて ガチャ…ドアを開けて 京太郎「……待っててください。ケジメがついたら迎えにきます」 宥「うん待ってるよ。いつまでも」 バタン… 夜1. 京太郎「……」 京太郎「皆と合流しよう」 ーーーーーーー 京太郎「あれ、シロと胡桃はいないの?」 塞「うんなんか用事があるって」 エイスリン【密談の絵】 京太郎「密談か…」 豊音「私達も明日から試合だからはやく休もうかなって」 京太郎「そうなのか、ごめん」 豊音「うんうん、大丈夫だよ。京太郎は仲間なんだから」ニコ 塞「そういえば京太郎、改めて男子個人優勝おめでとう」 京太郎「おう、ありがとう」 塞「それにしても凄かったね…役満二回は流石にかわいそうになった」 京太郎「いやまあ…仕方なかったんだ。全力でやったらああなった」 塞「京太郎らしいね……どうだった?優勝した瞬間は?」 京太郎「……嬉しさが込み上げてくると思ったんだが実感できないんだ。あっけなかったんだなって」 塞「…たぶん寝る前くらいに実感すると思うよ」 京太郎「そうかな?」 塞「そうだよ」 京太郎「…そうか寝る前か」考えにふけて 塞「あとこれは私の優勝祝い」 京太郎「えっ?」 チュ…頬に 塞「嬉しいでしょ?」ニコ 京太郎「お、おう…」真っ赤になりながら頬をさすり 塞「忘れたら駄目だよ?私だって京太郎が好きなんだから」 京太郎「…ああ、わかってるさ」 ーーーーーー 夜2 京太郎「帰り道に視線を感じた…」 京太郎「栄養素ドリンクを買いにいくか」 コンビニ 京太郎「…レッドブルを飲むと三倍の力で動けると聞いた事があったな」 竜華「また会ったな」 京太郎「あっ、竜華さん。昨日ぶりです」 竜華「レッドブルって…やっぱり疲れてるの?」 京太郎「いや、男子個人も優勝できたし久しぶりに飲もうかなって」 竜華「それってお酒とかに言う事やで。栄養ドリンクを持ちながら言わへん」 京太郎「そうかな?お酒なんかよりも結構好きなんだけど」買い物カゴを見ながらいい 竜華「そうやで」 京太郎「俺はこれを買って終わりですけど…竜華さんはどうしますか?」 竜華「もう少し買い物してこかな。お菓子が無いとトキが拗ねるし」 京太郎「トキさんならいいそうですね」 竜華「そうやろ」 ーーーーーーーー 就寝前イベント 京太郎「…大量のメールがきたな。義姉さん達のメールが一番濃かったがな」 ♪ー 京太郎「またか!」 From 竹井久 会いたい 京太郎「久からか…」 京太郎「電話したいけど深夜前だしな…どこで会うんですかと。たぶん理由は臨海に負けた事だろうな」 From 竹井久 京太郎の部屋…私の部屋でもいい 京太郎「……」 京太郎「…大量のメールがきたな。義姉さん達のメールが一番濃かったがな」 ♪ー 京太郎「またか!」 From 獅子原爽 男子個人優勝おめでとう! 試合を観てましたが凄すぎて反応できませんでした… インタビューを受けてる姿もかっこよかったです! 京太郎「…ありがとうございます。爽さんにそう言ってもらえると嬉しいですと」 From 獅子原爽 わ、私なんかが言って喜んでくれるなら本当によかった… 今日は疲れたと思うのでゆっくり休んでください。 おやすみなさい。 メール、1番下 愛してます、京太郎君。 本当にかっこよかったです。 画像添付 京太郎「画像?」画像を開いて 京太郎「……はっ、予想外過ぎて意識がとんでしまった」 ーーーーーーー 爽「よ、喜んでくれるかな…裸だと引かれると思ったからネグリジェにしたけど…ああーでも…爽さんに言われると嬉しいか……私もそう言ってもらえると嬉しいな」じたばた 成香「またベッドでじたばたしてます…」 ーーーーーーーーー 早朝 京太郎「…目が覚めてしまった」 京太郎「朝ごはんにするか…」 京太郎「とりあえず出たのはいいがどうしたものか」歩いていて セーラ「あっ…京太郎や」少し離れた所から京太郎を見つける ダッ…走り 京太郎「足音?」振り返り セーラ「京太郎!」抱きつこうとしていて 京太郎「せ、セーラ!」 バッ…受け止める セーラ「久しぶりやな、京太郎」 京太郎「あの時以来ですね」 セーラ「そうやで、私は連絡待ってたのに京太郎は連絡くれへんもん」乙女モードverジャージ 京太郎「そ、それは連絡先を知らなかったから…」 セーラ「怜とはネトマとかしてたのに?」 京太郎「あぅ…すいません」 セーラ「でもまあ、許したる」 京太郎「えっ?」 セーラ「こうしてまた会えたんやから。」ニコ 京太郎(か、可愛い…) セーラ「それに京太郎にはお祝いを言わなあかんし。全国男子個人優勝おめでとうな」 京太郎「あ、ありがとうございます」 セーラ「何かあげれたらいいんやけど……なんもないねん」しょぼくれて 京太郎「その気持ちだけで嬉しいですよ」セーラを見ないようにしていて セーラ「…エッチやな京太郎は」汗で色気がでていて 京太郎「す、すいません!」 セーラ「女をそんな目でみたあかんで……まあ、私やったらええけど」 京太郎「えっ?」セーラの方を向き セーラ「京太郎の前では女やからな」少し照れていて 京太郎「……可愛い」 セーラ「あ、当たり前やろ!京太郎の好みに合わせてるんやから!」 京太郎「えっ、あ、その…」テンパる セーラ「冗談や、冗談。正面からの言葉には弱いんやから。それじゃあ、私はもう行くから」 京太郎「き、気をつけてください」 セーラ「わかってる」走って行く 京太郎「ギャップが凄い」 朝 京太郎「…結局食べれていない」 京太郎「とりあえず外に出るか…ホテルの中は負の空気で渦巻いてるからか。……久達大丈夫かな」 京太郎「迫る、ショッカー」鼻歌を歌っていて 竜華「何歌ってんの?」 京太郎「いや、ショッカーって偉大だなって…あっ、竜華さんおはようございます」 竜華「ショッカーってやられ役じゃないん?」 京太郎「俺も詳しくは知らないんだけどな…。やられ役がいるからライダーはかっこ良いんだ」 竜華「ライダーがあんまり好きに聞こえへん言い方やな」 京太郎「…秘密です」 竜華「なんで嫌いなん?」 京太郎「正義の味方は誰も助けてくれないから」虚ろな目で 竜華「えっ?」 京太郎「……なんでもないです」 竜華「…助けて欲しかったん?」 京太郎「…秘密です」 竜華「ならうちが助けたる」 京太郎「はっ?」 竜華「助けて欲しいんやろ?」 京太郎「……」 竜華「京太郎には助けてられぱなしやからな…それでお互い様や」 ギュ…手を繋ぎ 京太郎「…期待せずに待っときます」 竜華「期待しときや。うちは助けるって言ったら助けるからな」 Gyaaaa… 京太郎「…なんだ今の?」 竜華「どうかしたん?」 京太郎「いや、なんでもない」 昼1. 京太郎「シロ達の試合をみようとていたらシロが真面目に打ってる。てか槍が成長してる…な、なにがあった」 京太郎「シロ達に会いに行きたいが…どうしたもんか」 京太郎「……差し入れを買って誤魔化すか」 売店 京太郎「えっと…お菓子を適当に」ラスト一個のクッキーの箱を手にとり 誠子「あっ、それ」 京太郎「えっ?」振り返り 誠子「いやなんでもない……」 誠子(なんで岩手の大魔王がいるんだ?)クッキーをみていて 京太郎「……これどうぞ」 誠子「えっ?でも最後のだし…」 京太郎「別にいいですよ。他のを買いますから」手渡し 誠子「あ、ありがとう」 京太郎「どういたしまして」 昼2 京太郎「……どうしたものか」 選手控え室廊下 いちご「ご主人様?」 京太郎「えっ?」 いちご「久しぶりじゃの」 京太郎「えっと…あの…」 いちご「あの時は言えなかったが今なら言える…ありがとう。助けてくれて」 京太郎「え?」 いちご「ちゃんと聞いてた…カラオケボックスで起きた事を全部」 京太郎「ぜ、全部ってもしかして…」 いちご「うん。瑞原さんや石戸さん達に話をつけてくれた事…」 京太郎「うっ…」 いちご「ちゃちゃのんは約束を守るから」 京太郎「約束?」 いちご「うん。トップアイドルになったらちゃんとご主人様の所に行くから」 京太郎「ご主人様ってまさか…」 いちご「ちゃちゃのんの事を奴隷にしてくれるんじゃろ?」 京太郎「ちょ、ちょっと待った。そ、それでいいのか、あの日にしか会ってないんだぞ!」 いちご「構わないよ。ちゃちゃのんは知ってるから」 京太郎「知ってるって何を?」 いちご「……ご主人様の秘密。全部、瑞原さんに聞いた」 京太郎「はやりさんか…」 いちご「だから大丈夫。ちゃちゃのんはご主人様と居るって決めたの。あの日、ご主人様が送ってくれた日に」 京太郎「……」 いちご「…私は貴方の為に生きるよ」 京太郎「……」 京太郎「…はやりさんに何を聞いたかは知らない。だが俺はあんたを襲おうとした屑だ。そんな事を言ったらいけない」 いちご「その屑がちゃちゃのんを助けてくれたんじゃ…ならちゃちゃのんはその屑に尽くす」 京太郎「…そんな理屈あり得ないだろ」 いちご「ありえるんじゃ…ちゃちゃのんは京太郎の事が大好きじゃから愛しちょる。出会いは最悪じゃったがこの気持は最高じゃけん…」 京太郎「だからそれは…」 ギュ…いちごが京太郎を抱きしめて顔を向かい合わせて チュ…クチュ…クチュ… いちご「ぷはぁ…偽物なんかじゃない。私は君を愛してるから」 スッ…バタバタ…走って行く 京太郎「……なんなんだよ。はやりさんの馬鹿野郎」 夕方 京太郎「疲れた」 京太郎「とりあえず皆と合流しよう」 ホテルA 白望「試合観てた?」 京太郎「観てたぞ。槍を滅多打ちしてたな」 白望「…京太郎のせい」 京太郎「俺はなにもしてないだろ」 白望「…京太郎が悪い」じとめ 京太郎「お、俺は悪くない…はず」 白望「…明日はどうするの?」 京太郎「二回戦だろ?もちろん応援するぞ」 白望「どこで?」 京太郎「皆と同じ部屋か観客室かな」 スッ…京太郎にもたれかかってきて 白望「あんまり他校に色目使わないでね…」 京太郎「そんなつもりは…」 白望「佐々野とキスしてた…パンツも前に持ってたし」 京太郎「ごめんなさい」 白望「許す…だるいから」 京太郎「これってあれだな不倫がばれた夫と妻の図だな」 白望「……馬鹿」 京太郎「えっ?」 白望「明日頑張るから…」 京太郎「応援するぞ」 白望「勝ったらご褒美ちょうだい」 京太郎「それだったら俺だって男子個人のお祝いを…」 チュ…皆には見えないように口を防がれて 京太郎「し、シロ!」小声 白望「明日、期待してるから…」 腕に抱きついて寝始める 京太郎「あぅ……勝ったらな」 白望「勝つよ」 夜 京太郎「……どうしようかな」 京太郎「ホテルをみてみるか」 京太郎(清澄の誰かに会うと思ったんだけどな…) 桃子「あれは…京太郎?」 スタスタ…近づいてきて 京太郎「あれモモじゃないか久しぶり」 桃子「わ、私が見えるっすか?」 京太郎「見えるも何もずっと見えてるだろ」 京太郎(あのチョーカー…まさかな) 桃子「やっぱり京太郎だけっす!」 ギュ…抱きついてきて 京太郎「急にどうしたんだよ?」 桃子「…ステルス力が増して前より皆に見えなくなったんすよ」 京太郎「それは不味くないか?」 桃子「あんまり変わらない…でも京太郎が見えなくなってたらどうしようとは思ったっす」 京太郎「…大丈夫だ。俺はモモが視えるからな」 桃子「…そうっすね。やっぱり私には京太郎だけっす」ボソ 京太郎「えっ?」 桃子「そういえばまだお祝いをしてなかったっすよね?」 京太郎「お祝いってなんだ?」 桃子「全国優勝のお祝いっす」 京太郎「いや別にそんな事をしなくても…」 桃子「大事な事っすよ!」 京太郎「…そうかなら貰おうかな」 桃子「……」 桃子「なら丁度良いものがあるから私の部屋にくるっす」 京太郎「流石に部屋に行くのは不味いだろ」. 桃子「大丈夫っすよ!さあ、はやく」引っ張って行き 京太郎「ちょ、モモ!」 ーーーーーー 部屋前 京太郎「俺はここで待っとく」 桃子「なにいってるっすか。はやく入るっす」 京太郎「いや他校の男子が個人戦の選手の部屋に入るのは…」 桃子「私に助べえな事をするつもりっすか?エロ本みたいに?エロ本みたいに?」 京太郎「…そんなつもりはないが間違いは起きる可能性はある。一応その…俺はモモを一回振ったから」 桃子「っ…私は京太郎になら襲われてもいいっすよ?」 京太郎「モモ!遊びでそんな…」 桃子「遊びじゃない!私は本気!」 京太郎「……」 桃子「断らなくなったんっすね」 京太郎「…色々とあったんだよ」 桃子「岩手の人達が羨ましいっす」 京太郎「…ごめんな」 桃子「とりあえず入るっすよ。直ぐに済むっすから」 京太郎「駄目だ」 桃子「もう強情っすね…ならとってくるっす」 ガチャ…部屋に入る ガチャ…部屋から出てきて 桃子「これっす!」石ころを見せて 京太郎「…石?」 桃子「ただの石じゃないっすよ。妹尾先輩が拾った石っす」 京太郎「…つまりなにか?特別な力があるって事か?」 桃子「そうっす」 京太郎「…ありがとうもらっとくよ」 桃子「はいっす…あとこれが本命っすよ」石を見るために京太郎の顔は下を向いていて チュ… 桃子「マーキングっす」 京太郎「あっ…モモ!」 桃子「それじゃあ私はもう寝るからお休みなさい」真っ赤 ガチャ…部屋に逃げて行く 京太郎「ああもう…可愛すぎるだろ」 ーーーーーーー 桃子「やっぱり京太郎が一番っすよ…ねえ、妹尾先輩」 佳織「すぅ…」寝ていて カピー「パカパカ(平穏じゃないな」 京太郎「いやまあ、色々と大変だ」 カピー「パカパカ(願いで世界創生ができると知ったら余計悩むんだろうな」 京太郎「…そうだ、これを貰ってきたんだけどなんだと思う?」石を見せて カピー「…誰に貰った?」 京太郎「モモ経由の妹尾さんが拾ったらしい」 カピー「…幸運か。面倒な物を拾って主に託したな」 京太郎「それでこれはなんなんだ?」 カピー「パカパカ(答えたくない」 京太郎「カピー、それは無しだろ」 カピー「パカパカ(……それは運命石だ」 京太郎「運命石?なんだそれ?」 カピー「パカパカ(……潰していいか」 京太郎「…そんなにやばいのか?」 カピー「パカパカ(…自分の負の遺産などみたくはないだろ。教えてやろう、これはな結果をだけを残す石だ。過程はもう終わった事になり、結果だけを示す」 京太郎「……俺にわかりやすく説明してくれ」 カピー「パカパカ(ふん。使われたくないから教えん」 京太郎「ケチめ」 カピー「パカパカ(なんとでもよべ」 就寝前 イベント 京太郎「…なんだろう、いろんな人からメールが来る」 From 松実宥 今日はまた荒川さん達と麻雀を打ちました…荒川さんが京太郎君の事を探してたよ。 そっちはどうだった? 京太郎「こっちも今日は忙しかったですよっと…」 From 松実宥 そうなんだ。身体には気をつけてね。優勝して気が抜けて体調を崩したらダメだからね 京太郎「気をつけます。宥さんも気をつけてくださいね」 From 松実宥 私は大丈夫。京太郎君が応援してくれるならあったかいから。 夜遅いからもうこれでするね。お休みなさい。 愛してる、京太郎君 京太郎「……」鼻血がでていて ーーーーー 宥「明日、頑張らないと…慧宇ちゃんには負けられない」 早朝 京太郎「ふわぁ…」あくびをして 京太郎「…少し走るか」 ーーーーーーーー 京太郎「ふぅ…」適度に汗をかいていて 爽「あっ、京太郎君だ」 京太郎「あっ、爽さん」 爽「トレーニングですか?」 京太郎「はい。身体を動かしておこうかなって」 爽「そうなんだ…汗の処理だけは気をつけて」 京太郎「はい。風邪だけは笑えませんから」 爽「あっ…ハンカチがあるんで少しだけなら」 スッ…汗をふき 京太郎「す、すいません!あのそれはあらって返しますから…」 爽「大丈夫だよ。それよりもシャワーにきちんと入ってくださいね」 京太郎「は、はい…」 爽「あと…無理かもしれませんが良かったら今日の試合を応援してくれると嬉しいです」 京太郎「それは…」 爽「無理ですよね…すいません、こんな事を言って。それじゃあ私はこれで」 スタスタ… 京太郎「爽さん!」 爽「はい?」 京太郎「…頑張ってください」 爽「…は、はい!」満面の笑み 朝 京太郎「どうしたものかな」 京太郎「差し入れを買って皆と合流しようかな」 ホテルB売店 京太郎「…ポテトチップスと後はそうだなこれとかもいいかな」 佳織「あっ、須賀君」 京太郎「うん?妹尾さんお久しぶりです」 佳織「本当に久しぶりだよ。男子個人優勝おめでとう。すごくかっこよかったよ」 京太郎「ありがとうございます。妹尾さんも個人戦頑張ってくださいね」 佳織「うん…強い人はいっぱいいるけど頑張るよ」 京太郎「そういえばモモから妹尾さんが拾った石を貰ったんですが返しましょうか?」 佳織「石?ああ、あれなら良く拾うから大丈夫だよ」ニコニコ 京太郎「えっ?」 佳織「御守りみたいなものだから。いつも拾って良い事があったりすると消えちゃうの」 京太郎「良い事?」 佳織「うん。飴が食べたいとか小さな事なんだけどね」ニコニコ 京太郎(…間違いなく妹尾さんだからそれで済んでる気がする) 昼1. 京太郎「いよいよだな…」 豊音「シロなら大丈夫だよー」 エイスリン「大丈夫」 胡桃「そうだね」 塞「シロなら問題ないよ」ニコニコ 京太郎「…なんかなれてないか?」 一同「信頼してるだけだよ」 会場 白望「よろしく」 成香「よろしくお願いします」 煌「よろしくお願いします!」すばら 小蒔「よろしくお願いします」 小蒔(眠くなってきた……) 天津日高瓊瓊杵尊 憑依 白望(ダルい…一番強いのがきた) 白望(とりあえず親をやめさせないと…) 最善を引き当てる者発動! 成香(いい感じです…) 煌(悪くない手牌…すばらです!) 小蒔「……」 白望「ツモ、2000.4000」 白望(京太郎の槍!……防げない!) 成香(まだまだチャンスはあります!) 煌(攻めていきます!) ザシュ×3 小蒔「ツモ、8000.16000」 白望(不味いこのままじゃ勝てない…) 煌(まだまだ大丈夫) 成香(…これで聴牌、素敵です!) コトん… 小蒔「ロン、7700です」 白望(槍の効果がまだのこってる…京太郎) 成香(ま、まだ大丈夫) 煌(これかれですよ!) コトん 小蒔「はっ、寝てました!それロンです…えっと1000点です」 白望(ここからが勝負…ラス親じゃなかったら…) 白望(最後の時にツモアガリだけはさせられない…) 白望「ちょいタンマ」 革新者発動! 白望「こっちを切る…」 開闢の槍起動! 成香(南入り…これから) 小蒔(あの槍は危険ですね…) 煌(これでどうですか?) コトん…ザシュ! 白望「ロン、24000」 白望「ちょいタンマ…」 革新者発動! 白望「少しへんだけどこっちで」 開闢の槍起動! 成香(聴牌できてるのに上がれない…) 小蒔「……」 煌(まだまだ…まだ諦めませんよ!) コトん…ドス… 白望「ロン、四暗刻単騎、32000」 煌「っ…」涙目 白望(槍できなかった…) 煌(……捨て駒まかされました)涙目 成香(これで…) 小蒔(……) 白望「ツモ、2000.3900」 小蒔「おいでませ…終焉の時」ゴゴゴゴゴ… 神々の黄昏発動! 成香(せ、先輩より怖い…)がくぶる 煌「ヒッ!」 白望(きた…でも私は負けない) 白望「…ちょいタンマ」 最善を引き当てる者発動! ??「人の身で我らを防ぐか」 白望(……これでいける) 小学「……」 コトん… 白望「ロン!11700」 白望(凌いだ…後はどこかを飛ばすだけ) 小蒔(はっ…寝てました…頑張らないと) 煌(連荘させるかさせないか…迷うところです) 成香(オーラス連荘…嫌) コトん… 白望「ロン、12000」 白望(……まずまず)槍の完成 小蒔(このまま逃げ切る) 煌(……つらいですね) 成香(これなら大丈夫のはず…) コトん…ザシュ… 白望「ロン、12600」 白望(削って行く)槍の完成 小蒔(このまま…大丈夫) 煌(聴牌できない…) 成香(どうすれば…) コトん…ザシュ… 白望「ロン、12900」 白望(…槍ができない) 小蒔(あがれません) 煌(……) 成香(…ごめんなさい)涙目 白望「ツモ、8000の四本付け」 白望(…はやく終わらないかな) 成香(……)涙目 煌(諦めません…) 小蒔(これで聴牌) コトん…ザシュ 白望「ロン、11700の5本場」 白望(永水にはここで負けて欲しい……狙うか) 成香(…が、がんばらないと) 煌(あきらめませんよ) 小蒔(これで…役満です!) コトん…ザシュ 白望「ロン、37800」 白望(…失敗した?) 小蒔(…力が出ません) 成香(……負けない)涙目 煌(まだまだ…) 白望「ツモ、8700オール」 煌(……誰もとばさせません!) すばら発動! 白望(邪魔はさせない) 時を超えた絆発動 一同「聴牌」 煌(諦めませんよ!) すばら発動! 白望(目障り…) 怠惰の真髄発動! 成香以外「聴牌」 成香「ノーテンです」 白望(やっとできた…)槍成功 煌(諦めませんよ) すばら発動! 開闢の槍により封印します。 白望(少し黙ってて) 小蒔(これで…) コトん…ザシュ… 白望「ロン、八連荘だから48000」 白望 役満 ロン 対象 成香 小蒔(聴牌…これで二位にはなれる) 白望「ちょいタンマ…」 革新者発動! 白望(……)槍完成 煌(力がでない…) 成香(これで…) コトん…ドス… 白望「ロン、国士無双.50700」 白望 415100 成香 -29900 煌 6900 小蒔 7900 宮守が勝利しました。 宮守と永水が二回戦進出です。 アナウンサー「これはどういう事なのでしょうか…」 はやり「まさに岩手の大魔王だね☆」 アナウンサー「嬲っているように見えたのは私だけでしょうか?」 はやり「それはどうかな☆小瀬川選手は神代選手の猛攻を防いだから嬲ってはないよ☆」 アナウンサー「ですがオーラスを上がった時点で連荘するのはどうなのでしょう」 はやり「それこそ外野だから言えるんだよ☆全国大会なのに勝つチャンスを逃してどうするの☆」 アナウンサー「それは…」 はやり「褒められる事はあっても貶される事は無いよ☆少なからず小瀬川選手の背中には一回戦で負けた高校の県と岩手県の麻雀部の高校生の期待がかかってるからね☆」 アナウンサー「…そうですね、私が間違っていました」 はやり「解ってくれたらそれでいいよ☆」 廊下 白望「…」 京太郎「…お疲れ様。疲れただろ」 白望「うん…永水はやっぱり強い」 京太郎「全国区の魔物だからな」 白望「怒ってないの?」 京太郎「……半分は怒ってる。でもシロは本気だったから仕方ない」 ギュ…おんぶ 京太郎「次はスマートに勝てよ」 白望「…善処する」 京太郎「これでシロも岩手の大魔王だな」 白望「お揃いだね…」 京太郎「そうだな。夫婦みたいだな」 白望「…悪くない」ボソ 京太郎「……今のやっぱり無しにしてくれ恥ずかしい」 白望「いや」 京太郎「…しかたないか」 一位臨海 二位姫松 三位白糸台 四位阿知賀 負けた。 「決勝進出を決定したのは臨海高校と姫松高校だ!」 テレビから聞こえてくるソレは私が思ってたものとは違う。 「すまない…照」 親友が泣いて私に謝る。何故泣いて謝るの菫? 「私がもう少し稼げていたら…」 大好きなお茶に涙を落としながら後輩が私に謝る。何故そんな顔をしているの? 「私が悪いんです…」 普段ボーイッシュな後輩が悔しさから泣いている。誰も責めてないのに。 ガチャ… 扉の方を向くと淡が必死に涙を堪えて立っていた。泣きたいはずなのに身体小さく震わせながら立っていた。 「おいで」 私はそう言って淡を呼ぶ。泣きたい時には泣かないといけない。 「でも…」 その場から動かない淡を見て私は彼女に近づいて抱きしめた。 「頑張ったね」 私が唯一かけてあげられる言葉。この場に居る誰もに贈る言葉。 「ご、ごめんざい…負けちゃった…本当にごめんざい」 私の胸に顔を埋めて淡は泣き崩れた。それを火蓋に皆が一斉に泣き始める。私以外の皆が泣いていた。 「良いんだよ…頑張ったんだから」 本当は泣きたいはずなのに…泣くべきなのに私の頬が濡れる事はなかった。 私はまた勝つ事ができなかったのだから…流す涙はもう何処にも無かった。 選手控え室廊下 「照」 振り返るといつも通り彼がそこにいた。 「……久しぶりに飯でも行くか」 そう言って彼は立ち止まったまま私に聞いてくる。 「……お腹空いてない」 「そうか…」 沈黙が生まれる。彼は私を励ましにきたのだろうか?私はこれから先に何が起こるかを知らない。私の記憶はいつもここで終わっている。 「ごめんね、京ちゃん…負けちゃった」 自分でも驚くほどに簡単にその言葉が出た。1番知られたくない筈なのに私は彼にそう告げたのだ。 「知ってる試合を観たよ」 彼はそう言ってゆっくりと私に近づいてくる。いつも歩くスピードより少し遅い位のスピードで。 「ごめんね…約束を守れなかったや」 胸が熱くなる。皆と居ると時には何も無かったのに私の胸の中が段々と熱くなっていく。 「臨海の辻垣内さんと阿知賀の 松実さんが強くて飛ばせなかった」 顔が下を向く。言い訳だとわかっているのに言葉を紡いでいく。私はこの時に気がついた…私は負けた事が悔しいのだ。 「そうか」 彼の言葉がさっきよりも近づいてくる。全てを知ったあの時に誓った約束を私は果たせなかった。なのに彼は私に歩みよる。 「…本当にごめんね」 「バカだな…謝る事なんて何もないだろ」 彼はそう言って私を抱きしめた。いつもより少し強引に力強い。 「俺の方こそごめんな…3年間一人にして」 何を言ってるんだろう…白糸台を選んだのは私の意思だ。京君が謝る事なんて何もない。 「ずっと照が頑張ってた事を知ってた。あの約束の為だって事も」 抱きしめられる力がまた強くなるそれと同時に私の肩に水滴が落ちてきた。顔を少しあげると彼が泣いていた。 「俺も男子最強になったから…これで対等だ。だから泣いて良いんだ」 泣いて良い?私が?でももう流す涙なんて… 「感情を抑えなくていいんだ…もう俺達は鏡合わせじゃなくていいんだ。やっと…やっと俺は照に追いついた。もう頑張らなくていいんだ」 頑張らなくていい?でもそれじゃあ京ちゃんがまた独りぼっちになっちゃうよ? 「大丈夫だから俺はもう照の隣に立てるから。もうゴールしていいんだ」 「本当にいいの?」 意思とは反して口がうごく。 「ああ、いいんだ」 五年前に彼を初めて鏡で観て辿り付いた真実。 「もう頑張らないよ?」 「大丈夫だ。もう十分に頑張った」 彼は知らない。本当の真実を…だから私は彼に約束した。 「もう京ちゃんの事を護ってあげられないかもしれないよ?」 「次は俺が照を守る番だ」 健夜さんや良子さんすら彼を本当の意味では理解してなど居なかった。 「ならもうゴールしていいよね?」 「していい。約束は守られたんだから」 彼は真実を知らないまま生きていく。それはとても不幸なのかもしれない。でもそれが誰も傷付く事のない唯一の方法。 「…ごめんね、京太郎」 「謝らなくていいって言ってるだろ」 違うんだよ京ちゃん…私はこれから先ずっと京ちゃんに隠し事をして生きていく。 「本当にごめんね」 胸の熱さが目頭にくる。 「許すから…俺は照の事を許すよ」 頬を伝う涙は誰の為でも無く、自分を抱きしめてくれている愛しい男に対する贖罪の涙だった。